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take a hint /wrwrd
ちなみに百合だよ☆(((
ちょっと変だから嫌な人は回れ右〜
ut視点
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はぁ、どうして自分はいつもいつもタイプでも
ない男に好かれるんだろうか。
別に自分もその気があって接しているわけではない。
自分がどんな奴か分かればどこかへ行ってしまう。そんな奴がゾロゾロと自分の前を流れていくばかり。
「女1人満足させられないものなのね」
『なんか言ったかい?」
「いいえ。特に何も言ってないわ」
『そうだ、今夜の夜、どうだい?君可愛いし』
やっぱり男って顔でしか判断しないものか。
面倒くさい。
気取っている訳ではないわ。ただ素直なだけ
でも上手く行かないから、自分に嘘をついて素直な自分を隠すしかないらしいわ。
「本当、面倒くさい男ばっかり。」
『悩みがあるなら聞くよ?』
「触らないでくれる?どうせあんたも電話番号聞いたら帰るんでしょ?前の男達と一緒なのよあんたのやり方」
『な、何を言っているんだい?』
「ほら、図星じゃない。それで自分を射止めたつもり?お馬鹿さんね。そんなんじゃ女は落ちないわ。軽い女じゃないもの。それじゃあね」
『待ってくれ!!』
自分は男に言いたいことを言い放ち、その場を離れた。
一体自分のことを満足させることのできる人はいるのだろうか。女性でも構わない。
ただ、面白いことがしたいだけ。
大体の男は「こんばんは」から入る。
すみませんとかじゃない。だから、「こんばんは」から入る男は自分のことを口説こうとしてる。
「本当、つまらん男ばっかりだわ」
自分はため息混じりに独り言を呟く。
すると、また後ろから「こんばんは」と聞こえる。また男が口説きにきたのか、と思い後ろを向くとそこにいたのは綺麗な女性。
「あら、迷惑だったかしら?」
「いいえ。一緒にどう?」
「ありがとう。失礼するわ。…何か嫌なことでもあった?」
「あら、どうしてそう思ったの?」
「面倒くさそうな顔してるもの」
「あは、バレバレね自分。そうよ、男付き合いに疲れたので今はここに居るわ」
「奇遇ね、私も」
すると、彼女は語り始めた。
自分は直感で面白そうだと思ったから、彼女の話を聞くことにした。
「私もね、男付き合いに疲れたから1人なの。
男なんて顔でしか女を見ていないでしょう?
そんな男たちなんてバレバレだから、私はそいつらでよく遊んでいたの。」
「どんな風に?」
「甘い誘惑をかけるのよ。
どんな男だって、誘惑さえすれば勝手に落ちていくもの。特にここの男たちはね。
私が一声「一緒にどうですか?」と声をかけちゃえばあいつらはすぐに食いつく。」
「まるで獣ね。自分のことしか考えてないタイプ」
「でも私はついに言ってやったのよ。
その時の男は外人だったんだけれど、私は一応英語は話せるからね。」
「どんなことを言ったの?」
「Get your hands off my hips,
(気安く体に触らないで。)
'fore I'll punch you in the lips
(殴られたいの)
Stop your staring at my
(見つめてんじゃないわよ。)
Take a hint,
(気付きなさいよ。)
No you can't buy me a drink,
(おごってくれなくていい。)
let me tell you what I think
(はっきり言うわね。)
I think you could use a mint
(出直して来なさい。)
ってね。」
「面白いわ。あなたとは気が合いそう」
「奇遇ね。私もそう思う」
自分達はその後、クラブを抜けてまた会うことを約束した。
kn視点
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「待たせた?」
「全然。それじゃあどこ行く?」
「口調がもう抜けてるね」
「そうだねぇ、あそこは緊張するからしょうがないったらありゃしないわ」
「本当そうだわ。」
『ねぇお姉さん達、俺たちと遊ばん?』
また面倒くさいのに巻き込まれた。
おまけに手まで掴んじゃって。そんなに急がなくても私は逃げないのにさ。
戦うだけよ。
「お前ら黙って消えてくれ。私達の手に触るんじゃないよ」
『っ、嫌だなぁ、乱暴しないでよ』
「触るな!!殴られたいんかお前は!?」
「…黙ってないでなんか言えば?ずっと見つめてるのも気持ち悪い」
『ひっ、すみませんっっ!』
「二度と近寄るな。屑が」
私は、戦う。いくら自分よりも大きい相手だって。自分の正義は誰にだって負けないぐらい大きいもの。
「ごめんなさい…自分、何もできなかった」
「ううん。いいの」
「ていうか、関西弁出ちゃってたよ」
「えっ!?ほんま!?」
「ほら今も」
「てことはあなたも?」
「そう。本当あんたとか気が合いそうやね」
「ほんま。私達最強のコンビじゃない?」
「面白いね。ここらへんの悪い奴ら、全員自分達で殺らない?」
「賛成。」
私たちが軍に入るまで、あともう少し。
そこまでの話は、想像してほしいわ。
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ー数年後ー
「雑魚しか居ないわ〜つまんない」
「ゾム、ダラダラしてっといつ狙われるかわからんぞ。お前なら大丈夫やろうけど」
「へいへ〜」
私たちは軍に誘われ、入った。
あの時路地裏で屑どもを鉄パイプやらなんやで殴って殺したのを見られたらしい。
そして、"彼"が面白そうだから入った。
『《《コネシマ》》そろそろ暴れてもいいぞ』
「はいよ。やっと《《俺》》の出番が来たか。
行くで」
「《《僕》》もお供させてよ。相棒」
「もともとその気さ」
私…俺たちは、軍の中で「相棒」と呼ばれるくらい、連携がずば抜けて良かった。
けれど未だにあいつの名前を知らない。
名も知らない相棒と共に戦場を駆け抜けるのは素晴らしく楽しい。
「だから|お前《どくしゃ》さんよぉ、3秒数えるから目を開けたらどっか消えててくれないかな?」
「ほら。3、」
さっさと見るのをやめてくれないかな?
「2」
あんた達も男と一緒で殴られたいん??
「1」
見つめるなって言ってんの
「いい加減にしろよカス。察しが悪いなお前は。」
俺たちの時間を邪魔せんとってもらえる?
--- さっさと消えろ ---
変だねまじで。
誤字脱字等はお見逃しください!!