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2025のエイプリルフールは雑だ☆
英国ロンドン。
栄えている街にも裏社会というものはある。
武器に麻薬に、人だって。
一歩路地裏へ足を踏み込めば其処はもう裏の世界が広がっている。
そんなロンドンには表社会でも裏社会でも有名な組織があった。
構成員は、前の戦争で生き残った英国軍人が五名だけ。
軍は終戦と同時に抜け、現在は万事屋として活動している。
そんな彼らだが、活動拠点は不明だった。
ロンドン内、とは云われているが本当のことは誰も知らない。
否、一人だけ知っていた。
ヴィルヘルム「…はぁ」
ヴィルヘルム・グリム。
終戦後も上層部として軍の運営などをしている男。
何故、彼が万事屋のことを知っているのか。
理由は簡単。
軍警では「Yes」と云えない案件を流しているからだ。
世間的に英国軍は正義の味方でなければならない。
そんな規約の中で出来ることなんて、たかが知れている。
ヴィルヘルム「欧州諜報員が行方不明、って云われてもな」
彼奴らに頼むしかないじゃないか。
そう、ヴィルヘルムは何度目か分からないため息を吐いた。
ヴィルヘルム「おい、ルイス・キャロル」
ヴィルヘルムは姿見の前に立って語り掛けた。
すると鏡から光が放たれる。
鏡としての機能は失い、少年の姿が映し出される。
金髪に、鮮やかな新緑の瞳。
見た目の割には、表情は大人びて見える。
ヴィルヘルム「あの女に良いように使われるのは癪だが、放置しておけないのも事実だ」
ルイス「前置きは結構。僕達はどうしたらいい?」
ヴィルヘルム「…喜べ。日本へ無期限の旅行だ」
何か云おうとして、口を閉じる。
それを何回か繰り返したところでヴィルヘルムは説明を再開した。
ヴィルヘルム「女王暗殺未遂は覚えているか? で、その犯人は暗殺王“ポール・ヴェルレヱヌ”という話だ。対象は日本にいる。どうやら弟を探しているようだな」
ルイス「情報量が多すぎるから一度黙れ」
ヴィルヘルム「……上司に向かってその言葉使いはどうかと思うが」
ルイス「敬っていないからな」
ヴィルヘルム「そうか。話を戻すと《時計塔の従騎士》はメンツを潰されて激おこぷんぷん丸なわけだ」
ルイス「ざまぁないな」
ヴィルヘルム「“ポール・ヴェルレヱヌ”の確保が今回の依頼だ」
???「その件はもう|欧州刑事警察機構《EUROPOLE》が動いてるはずじゃないのかしら」
いつの間にかいた少女に、二人は驚くことはなかった。
ルイスと同じ金髪だったが此方の方が圧倒的に長い。
窓から入ってきた優しい風で金髪と資料が揺れる。
ヴィルヘルム「その通りだ、アリス。だが念の為、らしい」
アリス「面倒ねぇ。それこそメンツを潰されて激おこぷんぷん丸なら《時計塔の従騎士》自体が動けば良いじゃない」
ヴィルヘルム「女王暗殺未遂で人手が足りてないんだか何だかで此方へ回ってきた。兎に角、無期限旅行に行ってこい。私にも君達にも悪い話じゃない」
ルイス「と、いうと?」
ヴィルヘルム「日本の旧国防が行っていた人工異能研究。あれの成功例──《荒覇吐》改めA5158の中原中也。ヴェルレヱヌが弟と呼んでおり、今回の暗殺対象のようだ」
ルイス「《荒覇吐》ねぇ……」
アリス「もしも本当に暗殺対象なら、私達も狙われないとおかしくないかしら?」
ヴィルヘルム「……目的は確保だ。歩く国家機密であるヴェルレヱヌから何か聞けば君達の立ち位置がより危うくなるぞ」
アリス「なら、大人しくしてようかしら」
ルイス「……。」
アリス「ルイス?」
ルイス「……いや、何でもない」
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🌧️「という夢を見たのだ〜☆(フランドールスカーレットの真似)」
🕰️「そのネタが通じる人がどれくらい居るんだか」
🌧️「え、結構いるんじゃない? 東方の小説書いてる人多いじゃん」
🕰️「その中でこの小説の雑談部分まで見る人がどれほどいると思ってる?」
🌧️「さぁ?」
🕰️「ぶん殴りたい」
🌧️「ということで毎年恒例|四月莫迦《こんな漢字だったきがする》!」
🕰️「ルビで何を言ってるんだ君は」
🌧️「正直なところ、1月にこの後書きを書き始めておりまして」
🕰️「はい???」
🌧️「どこまで小説が進んでるかは4月1日に予約投稿されるまでわからない☆」
🕰️「莫迦なのか???」
🌧️「まぁ、どうせエイプリルフールだからね。雑でなんぼだよ」
🕰️「誰かコイツの頭を叩いて直してください」
🌧️「誰が昔のテレビだ」
🕰️「天泣☆」
🌧️「泣くぞ」
ということで一体何処までどうなってるのかしら???
面白かったらファンレター欲しいなぁ…
面白くなくてもファンレター欲しいなぁ…
それじゃまた!