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犯行現場
俺は、炉鷹そう(ろたかそう)。
俺、悩み事があるんだ。
金がないんだよ。
俺をいい学校に通わせるために金使ってさ。
ありがたいんだよ。いろいろ役立つしさ。
でも、金がないともっと困るんだよ。
だから、決めたんだ。すりをするって。
頭いいだろ?俺。
明日から始めることにしたんだ。
その時の俺はこの後、警察に捕まるとは思ってもいなかった。
今、俺は、人混みの中にいる。
みんな、スマホに夢中だ。
これならいける。
そして、人混みの中で膨らんだ財布を見つけた。
あれにしよう。
そう思い、俺は、その財布を持った、30代半ばの男に近づいた。
そして、財布をポケットから抜き取った。
男は財布を盗られたことを気づかずに行ってしまった。
よしよし。
成功だ。
俺は家に帰り、財布を開けると……。
たくさんの紙札が入っていた。
それも、何十枚も。
俺は、さっそくその金で、豪華な食事を食べた。
うまかった。
俺は、それから毎日、すりをした。
毎日成功した。
しかしある日、女子高生の財布を盗んだ。
俺は、財布を自分の鞄に入れ、歩き出した。
すると、女子高生が、俺に向かって
「財布泥棒!」
と言ってきた。
バレてたのか?
周りの者たちを俺を怪しんでる。
「俺はやってない!なんで決めつけるんだ!」
そういうと、
「見てたんだもん」
と言ってきた。
意味が分からない。
女子高生は動画を撮るのに夢中だったはず。
なのになぜ?
「私が動画撮ってるとき、私の財布持ったあんたが映ってたんだもん!」
そう言って、スマホの動画を突き付けてきた。
たしかに、女子高生の財布を持った俺が映っている。
やばい。
ここだと逃げられない。
そして、周りにいた者たちが警察に通報し、俺は捕まった。