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奇病戦士の朝は始まる
「なんか怖い・・・」ある時、1人の青年が結晶で溢れる洞窟を彷徨っていた。その時、目の前が少し明るくなった。いや、彼の心臓付近から2つの光の玉が分離したのだ。「待って!」青年がそれを追いかける。青年が光に追いつくと、光は2人の幼子になって寝ていた。1人は黒髪で、銀メッシュ。そしてもう1人は亜麻色髪に黒メッシュ。青年は目を奪われていると、亜麻色髪の幼子が目を覚ました。その瞳は彼と同じ緑。続いて目を覚ました片方も緑だった。「っ!」彼は息を呑んだ。なぜなら2人は彼にそっくりだから。「ああそうか。君たちはOOO OOOだもんな。そうだ、一個話してもいい?」
そして2人の幼子は茶髪に金のメッシュが入り、2人と同じ透き通った緑の目をもつ青年を見つめていた。
窓から光が差し込む。僕、リベリカはそれで謎の夢から目が覚める。
「・・・なんだったんだろ?あの洞窟、なんか見たことあるかも?」
ふと気持ちを切り替え、窓の外を見る。昨夜、人工のネオンに照らされていた街並みは、今は朝日に照らされていた。
僕の名前は芦亜リベリカ。物心ついた時には肉親というものは存在しなく、かといって親の記憶も一切ない。まあなんやかんやあって今はここに1人暮らしなんだが、僕の仕事はと言うと・・・
「あ、今日は研究所の出勤日!」そう、僕は研究員。そしてただの研究所ではない。
その時ふとテレビのニュースに目がいく。
『先日、フロス奇病研究病院にて、宝石病の治療が幸崎 恵梨佳さんによって発見されました。α薬の投擲により・・・』おお!僕の知り合いの恵梨佳が出てる!!・・・あ、そうそう!
僕が働いてるのはこの『フロス奇病研究病院』!
一時ネオンの成分によって様々な種類の『奇病』が流行り、蔓延してった。そこで奇病の研究を行い、治療を見つけるのがここ。一応半分以上の奇病は治療されているけど、大半は手付かず。それでも奇病を研究してるんだ!
「よ・・・」僕はいつもの胸に青の綺麗な飾りがついた軍服のような服を着る。準備はできた。
「・・・」そういえば・・・
今日も僕の声は戻ってこないな。
実は僕、奇病を研究してる身でありながら自身も奇病にかかっている。そのなも『声帯同一性症候群』
毎日めぐるましく声帯の構造が変わり、あるときはアイドル。ある時はなんかすんごいイケボの声帯になる。今日はまあまあかっこいいくらい?でも、ここ10年以上、自分の声を聞いていない。 早く戻ってほしい・・・
「まあ、いってきます!」僕は威勢よく家を出た。
『次は、終点フロス・ルーチェス中心部〜』やがて電車に乗り、僕は研究所のある中心部に電車で向かう。え、軍服で目立たないかって?だってこの街はサブカルファッションや派手なファッションが多いからなんてことない。 そして電車を降り、改札を越えて、いくつかのエスカレーターを乗り、駅を出る。すると、今の時間は消灯してるネオン管がはり巡らされたビルが目の前に広がる。やっぱりこの光景は何度見ても飽きない。そして軽やかな足取りで、人混みの中を通っていく。
大きなスクランブル交差点を少し越えたところに研究病院はある。まあ病院といっても、僕は研究員だから医療的なことはしないけどw
そしてスクランブル交差点の歩行者信号が青になった、僕はさっきより多い人混みに負けぬように歩いた。そして研究病院の前に着く。
「ついた・・・」そして僕は控え室で上に白衣に着て、エレベーターで研究室へ行く。
「6階です。ドアが開きます。」機械的なアナウンスと共にドアが開く。そして目の前の研究室の扉に手をかざし、あけた。
「おはようございます〜今日m」
(?)「ちょっと!!リベリカ!!」(?)「りべりかぁぁぁぁぁぁぁぁ!きいて×2!」
「ちょいちょい、朝から責任者2人焦ってどしたw」しかし僕のツッコミを無視し、2人は話す。
「「__________!!」」
「・・・は?!」
ども!このシリーズから後書き少し短くしたいほこみんです(笑)
今日から始まりました!リベリカの小説!つきみやでは結構謎なキャラのリベリカの本当の姿がこの作品では見れます!
そしてなんといっても、この小説の企画に参加してくださった方々、あざす!(今も絶賛募集中です!)
左と言うことで、新シリーズ、これからご愛読お願いします!!!!!