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その石の少女は楽園に辿り着く
もっさま
——その楽園で少女たちが争うのは運命なのか、それとも快楽の為か
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チュンチュン
と言う鳥の月や宇宙では聞き馴染みのない鳴き声で勝手に目が覚める。
「ここは…エゥーゴの艦内じゃない、
それに………」
言い出していた言葉がつまる。
地球である?そんな訳がない。今はグリプス戦役という連邦軍同士の争いに巻き込まれて地球まで最短で行っても一ヶ月程度はかかるであろう距離であったからだ。
起き上がって最初に目にしたものは草原だった。それと花畑。立っても浮かないという事は重力のある場所であるだろう。
「死んだのか…?そしたらこの花畑にも…」
上のような言葉を言った時だ。
「あら?ここが死者の国みたいだって?面白い事を言うじゃない。度胸あるのね。」
くすくすと笑いながら緑の髪をした日傘を持つ女性が立っていた。
多分選択を間違えたら殺される。
自分のニュータイプ能力で彼女を伺わなくとも分かる。
というか、目が笑っていない。
「気付いたらここで寝てしまっていて…寝ぼけて言ったのもありますし、それに、僕が居た場所とはあまりにもかけ離れた場所で…」
しどろもどろになりながらも話した。
「…?ああ、そういうこと?それは仕方ないわね。貴方を倒す気分じゃなくなったわ」
女性がそう話す。内心が苛立っているのだろう。そう感じ取れた。
「どういう事です?説明だけ聞いて帰れる方法を探しますから、人嫌いにつきまとうような趣味はしてませんし。」
その女性を見て言う。
「でも帰れる方法はないわよ?ここは普通入ることも出ることも出来ない楽園だもの」
「それじゃあ…」
「貴方が思っている通りだと思うわ。諦めなさい」
その女性は冷たく言う。彼女もどうすることもできないのは分かっている。それに彼女に迷惑をかける事もこれ以上出来ない。
「今日は私のツテを使って貴方の寝床を探してあげる。それが終わったらここにもう2度と近づかないようにする事ね。それと言い遅れたわね私の名前は風見幽香。その人に会えたら私の名前を言って置いてちょうだい。貴方は?」
「僕はカミーユ・ビダンです。もう2度とこきで会う事は無いとは思いますけど。」
やる気無くしたからここで一旦終わり