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女子生徒A 第四話
林沢レオ
空白文字まみれの一学期が終わり、夏休みとなった。
売人のユーザと会うのは、来週末。
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朝7時。
母はもう家にいない。
代金はいらないと言われ、売人から乱暴されると考えた。
そこで私は自分の筆箱からカッターナイフをそっと抜き、デニムのズボンに突っ込んだ。
忘れ物がないことを確認し、家のドアを開けた。
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電車の中で考える。もし売人のところで死んだらどうなるんだろう。
私が死ぬところはそいつしか見ないし、私の死体もそいつしか見ない。
そう思うと怖いし、嫌だ。結局ゴールは同じなのに。
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新宿駅に着いた。
遠くから男2人が歩いてきた。
体格のいい男は関口と名乗り、長身の男は瀬川といった。
私はそいつらの隠れ家とやらに案内されていった。
関口は私によく喋りかけたが、私は返事をしなかった。
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雑居ビルの最上階に2人の部屋はあった。
私はソファに座らされた。そろそろ手に入れられる。そう思い私はポケットに手を——
ポケットのそれ、出せよ。
耳に入ってきた。
終わりだ。
なんでいつもこうやって
もう少しだったのに
最悪だ