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予告
--- 神の声聞こえし少女、我のモノなり____ ---
港に佇む十一人の陰。
そこに近づくは彼らの新たな仲間。
「お待ちしておりました、リュネットの皆様。」
彼らは船に乗り込み、他国を目指す。
目的地は東の国・“ヘルーマ”。
“神の声が聞こえるという少女がいる国”。
♢
神の声の元、命を捧げよ。
「あっれれ〜?リュネットの皆様じゃないですか〜!」
♦︎
神の声の元、常識を覆してみよ。
「僕の仲間に手を出すなんて、常識ってものを習った事がないのかい?」
♢
神の声の元、全てを捧げよ。
「俺はお前らみたいなヴィスに信仰してる奴じゃねぇんだよ。」
♦︎
神の声の元、世界を壊してみよ。
「私だって死にたくてここに来てるんじゃない!生きる為にここに来たの!!」
♢
神の声の元、手足を捧げよ。
「ヴィスは私達のモノよ。殺すだなんてしないで頂戴。」
♦︎
神の声の元、命を賭けよ。
「僕は死んでもこの国を‥妻を守る。だって、命より大事な物だから。」
♢
神の声の元___、
「私に全てを託しなさい。」
さすればきっと、
「貴方も私も、救われるから。」
♦︎
神の声の元、少女を逃がすな。
--- 第二章 神の声 ---