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学級裁判 後編
杏「引っかかるって…何が?」
瑞希「こはねちゃんは女の子でしょ?」
遥「それは間違いないけど…」
瑞希「それで…女子更衣室には女子しか入れない、そうだったよね?」
みのり「あ…そ、そっか…!」
一歌「それだったら…神代さんが犯人って考えづらい…」
瑞希「…奏はどう思う?」
奏「確かに小豆沢さんの死をジェノサイダー翔の犯行に見せかけたのは神代さんだけど…」
奏「……私は違うと思う…」
志歩「なんで…?」
奏「だって…態度がまるで他人事みたいな…」
司「実際に他人事だから…か?」
奏「それに、神代さんが残した証拠はバレバレすぎる…」
奏「わざわざ延長コードを使って…自分が関わった証拠を残して…」
奏「どう考えてもおかしい……私はそう思う…」
類「……なるほど」
類「正解……かな」
穂波「せ、正解…?」
類「宵崎さんの言う通り、僕は犯人じゃないよ」
絵名「そ、そんなの信じられるわけ…」
類「じゃあ、みんなで仲良く処刑…になりたいのかい?」
絵名「そういうことじゃ…ッ」
杏「……なんで偽造なんかしたんですか…?」
類「理由より、まずは犯人探しが先だろう?」
類「宵崎さん、誰が犯人だと思う?」
奏「…もっと話し合わないと分からない…かな…」
瑞希「ボクもだよ。何か疑問があるなら解決しないとね」
愛莉「でも他に手掛かりなんて……」
雫「誰か…何か目撃してたりしないかしら…」
穂波「あ、私見ました…」
一歌「え…ほ、本当…?」
穂波「うん…宵崎さんにしか話してないんですけど…」
穂波「昨日の夜時間になる直前…寄宿舎の倉庫で小豆沢さんを見たんです」
穂波「その時小豆沢さんは…スポーツバッグの中にジャージとかいろいろ詰め込んでて…」
司「だが…現場にはバッグもジャージもなかったぞ?」
遥「多分、犯人が隠滅したんだろうね…」
穂波「その時小豆沢さんは…『急ぐ』って言ってたんです」
穂波「誰かと待ち合わせでもしてたのかなと…」
杏「私が誘ったら断ったのに…」
司「あぁぁ…考えれば考えるほど分からなくなってきたぞ…」
瑞希「……わかってるよ」
奏「え…?」
瑞希「ボクには…犯人はもう分かってるよ…」
絵名「え、!?ほ、ほんと…?」
瑞希「犯人が処分したバッグやジャージ…それに注目してみて!」
瑞希「その特徴から考えたら、こはねちゃんが誰と会ったか分かるはずだから…!」
えむ「えー!ほんとー?すごーい!」
えむ「でもでもー、既に処分されてるよー?」
杏「指紋を調べるとか…」
冬弥「道具はないぞ?」
瑞希「よく考えてみて…!」
志歩「…穂波、他に特徴とかあった?」
穂波「えっと……バッグは倉庫に置いてあるバッグだったよ」
穂波「倉庫にあるのはその1種類だけですし…」
杏「私の記憶では…ジャージには数種類あったよ!」
司「つまり、ジャージに特徴があるということか?」
寧々「つまり犯人は…小豆沢さんと同じ青のジャージを持ってたってこと?」
奏「え…?草薙さん……?」
寧々「え、な、なに?」
奏「さっき望月さんは…ジャージの色については何も言ってなかったのに…」
奏「どうして青いジャージだってことを知ってるの…?」
寧々「な、何言ってるの…?」
一歌「穂波…ジャージの色ってなんだった…?」
穂波「えっと…青だった…」
奏「その話って、私以外にしてないよね?」
司「じゃあ…寧々はなぜ知っているんだ…?」
絵名「捜査のときに見つけたんじゃ…」
奏「私達が捜査を始めた時…既にジャージは処分されてたよ」
志歩「…ってことは…」
寧々「違うの…!たまたま…小豆沢さんがジャージを持ってるところを見て……」
奏「望月さんの話だと、指摘した後にジャージをバッグにしまったらしいし…」
奏「たまたま見ただけじゃ、何色かなんて分かんないはずだよ」
寧々「……ッ…」
愛莉「墓穴を掘ったわね…」
瑞希「…ボクは最初から寧々ちゃんが怪しいって思ってたけどね〜」
奏「……本当に…草薙さんなの…?」
寧々「ち、違う…!言い間違いかもしれないじゃん……!」
類「確かに根拠としては弱いかもねぇ…」
司「だが…もう手掛かりが……」
奏「…絵名、出番だよ」
絵名「え…?」
奏「言ってたよね、証拠を見つけたって…」
絵名「あ…う、うん…」
絵名「これ……落ちてるのを見つけたんだけど……」
穂波「電子生徒手帳…?」
奏「そういえば……瑞希は言ってたよね、小豆沢さんの電子生徒手帳が無くなったって…」
絵名「そっか…!ってことはこれ…こはねちゃんの?」
杏「じゃあ起動すれば何か手掛かりが…」
絵名「って思ったんだけど…壊れて動かなかったんだよね…」
司「む…この電子生徒手帳って、簡単に壊れないんじゃなかったか?」
モノクマ「その通りなのです!」
冬弥「だが…彰人のも壊れていたぞ…?」
奏「……モノクマは言ってたよね、電子生徒手帳には弱点があるって」
モノクマ「う…覚えてた?」
瑞希「ねぇ、その弱点って何?」
モノクマ「え…それを言えと?」
瑞希「学級裁判を進める為にも必要な情報だと思うけど…」
モノクマ「でも…真似する人がいるかもでしょ?」
遥「真似しないから、教えて」
モノクマ「うーん…ほんとに真似しないでね?」
モノクマ「実はその電子生徒手帳…長時間高温状態になるとぶっ壊れてしまうのです!」
絵名「あ!だからか…!」
絵名「これ、サウナに落ちてたの…」
奏「被害者の電子生徒手帳がサウナに落ちてたなら…」
奏「もしかして犯人は知ってたのかな…電子生徒手帳の弱点…」
瑞希「偶然知ったんじゃない?」
冬弥「落とした人=草薙だから……草薙のは壊れてるってことだよな?」
志歩「じゃあ、壊れてたら合ってるってことだね」
寧々「……私のは…動くよ…」
奏「……そもそもそれ…ほんとに草薙さんの?」
寧々「え…?」
奏「玄関ホールにあった壊れた電子生徒手帳…あれが草薙さんのじゃない?」
奏「つまり草薙さんは、交換したんだよね…自分のと、まふゆのを…」
奏「モノクマも言ってたし…」
穂波「つまり…草薙さんが今持ってるのが朝比奈先輩の手帳で、玄関ホールにあるのが自分の…ってことですか?」
奏「そうなるね…どうかな?草薙さん」
寧々「う…」
奏「ここで手帳を見れば、クロかシロか分かるけど…」
寧々「……大丈夫…」
寧々「私が……殺した」