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第7話 関西弁vs関西弁
…っ。
うるさい。うるさい。
なんで2階まで声が響くのよ…。
読書に…集中できない…。
「だからあ…サインで済むていうとるやろ。」
「マンションはあ、売り払うんですよねえ…?」
駒さんって言ってたのになんで夏さんが来るとかあり得んわあー(ルク)
沙那さんが来るって聞いたのになんでえ、ルクが来るんやあ…。(夏)
「ルクは反抗するんやぁ……?まぁまぁ……。この書類目に通しときぃ。」
そう言って夏は書類を差し出した。
この部屋には夏と私のみ。
廊下から震えて見てる沙那さん、バレてるでえ…。
心の中で入ってこいよと唱えながら書類を受け取った。
「夏くん…。」
ニヤリ…
「そんなんじゃ彼女?彼氏?できへんでえ…?」
書類を読みながら言い放つ。
「彼氏彼女とかできなくてもええんや…。」
「余裕なくなるで?」
「今オレの目標は|ココ《タンカフェーヌ》を取り壊す事やねん…カレカノちゃうんよ?」
すかさずマシンガン発射し合う私たちのばちばちは威力を増し…(?)
「せならなんで取り壊そうと思うん!?」
「おまえさんには関係ないやろ!」
「せならなんであんたどんはこのマンションに住んでるん!?」
「立地と値段に決まっとるやろ!」
きぃい…
会議室のドアが開く。
沙那が来てくれたのかn…
「ちょっと、うるさい…。」
そう言ったのは緑の髪の少女。手には本を抱えている。
「…え。」
2人の声が響いた。
あの女の子が出てきました!いよいよ中盤…いえまだ初まりでsu.
これからもタンカフェーヌを四露タヒ苦!