公開中
死にたがりの君へ 生きていたい僕より 1
?投稿頻度遅い?
................うるさいですね、だまりましょう?
こっちは勉強だってしてるんです!頑張って偏差値上げてるんです!大学で国立受かるために勉強してるんです!!年齢?ご想像におまかせしますよ。
...もうちょっと早く出せるようにします
「...............」
自分の中で最期に近づいている感覚がどんどん強くなっていく。
別に出席日数がどうとか言われても、もう、長くはないし。
だから別に授業をサボってもいいだろ?
「行くなら屋上...かな」
いつもなら階段は静かに歩くのだけれど、そしたら自分が幽霊になったみたいで嫌だ。
ドアを開け、誰もいないと思っていた屋上には先客がいた。
夏の終わり。涼しげの風が吹く中、僕は出会った。
最期に、最初で最後の最高の相手を。
春が、来たのだ。
「って!!」
「そんなの言ってる場合じゃないだろがい!!!!」
唯一嫌だった点があるとすれば、その相手が死のうとしているという点だった。
---
「.......この世にはほんとに漫画みたいなやつがいるんだな」
フェンスの外側から君を強引に連れ出すと、君はぼそっと呟いた。
「僕とはかけ離れた存在だ」
(っ)
そんなことないと言いたかった。俺ももう、お前と同じなんだって。
でもここで言ったらきっと君は.......
「まあ、そうかもしれん」
少し意地を張ってみた。
俺が死んでもきっと生きてほしい。ほしかった。
「そうだ、お前。名前は?」
思い立ったように話をそらした。
「......武川 悠汰。そっちは....ああ。零山遥輝、だっけか」
「.........................え?」
俺は目を丸くした。
「なんで俺の名前知って....?」
「?クラスメイトの名前を覚えるのは当然だろ?」
そんなことを言われた。
わかんない。
わからなかった。
何を言われたのか、どう思ったのか。
でも、いつのまにか.......
「は?お前なんで泣いてんだ?」
涙が、こぼれていた。
ずっと、覚えられなかったんだ。
ずっと、忘れられて。ずっと、なにもかも....
名前だって。
(覚えられてたのこれが初めてかも......)
手で目を押さえながらそんな事を考えていた。
そんな時間がずっと続けばよかったのに。続くはけ、ないよな....
「っ!」
(痛い、痛い....!!!心臓が...胸が痛い...!!!やば..薬...)
「くす..................り............」
そこからどうなったのかは知らない。
....心菜がうまくやってくれたのだろうか。
誰もいない、病室で目が覚めた。
ちょっと適当ですね。
展開は決まっててもあんまり....