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ifストーリー まろせん、まじのニートに……
みなち
「職、失いました」
ちゃんと正当防衛だったんだからね!?
えー、私、白羽まろ。なぜ職を失ったか一部始終を話します。
◇ ◆ ◇
この学校には鬼山鬼子という、美術教師になりたくてこの学校に来たけど私がいてなれなかった(?)先生がいる。
その先生は今モブ先生として全員に厳しい。そして生徒や先生を見下すタイプの人間だ。そのため私とは真逆で嫌われているんですよね……
まぁ当たり前でこの学園の教師とも相性が悪い。特に私とはばっちばちだ。
ある時、私が美術室で絵を描いていると例のやつが来た。
「白羽先生、今はホームルーム中なのでは?」
「あー、ホームルーム終わったんで自習しとけーっていったんで気にしないでください」
「そんなので担任が務まっているのですか?やはり私、鬼子が3組の担任を……」
「はいはい、長い説教なんて聞いてないんですよ」
「はい?私はあなたのために……」
「私子供じゃないんで。」
「それと、あなたのクラスの金髪の生徒ちるじやないですか?」
「あー、はい」
「あの人よくサボってますけど?もしかして気づいてないんですか?まぁ、あの人は頭も悪く、サボり癖もあります。もっと教育をすればいいんじゃないですか?」
「は?みながよくサボってるのは知ってるんですよ。サボってんのここの隣、美術準備室なんで。それと、鬼山先生、その見下す態度やめてくださいよ?」
「見下してなんかありません。正論を述べているだけです。そういう貴方こそ、生徒を贔屓したりしているんじゃないですか?それに教師なのにピアスを両耳で8個も付けていて、舌ピアスも3つつけているらしいですよね?それとさっきの金髪の……」
奴がそういいかけた瞬間、私はそいつを殴っていた。
まぁ元ヤンの血が騒いだんでね。
気がつけば奴の意識はなくて、私の手は血だらけでした。床も血だらけになってました。その時チャイムがなって、次、3組美術だったな、と思いながらこいつを片付けようとしたら……
_ガラッ
「失礼しまーす」
「失礼しまーす!」
「あ」
「「え??」」
「し、白羽先生……?」
運悪く猫夢と如月に見られてしまいました。
ここから人だかりができて、先生も呼ばれて私は校長室に連れてかれました。校長室校長の体臭で臭いからいきたくない……ゲフンゲフン(^q^)
「白羽先生、これはどういうことですんごか?」
「知りませんけど」
「生徒から聞くとあなたが引きずってどこかに連れていこうとしていたと聞いたンゴが?」
「だから知りませんって」
「理由によっては退職も有り得ますんごよ?」
「……」
「本当のことを言って欲しいンゴ。」
「実はー…………」
「懲戒免職ですンコねぇ……さすがに正当防衛だとしても意識が無くなるまで殴るのはダメだと思うンゴ」
「職、失いました」
とりあえずその後家に帰りましたよ。慰謝料はたんまり払えるほどのかね持ってるんで困りませんけどね。へっへっへ
◇ ◆ ◇
「あ、おかえり〜。早退?」
「……うん」
「体調悪いの?」
「違う」
「なに?」
「実は……」
私がやっていた3組の担任、美術教師は鬼山が担当することになったらしい。
あ、ちなみに意識は5時間ほどで戻りましたよ。傷だらけだったらしいですが。
「へぇ……みなあいつに目付けられてるからなぁ……」
「あとさ、なんで、先生殴ったの?」
あ、ここは省略でお願いします()
◇ ◆ ◇
「あたしのために、身体はらないでいいのに……?」
「みなは大事な妹だもん。そんなこと言われちゃお姉ちゃんは怒るでしょ」
◇ ◆ ◇
(3日後学校にて)
あたし、天音みなはふぁんたじーがくえんに通っているんですが、
あたしのお母さんの妹、義理の姉があたしのクラスの担任だったんですが色々あり懲戒免職になりました。
それで学校中は大騒ぎです。
「えーん!白羽先生いないと寂しいってぇー!」
「それなー!あの鬼ヤマンバとかマジ無理」
「白羽先生優しくて楽しかったもんね」
そう女子や男子たちが喋っていた。あ、ちなみに今日は美術があります。
「あ、みなおはよーっ」
「おはよー」
「今日、美術あるね……」
「だねー。」
「鬼ヤマンバかぁ……めん……」
あたしがそう喋った瞬間、後ろに鬼ヤマンバ……鬼山先生がいた。
「鬼ヤマンバとは、誰のことですか?天音さん。」
「お前以外誰がいんだよ。頭働かせろよ」
「あなた……教師に向かって……!」
「みな…!それぐらいにしなって、」
「そうだよ、」
つむぎとあおに止められたがあたしは止める気がない。
「今回は見逃してあげますが、次は許しませんよ。あとそのピアス、ネイル、スカート校則違反です。」
「あたしにだけ厳しすぎなまじ」
「ね、私とつむぎ何も言われなかったのに……」
「とりあえず美術いく?」
「そうだね。」
「みなはどうする?」
「サボる。」
「分かった。準備室だよね?」
「うん」
◇ ◆ ◇
あんな鬼ヤマンバの美術なんか受けたくないわ…と思いながら準備室に入った。
隣からは授業の声が聞こえる。あの鬼ヤマンバの声が
『あれ?天音さん知りませんか?』
「体調悪いらしいので保健室いってます」
『そうですか。』
体調悪いってのは嘘だけどね。
あ、これまろ姉の白衣だ。持って帰ってあげよ、そう考えた瞬間、扉が開いた。
「天音さん。今は授業の時間です。こんな所で何を?」
「……チッ」
「教師に向かって舌打ちとは、なんと無礼な。」
「知らねぇよ。」
「準備室は生徒は普段はいれないはずでは?何を?」
「……」
「このままでは成績1ですね。やっぱり白羽先生の生徒なだけあって、頭が悪いですね。」
「は?白羽先生はなんも関係ないだろ?あたしが頭悪ぃだけなんだから白羽先生のこと悪く言うなよ」
「まぁ、なんという無礼さ。後で生徒指導室に来なさい。早く美術室に戻ってきなさい」
「は?無理」
「無理やりでも連れていきます。」
「触んなよ」
◇ ◆ ◇
「みな、大丈夫かな……」
「鬼山先生、準備室の方いっちゃったし、なんか喧嘩みたいな声も聞こえるし。」
「だね。だれか呼んでくる?」
「そうだね。夢亜先生、みなとなかいいし呼んでくる?」
◇ ◆ ◇
「だから離せ!触んなよ!」
その瞬間、誰かが入ってきた。
「夢亜先生?なにか御用で。」
「あの、みなはま…白羽先生から許可を得ているんです!なので許してあげてもらえませんか?」
「ダメです。それは白羽先生のルールでしょう?今は私が先生なんですから。」
「なら、みな、音楽準備室くる?」
「行く、」
「分かった。行くよ」
「夢亜先生!何をしているんですか!!いまは美術のじかんです!」
「は?お前のせいで私の友達、まろは職も失ったんだよ。お前が失えばよかったのに。被害者ズラしやがって、次は、ただじゃおかねぇからな?」
「なっ……」
◇ ◆ ◇
「あ、戻ってきた」
「では、絵を描きたいと思います。自分を描いてください」
「霧姫さん、なぜ天音さんの机を?」
「みなの荷物、まとめようと……」
「天音さんにそのような事はしなくていいです。自分のことを考えてください。今は絵を描く時間ですよ?」
「あの、でも……」
「ダメったらダメです!」
その瞬間、教室に大きな音が響いた。
「無久くん!!大丈夫!?」
「いった……って、」
「殴られた時、すごい威力だったから血、出てるよ……?」
「嘘でしょ……」
そのあと無久は保健室に行きました。
◇ ◆ ◇
「みな〜!それ、まろの白衣でしょ?」
「そーなの!美術準備室に置かれてた!」
「やっぱり〜!それ、今日持って帰ってあげな。」
ifストーリー、楽しい