公開中
夜空の星より君を見たい
今回は、北斗編
北斗は、ため息をついた。
「はぁ。ここ最近、楓佳と帰れてないな。夏休み、入れば一緒に夏祭り行けるし、頑張るか。」
ここ最近、北斗と楓佳は一緒に帰れてない。何故なら、北斗は生徒会をやっていたからだ。クラスでも、お互いに友達と一緒にいたり、移動教室の際は友達と一緒に行動する。たまに、一緒に帰れるのがやっとだ。北斗は、たまたま楓佳と茜が話しているのを聞いてしまった。どうやら、楓佳は茜と地域の夏祭りに2人で行く予定だったのが、茜は帰省するので1人になってしまったらしい。北斗は勇気を出して、楓佳に声を掛けた。
「あのさ、楓佳今度の夏祭り一緒に行かないか」
楓佳に、断られると思っていた北斗だが、まさか
「,,,いいよ。」
と答えたのにはびっくりした。実を言うと北斗は、楓佳のことが好きなのだ。内心、
"頑張って声かけて良かった。"と思えたのだった。
---
帰宅
---
北斗「母さん、夏祭りあるじゃん?あれ、楓佳と行くから。」
母親「分かった。でも、楓佳ちゃんを何かあればいけないからね。」
北斗「分かってる。じゃなきゃ、誘わねえよ。」
母親「心配だわ。何かあったらLINEしなさいよ。」
北斗「はーい。」
---
自分の部屋に入ると早速楓佳にLINEした。
---
楓佳とのLINE
---
「楓佳、親に言ったらなんか言われたか?」>
<「なんも。親、いいよって言われた。北斗と一緒って言ったら安心してた」
「良かった。また明日な」>
<「,,,うん。また明日。」
---
「何で、すぐLINE終わらせてしまったんだろ…楓佳なんか、そっけなかったな。俺のこと好きじゃないのかな。まさか、同じクラスの涼なのか?ありえないだろうけど。じゃあ、誰なんだ…」