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呪術俳優
フィリー
1. 『芸能界特技王決定戦 TEPPEN』:ピアノ頂上決戦
挑戦者:狗巻棘(声優・俳優)/ サポーター:パンダ、乙骨憂太
静寂のステージ:
照明が落ち、スポットライトの中に立つのは、タキシードを完璧に着こなした狗巻棘。普段は「喉を枯らさないため」という徹底した役作りで「おにぎりの具」しか口にしない彼が、唯一「魂の叫び」を解放する場所――それがピアノの前だった。
演奏曲は、ドラマ『呪術廻戦』の劇伴を自身でジャズアレンジしたもの。最初の一音を叩いた瞬間、会場の空気が震える。超高速の連打は、まるで相手を縛り付ける「呪言」のように聴衆の思考を停止させ、静寂の中に音の刃が突き刺さる。審査員席のピアニストたちが「指が……見えない。彼は鍵盤を『支配』している」と戦慄するほどの神演奏。
演奏終了後、満点に近いスコアが表示されると、舞台袖で待機していたパンダが「棘ぇぇ!! お前、最高にシャケだぞ!!」と号泣しながらステージに乱入しようとし、スタッフに羽交い締めにされる。客席で見ていた乙骨憂太も「……今の演奏、里香ちゃんも拍手してたよ」と、どこか遠くを見つめながら微笑む。
優勝トロフィーを受け取った狗巻は、マイクを向けられると、一瞬だけ鋭い「役者の顔」になり、一言。「……いくら(訳:最高の結果だ)」。その低音ボイスの響きだけで、SNSでは「#狗巻優勝」「#おにぎり語卒業して」が世界トレンド入り。
2. 『全力!脱力タイムズ』:不条理な労働改革
解説員:七海建人(脱サラ俳優) / ゲスト:五条悟、有田哲平
「現代社会における残業代の未払い問題について」というテーマに対し、七海建人は眼鏡を光らせながら、完璧なデータと論理で解説を行う。あまりの「本物感」に、視聴者は「あれ、この人本当に俳優? 元証券マンのコンサル?」と錯覚し始める。
五条悟の「無下限」隣に座るゲストの五条悟は、番組の趣旨を完全に無視。フリップに「日本の少子化対策」と書かれているところに、「僕が100万人くらいに増殖すれば解決!」という合成写真(自作)を貼り付け、「ねえ七海、僕のコピー、いくらで売れるかな?」と絡み始める。
忍耐の限界と「労働」の宣告:
七海は無表情を貫くが、こめかみの血管がピクピクと動く。「……五条さん。その発言にかかった2分30秒、私の寿命が縮まりました。後で事務所の地下(稽古場)で、残業代としてあなたの体力を削らせていただきます」と、番組史上最も冷たいトーンで宣告。
番組後半、なぜか伊地知マネージャーが「不条理な上司に耐える部下」の代表としてリモート出演し、五条の普段のわがままをガチで暴露。五条が「え〜、伊地知、ひどいな〜」と笑っている横で、七海が「……これが『呪い(ストレス)』の正体です」と締め、番組は史上最高のカオス状態で終了した。
3. 『世界ふしぎ発見!』:エジプトの砂漠に眠る「指」の謎
ミステリーハンター:虎杖悠仁 & 伏黒恵 / 解答者:夏油傑、黒柳徹子
砂漠の身体能力無双:
ピラミッドの頂上まで「垂直跳び」で登ろうとする虎杖悠仁。カメラマンが「待って、虎杖くん死ぬから!」と叫ぶ中、彼は「大丈夫っす、これくらい高専の裏山より楽っす!」と笑いながら岩壁を駆け上がる。その映像に、スタジオの草野仁さんが「彼は……野人ですね」と感心。
真っ暗なピラミッドの内部。「照明が足りないな」とスタッフが漏らすと、伏黒恵が「……演出として、影を使いましょう」と提案。影の中から「脱兎(という設定のライトスタッフ)」が現れ、遺跡を幻想的に照らし出す。その完璧な「役作りと演出の融合」に、視聴者は「これ、ドキュメンタリーだよね? 映画じゃないよね?」と混乱。
感動のゴール直前、砂丘の向こうから「ブラザーーー!!」と叫びながら上半身裸の東堂葵が、ラクダよりも速い速度で走ってくる。「この砂漠の熱風、俺たちの魂の黒閃を感じないか!?」と虎杖に抱きつき、感動のミステリー番組は一瞬で「SASUKE」のようなスポーツ番組に。
スタジオで全問正解した夏油監督が、景品の「黄金のファラオ像」を受け取りながら一言。「……これは、呪霊を取り込む時の味に似ているね(笑)」。黒柳徹子さんが「あなた、さっきから何を仰ってるの?」と本気で心配するシーンで番組は幕を閉じた。
【追加小ネタ】USJ「脱兎パレード」直哉の失墜と覚醒
USJに登場した巨大な「脱兎フロート」。それを見て禪院直哉は「ウチの家系の権威がウサギ一匹に負けるわけないやろ!」と対抗心を燃やす。
直哉は、1000万円かけた「禪院家仕様の金ピカうさ耳」を特注し、パレードのど真ん中で勝手に撮影を開始。「自分ら、これが『美』やで」とSNSにアップするが、背景に映り込んでいた釘崎野薔薇の「……キモっ」という冷めた表情の方がバズってしまう。
しかし、その「あまりに性格の悪そうなうさ耳写真」が、なぜか海外のハイブランドから「悪役令息モデル」としてオファーを受けるきっかけになり、直哉は「……ふん、ウチの美学がようやく世界に追いついたな」と、脱兎のキーホルダーを握りしめながら高笑いするのでした。