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きみとまた会う日まで…
あまのめあ
過去に戻っちゃうみたいな感じですね(?)
リクエストも( `・∀・´)ノヨロシク✨
「はっ!」
私は、体を起こした。
「え…?私、生きてるの?」
ふと、自分の手を見た。自分の手が取っても小さくなっていた。
ここは、20年前の世界。そして、私だ。なぜだかわからないけど、
すぐに信じることができた。だって、あんなことが起きたから…
ー20xx年✖月✖日 〇時〇〇分〇秒ー
私は、仕事をしていた。いつものように。小学校からの幼馴染と居酒屋で
他愛もない世間話をしていた。この日常が幸せだった。ずっと続けばいいなと思った。
そう。そう思った。だけど、その日常はあるテレビの報道ですべてが砕け散った。
それは、私だけじゃない。この居酒屋にいる人だけじゃない。日本中にいる人だけじゃない。
世界中の人たちの、未来が壊れる報道をみんなが見た。それは
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「緊急速報です!」ニュースキャスターが大慌てでしゃべる。
「現在、この地球に大規模の隕石が向かっているとのことです…。」
みんなは、じゃあ隕石が当たらないところの避難すればいい。誰でもそう思うだろう。
だが、そんなことは一言で砕け散った。
「この隕石は、地球より大きい隕石だと宇宙ステーションは言っています。」
え?誰でも思う。地球より大きい?ということは、逃げ道が…ない。
金持ちなら、宇宙に逃げることだって簡単なことだろう。
だが、私たち庶民は、そんな大金はない。ただ死ぬまでの時間をどう過ごすのか
これだろう。私は、信じられなかった。隕石なんて、漫画とか物語の中だけだろう。
一瞬、世界が静かになった。だが、そんなのも束の間、悲鳴、怒り、叫び声
全てがこの世界を包んだ。私は、幼馴染を見た。幼馴染は、泣いていた。
静かに、涙だけを流していた。私は、幼馴染に抱き着いて泣いたずっと泣いた。
ニュースキャスターも泣きながら真実を言った。
「この隕石が地球に当たるまでの時間、およそ3日後です。ううぅぅぅうわぁぁぁぁぁ」
あぁぁ、あと3日しか生きられないのか…。いや、まだ3日もいきれるのかぁ。
私は、3日間のスケジュールを決めた。1日目は、幼馴染と一緒にいる。
2・3日目は、家族といる。あぁああぁぁぁぁ、私死ぬのか。
なぜだろう。ずっと死ぬのを待っていたみたいに、
ぱっとあまたの中で整理ができた。
ー地球滅亡まであと3日ー
幼馴染と、アルバムを見ながら思い出に浸っていた。涙を流しながら。
「楽しかったね。」「そうだね。」
この会話が幸せでたまらなかった。
私たちは、好きなものを食べて、その日眠りについた。
ー地球滅亡まであと2日ー
幼馴染と別れを告げてから、実家へ帰った。歩いていける距離で良かった。
家にはいると、家族が涙目で私を迎えてくれた。何もかもが、
懐かしい。母の手料理。兄の声。父の笑い声。私も笑顔になった。
その日は、みんなでゲームをして寝た。
ー地球滅亡まであと1日ー
あぁぁ。最後の日になってしまった。この日は、何もしなかった。
自分が死ぬことも考えなかった、ただ。あれがしたかった。
この人に告白したかった。そんなことばかり考えていた。
空から、大きな石が見えた。あぁぁ。死ぬんだ。
やっと思った。私は、叫んだ。普段内気な私だが、叫ぶときは叫ぶ。
「みんな、今まで本当にありがとうううううう!!!!!」
もう、恥ずかしさも何もない。家族とぎゅっと手をつないで、
空を見つめた。
ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴォォォォォォォォッッッッ。
そして、今に至る。幼馴染がいた。家族がいた。私は、 泣いた。
なんか、悲しいですね(?)