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第四話
自主企画に参加してくださった皆様、誠にありがとうございます。
哀炎 留乃 Recon様
伊桜 鈴奈 読書が好き🍵様
愛楽 香 碧隠様
紫雲 翔叶 りんごくん様
銀園 幽香 ゆゆゆ様
坂本 栞 わん太様
金原「ん~?夜瑠~?無理~。眠い~。」
夜瑠「眠い~じゃなくて!」
金原「うわぁー!?上下が反転してる!?」
夜瑠「というか、俺達が逆さまになったのかな……?」
ボサボサの黒い髪に黄色い目。
この人は金原さん。
怪異だけど協力的で力も便利なので力を借りてる。
砂露「管理人さん!えぇっと、その人と話してる場合じゃないです!」
砂露が慌ててる。
砂露「なんか、気配が強くなったというか……。」
確かに。
取りあえず、三階に行こう。
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見宇「あぁー!管理人さん!なんか、天井から火が!」
火……?
そうえいや、ここって24号室の下だったっけ……。
見宇「取り敢えず消化します!」
見宇はそう言うと、木製の薄い赤い宝石がはめこまれた杖を取り出した。
見宇「えいっ!」
杖から水が出てくる。
めっちゃちょろちょろ。
見宇「あぁー!そうでした!私、水系の魔法苦手なんでした!」
見宇が慌ててると、黒髪の人がその様子を見てた。
夜瑠「紫雲さん。ちょっと火消しといてもらえますか?」
彼の名前は紫雲 翔叶(しくも しょうと)。
412号室の住人だ。
能力は「嘘憑き」。
翔叶「この火は消える~!」
よし。
ここは翔叶に任せよう。
この火は24号室の人だな。
彼女の能力は触った人を炭化させるんだけど……。
富士山の天然水以外で消えたり、天井に火がついたり……。
なかなかおかしくなってる……。
できるのは243号室の人くらいだよな……。
とにかく、やめてくださいって言うしかないか……。
いざとなれば金原さんの能力で頑張ろう。
それでも無理だったら、
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夜瑠「おーい!243号室の人~?やめてくださーい!これってあなたですよね~?」
243号室の扉が開く。
243号室の人「そうだよ?」
夜瑠「そうだよ?じゃないんですよ。止めてください。」
243号室の人「止め方は、君が知ろうとしなかった。だから、教えない。」
夜瑠「しゃあない。金原さん。」
金原「ん~。」
金原さんが243号室を見つめる。
金原さんの能力は「思考操作」。
まぁ、話したくないことも話したいって思うようになることだな。
243号室の扉が閉まると同時に上下が元に戻った。
全くあいつは何を考えているのだろうか……。
金原「んじゃぁ~寝てくる~。」
そう言って金原さんはどっか行ってしまった。
俺はやりたくないけど、四階の方の安否の確認でもしますか……。
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夜瑠「哀炎さん~?無事ですか?」
24号室の扉が開き、人の形に見えなくもない真っ黒の塊が出てくる。
彼女は哀炎 留乃。
さっきの火事の火の元だ。
哀炎「……|#^$£+>~||^€£+++…-#≠……」
まぁ、無事みたいだ……。
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夜瑠「伊桜さん~?無事ですか?」
407号室の中から黒髪に目の光のない少女が出てくる。
彼女は伊桜 鈴奈。
能力は呪い系。
やっかいなタイプだ。
鈴奈「…………あ……管理人さん…こんにちは……私は無事ですよ……?」
まぁ、無事ならしい……。
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夜瑠「愛楽さん~?無事ですか?」
973号室の黒髪にピンクと水色のオッドアイの少女。
彼女は愛楽 香。
能力は恋を叶える。
俺が今まで見た中で一番謎な能力だ。
正直言って使えなs(( 碧隠様すみませんっ!
香「あっ、管理人さんだ……。私は無事ですよ……?」
まぁ、無事なら次に行こう。
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404号室。
夜瑠「幽香さん~?」
幽香「あら?夜瑠くん?」
夜瑠「良かった。いたいた。てっきり幽亞さんの方に行ってるのかと……。」
白髪の長髪に白いワンピースの彼は銀園 幽香。
22年前からいて、四陰荘の中でもかなり古くからいる怪異だ。
夜瑠「無事そう何でそれでは。」
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401号室。
夜瑠「坂本さん~?無事ですか?」
栞「こん…わ……無事です……。」
紫の髪に青い目の少女。
坂本 栞はそれだけ言うと、扉の向こうに引っ込んでしまった。
夜瑠「よし!これで終わり……
翔叶「俺のところ飛ばしたでしょ?」
気がつくと後ろに翔叶が。
夜瑠「紫雲さんのことですし、無事でしょうと思って飛ばしました。」
俺はなにか問題でも?という顔をする。
翔叶「いや!問題大ありでしょ!管理人として仕事!」
俺は聞こえないふりをして何食わぬ顔で下へと戻った。