公開中
#3 花園の初めての友達
ごめ、今描く時間が無い。
「二人の部屋はここですよ。」
寮の管理人さんが鍵を渡してくれた。
「ありがとうございます!」
かれんちゃんと部屋へ向かう途中。
「私たち運命かもね!
だって、入学式の席も隣で部屋まで一緒なんて。
まるで魔法みたい!」
「ぎくっ…」
「どうしたの?」
「な、なんでもないよ〜アセアセ」
魔法って言葉に反応しちゃう…
私、秘密を守り切れるかな。
「ここね!」
私たちは、部屋の中に入る。
「うわ〜!」
おしゃれなベットや机。
それに、ドレッサーまである!
「私、島では自分の部屋が無かったから嬉しいんだ!」
「え、ららは島から来たの!?」
「そうだけど…?」
ま、まさか田舎者だと思われちゃった!?
「(爆笑) そりゃあ、そうね」
「え、なんで笑ってるの??」
「いや〜、アホらしくなっちゃって。」
「???」
「私のパパは都会で社長ですっごく有名で、偉いの。
でも、不正取引とかよくないことが会社では多いみたいなの。
だから、よく名前を言うとその話をされて差別されるから
ららもそう言うのかなって。
でも、ららはそんなこと言わなかったから
いつ言われるのかビクビクしてたの。
でも、知らないなら言われるはずも無いかってw」
「あわわ、知ってますよ!
花園ホールディングスですよね、
テ、テレビで見たことあるます(?)」
「ww そこじゃないわよ。」
「え、私何か変なこと言いました!?」
「ううん、ららはそれでいて。
そのままでいてくれたらいいわ。」
「???」
ピンポンパンポーン
「新入生のみなさんは、至急天空ホールにお集まりください。」
「なんだろう?
天空ホールってどこ?」
「らら、入学前に配布されたマップ持ってないの?」
「マップ?
あ、家の机の上に置いてきちゃった〜」
「おっちょこちょいね、私のを見ていいわよ。」
「かれんちゃん、ありがとう〜!」
「友達なんだから、当然よ…。」
地図を眺める二人。
「ここね。行くわよ。」