公開中
プロローグ
【注意喚起】
・この物語は、暴行、血、殺人シーンなどのグロテスク表現が入ることがあります。
そう言った場合、まえがきにて改めて注意喚起を行いますが、読む際には十分ご注意下さい。
・この物語に登場する人物、場所などの大部分はフィクションです。
ただし、一部、現実にあるものなどを引用等している場合がございます。
・こちらの「マーダラたちのアセンブリー」は、現在非公開中の「マーダラたちのアセンブリー {第一章}」を元に作っていますが、同じものではなく、別物としてお楽しみ下さい。
・ファンレターは常時受け付けております。
訂正箇所の発見、質問、感想、アドバイス、物語の考察、番外編リクエスト、ファンアートなど、皆様からのご意見をもとに精進していきます。また、執筆の励みにも繋がりますので、もし良ければ書いていって下さい。
ただし、登場人物や物語に対してのあまりにも酷い罵詈雑言については、証拠として写真を撮り、運営様へのご報告、ブロック等の処置をさせていただきます。もちろん、自主企画で参加してくださったキャラの提供者様方へのアンチコメント等も同じく対処させていただいますので、そう言ったことが起こらないよう、十分ご注意下さい。
・自主企画にて募集したキャラクターたちは、可能な限り設定を忠実に守り物語へ登場させていますが、一部、こちらで設定を変更をし、設定に書かれていない部分は個人の想像で作っています。
あまり変更等はせず、設定の変更等を行う場合は、元の設定から変わらないよう可能な限り善処致します。
--- **どうして** ---
--- **`どうして*助けてくれなかった* の`** ---
「___ッ“は、!!」
(……《《また》》か‥)
彼は*悪夢* から目を覚ます。それはそれは酷い*悪夢* だった。
まるで、起きる直前まで首を絞められていたかのように息ができない。ハイネックのせいか、悪夢を見たせいかは分からないが、首筋がじっとりと汗で濡れていて気持ちが悪い。
目覚めの悪さから来るイラつきを露わにしながら体を起こし、辺りを見回せば、最近拠点にしている|廃ビル《自室》なのが分かり、少し安堵する。
「‥クソが…」
--- いつも見る悪夢 ---
真っ黒な空間で、《《大事な人》》に罵られる。
普通に考えたら悪夢だと分かるため、恐ろしくもなんともないかもしれない。でも、彼にとって、この悪夢は`現実`なのだ。
それに、今回に限っては…
(《《アイツ》》は…そんなこと言う奴じゃねェって、分かってるだろ…)
「…ふー‥」
息を整えながら、寝ていたソファから立ち上がる。
目の前にある古びたローテーブルには、雑誌やお菓子のゴミが散乱していた。彼はその中から、薬の入った黄色い蓋の瓶を取り、中身を取り出す。
手のひらに転がった錠剤の数は六錠。この薬は効力が強いため、担当医からは『一錠のみ』と強く言われていたが、そんなこと、彼はとうに忘れている。
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--- No.1 ---
--- マーファ・ルシファー ---
性別 男
年齢 (外見から推定)二十四歳前後
(種族から推定)七万五千歳前後
種族 堕天使
趣味 殺人 飲酒
近年はとあることを目的に殺人をしている、今現在街を絶望に陥れている|悪魔《マーダラ》。
殺人の手法は刺殺。逃げられる危険性が出ると射殺も行うが、それは好まない。殺人で使っている(大切な)ナイフと銃は、彼が肌身離さず身につけるお守りのような存在。
本人は常人ぶっていっておかしい行動する仲間に「気持ち悪い」と言うが、|彼ら《マーダラ》の中で最も狂っていて、根本から狂人なのは彼だけだ。
狂気 ★★★★★
完璧主義者 ★★★★☆
家族想い ★☆☆☆☆
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--- 資料No.1 ---
--- 「 彼の悪夢 」 ---
数十年以上前からマーファが悩まされている“悪夢”
大切な、大事な、信頼している人物(①)に、彼自身が罵られる悪夢。ストレスが溜まり精神的に弱っている時は、首を絞められたりなどの暴行を受けることもある。
夢の中は真っ黒で、マーファと(①)との二人っきりな謎の空間。向かい合い、一方的に罵られる。互いに動くことはできず、マーファは喋ることもできない。
彼にとって、この悪夢は現実だ。
悪夢の正体とは__?
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--- 資料No.2 ---
--- 「 薬瓶 」 ---
マーファが毎日狂ったように服用している、錠剤タイプの薬がたくさん入った瓶。
堕天前も気付け薬等を乱用していたが、この頃は依存にまでは陥らなかった。人間界へ追放後、少し経ってから依存し始める。
二つあるが、どちらもラベルは貼っていないため、薬の名称は不明。マーファは蓋の色で区別している(一つは赤、一つは黄色)。
赤い蓋の薬の方が頭痛薬、黄色の蓋の方が眠気防止薬となっている。一錠の効果が非常に強いため、担当医からは「一日一錠が上限」と強く言われているが、彼はそんなこと、とうに忘れている。どちらの薬も、副作用は吐き気や眩暈といった症状が現れる場合があること。服用しすぎると酷くなる一方だが、マーファは、それを知っても乱用し続けるのだろう。
依存・|OD《オーバードーズ》を引き起こすことが多々ある。
とある(ヤブ)医者から貰った処方箋ではあるため、必要以上に服用しなければ安心安全。
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薬を全て口に放り込み、勢いに任せて飲み込む。一瞬、薬の苦い味が口に広がり不快感が襲ってくる。舌打ちをして、置いてあった水で苦味を流し込もうとする。水が少し、おかしな味がしたが、既に嚥下してしまっているため、これ以上気にしていたら負けだ。
マーファ「…__はー__‥」
部屋が暑いのか、体温が上がっているのか…
夏ではないのに、暑くて仕方がない。
ため息を吐き、マーファは雑に窓を開ける。涼しい風が頬や首を掠め、心地良い。
しばらく空を見ていると、遠くから、優しい黄緑色をした|鬱金桜《ウコンザクラ》の花びらが、風に乗って窓枠に乗った。マーファはそれを手に取り、ジッと見つめる。
マーファ(…アイツも、こんなクソみたいな快晴の空、呑気に見てりゃいいンだが…)
嫌気が差すほど晴れた青空を見上げながら、マーファは思う。
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--- 資料No.3 ---
--- 黄緑色の花 ---
マーファにとって、“アイツ”を強く思い出させるもの。
優しい黄緑色をしたこの花は、“彼”のイメージカラーに酷似しており、マーファの記憶を思い出させる。
花言葉は「優れた美人」
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マーファは、花びらを手のひらに乗せ、フ、と息をかける。すると、花びらは簡単に舞い、再度風に乗ってどこか遠くへ運ばれていった。
それを見届けると、彼は窓を閉めたあと、しばらく瞼を閉じて精神を落ち着かせる。数分もすれば、彼はまた目を開き、部屋の扉の方へ歩いて行った。
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この街の名は“ネオヴァーナス”
政府は人の皮を被った天使たちが務め、秩序で守られ、安心安全な潔白の世界。
しかし、秩序を乱す者は“ダーディヴォー”という混沌の世界へと落とされる。潔白の裏には闇しかない。秩序は混沌の上にしか成り立つことのできない代物だ。
そんな身勝手な秩序を成り立たせるためにある、混沌の世界“ダーディヴォー”。
これは、|混沌《ダーディヴォー》にある唯一の秩序
--- ルアバーナス ---
を**監視**する物語。
「君の選択は、正しかったのかな…」
君の手で、この物語を*エンド* へと導け
今日の監視時間
2558時間(文字)
予想より長くなりました。そして前シリーズから路線変更。表世界にある闇(裏社会)ではなく、混沌の中にある秩序にしました。
構成上はしっかり考え直したので(多分)問題ナッシング(
また、今シリーズでは新要素の人物No. と資料No. を追加してみました。お陰で物語の区切りが訳わからないかもしれませんが、二つの区切り+二行の改行で挟んでます。資料No. までいちいち区切って入れてるとゴチャつきやすいので、人物No. とくっつけてまとれるよう頑張ります(今回のように特例で資料No. のみ出すことはもちろんあるでしょうが…)。
一応。資料No. の方は物語の考察材料に、人物No. は新キャラの軽い説明文になるはずです。
人物No. は、前シリーズでの自己紹介の回が長引きすぎて、書く方も飽きてしまったのを学び作りました。星で色々やってるのは“魔王城でおやすみ”から引用。
もし良ければ資料No. を活用して考察してくださると結構嬉しいです!番外編リクエストやファンアート(リクエスト含)など、いつでも受け付けてます。
番外編リクエストは、登場させるキャラが誰になるかで書くタイミングがかなりズレると思いますので、気長にお待ち下さい。
次回は記念すべき第一話!プロローグを執筆しているタイミングで、構成とズレて欲のままに書いてしまったので、そこを無理くり一話目に下ろしました() そのため時間はかからないと思います。なんなら明日中に出せるかも?
それでは長くなりましたがここら辺で失礼致します!何かありましたら、ファンレターの方からよろしくお願い致します。