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メリーさんの電話
「もしもし、あたしメリー。今あなたのおうちに向かっているの。」
聞こえた声は、知らないものだった。電話が切れる。メリーさん、という人形が捨てられた恨みから電話をかけ、捨てた相手に復讐する、という都市伝説を思い出した。
、、、ナゼ僕に?人形なんて捨てたか?そもそもあれはあくまで「都市伝説」なんではないのか??遊び半分のいたずら電話、、、?夜遅くなのもあって、やり場のない怖さを覚えた。
と思っていたらまた電話がかかる。よし、もう吹っ切れて「メリーさん」と話してみようか。俺は電話に出ることにした。
「もしもし、あたしメリー。今あなたのおうちの前にいるけど。」
きた。お決まりのやつ。よし、「メリーさん」とやらの度肝を抜いてやろう。
「もしもし?メリーさん?インターホン届く?」
「、、、」
数秒間、何も聞こえなかった。
「大丈夫ですか?」
僕は沈黙に耐え切れず口を開いた。やばいぞ、このまま呪われるとかじゃないんだろうな。そう考えると、急に部屋の温度が下がったような気がした。
「、、、あれ?すいません、テリーの知り合いの方ですか??」
、、、え? 誰だよ、それ。
「あれ、番号違ったのか、、、?間違えてかけてしまったみたいです、すみません!」
電話が切れた。
、、、何だよ、それ。吹っ切れて自信に満ち溢れようとしていた自分が、プェ~~と間の抜けた音を立てしぼみ、跡形もなくなった。「未知の体験」という麻酔が切れ、急に恥ずかしさが戻ってくる。馬鹿だな。うん。
それにしても、、「メリー」さんは「テリー」さんとやらと約束をしていたのか??だとしたらちょっと心配だな、、、どうにかなるといいが。
まぁ、どっかで笑い話として喋ろうかな。そんなふわふわした気持ちになりながら、眠りについた。
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次の日から、怪しい勧誘の電話が何度もかかってくるようになった。
ありがとうございました。まさかのヒトコワ(((
これって二次創作タグ付けなくても大丈夫そうですかね、、、?