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Auftakt#12
『うん,きっと!私が行くから,待っててね』
その文字を見つめる。ワカクサがいることがわかる,一文だった。
私は,自分の瑠璃色のスマホをポケットにしまい込んだ。
瑠璃色は,私が1番好きな色だった。
深くて凛としていて,それでいて自分を包みこんでくれるようなあたたかさがある。
私に「ルリ」の名前がつけられて,よかった。本当によかった。
自分の名前を気にいることができるって,大切だし幸せなことだと思う。
みんなにもそうであってほしい,と私は風宮学園でいつも思っていた。
その時,風穴の奥から,コツコツという足音が聞こえてきた。
人影が見え,その姿が現れた。笑顔の,ワカクサだった。
鼻の奥がつん,と痛む。涙が自然に目からあふれたのを感じて,私はやっと気づいた。
ああ私,悲しかったんだ。自分と同じような思いを抱えた,仲間がいなくて。
こんにちは♪はるです。
実は私,,この話うっかり『紹介文』のところに書いちゃって,書き直しになったんです…!
気づいた時にはもう遅い。絶望感…
という感じでした。書き終えられてよかったです!
これからもよろしくお願いします‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎