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女だけの町
2032年。ツイフェミを束ねる日本女性インフルエンサー連合により、「女性だけの安心できる町」として北海道オホーツク地方に町が建設された。ネットでも「いい考えだ」と称賛された。
オホーツクの冷風が鼻に入り、少し痛みを感じた。
「早く起きて、さっさと用意してよ!」
カースト上位の愛奈がヒステリックに叫んだ。一軍女子というやつだ。
「ついでに私のご飯も用意しておいてよ~」
2軍女子が笑いながら言った。
「は、はい・・・」
女性が安心できる町・・そんなものはなかった。カーストが見る見るうちに出来上がり、誰もやりたがらない仕事は、カースト下位の女性がやるようになった。
そんな状態に優奈はいらいらしている。
「ねぇ反乱起こさない?」
突然年上の葵が話しかけてきた。優奈はびっくりした。
「え、それはどういう・・・」
「私は、この町が良くなると、女性が活躍できるんだそう思ってここに住んだの。だけど、幼稚な幼いそんな人たちがあふれかえる、どろどろとした街になり果てた私はそんな世界を変えて、もっと男性も女性も楽しくなれる世界を作りたい。だって、この町を作ろうとした人は、男性を蔑む差別主義者じゃない」
短くなってすいません。時間の都合上こうなりました。