公開中
二人。 mm.side
〜あけおめ‼︎〜
!!!新年初投稿!!!
ニキめめです‼︎
主が1番好きなコンビです‼︎(どうでもいいですね)
⚠︎一部性的表現有り
長め
※この話はめめ視点でお送りします、ひーくん視点がいい方は前の話へれっつごー
目黒side
___始まりは、俺がまだ、宇宙sixとして活動していたときだった。
運命の人に出会った。
その人はもう、格好良くて格好良くて。
統率力があって、頭の回転が早くて、常に真剣に考えてくれていて、ダンスも歌も上手くて、顔も格好良くて、筋肉があって、強くて、なのに時々俺たち後輩に見せる笑顔が可愛くて。
その人はそう、紛れもなくSnowManの岩本照くんだった。
初めて出会ったのは、事務所の廊下でだった。
その日は朝から仕事詰めで、ぼーっとしながら廊下を歩いてたら。
「あっ、」
途中でふらっと体が傾いて、思いっきり転けた。
大人なのになにやってんだ俺。
堂々と廊下のど真ん中で転けて…
恥ずかしい、、、。
そんな時に、手を差し伸べてくれたのが、岩本くんだった。
照「大丈夫か」
「…すみません、大丈夫ですっ、⁉︎」
顔を上げたら、先輩の岩本くんと目が合った。
その瞬間、心臓がとくんと跳ね上がり、顔がかあっと熱くなるのが分かった。
格好良すぎる。
男の俺でもときめくような格好良さだった。
と、そこで我に帰った。
俺は後輩。岩本くんは先輩。
こんな感情抱いちゃダメに決まってる。
「す、すみませんっ、ごめんなさい、、、、」
照「いや、謝んな。俺は大丈夫だけど…大丈夫?」
「だだだ、大丈夫、ですっ、」
と立ち上がろうとした時、足に鈍い痛みが走った。
思わず床に座り込む。
…やらかした。捻った。
でも、ここで迷惑掛けるわけにはいかない。
嘘つかなきゃ。
照「…え、大丈夫?怪我してない?」
「だっ、大丈夫、ですっ」
照「見せろ」
なんとか隠そうと試みたけど、もう手を伸ばされたら負け。
先輩の手なんて振り払えるわけないし、断れない。
さっとズボンの裾が|捲《まく》られた。
捻って赤く腫れた足首が|露《あら》わになる。
照「うわっ…捻ったよね、大丈夫?…じゃないよな」
「だ、だいじょ…」
照「真っ赤…」
「ほんと、大丈夫っ、ですからっ、」
照「大丈夫じゃなさそうな顔だな」
「大丈夫ですって、、」
照「ちょ、こっち」
そばの休憩室に連れてかれ、椅子に座らせられる。
てきぱきと動くその背中をじっと眺めた。
本当に申し訳ない。
岩本くんが自販機で水を購入して、持っていたタオルを濡らし、俺の足首に巻いてくれた。
ひんやりとしたタオルが、腫れて生まれた熱を奪い去っていく。
「ありがとう、ございますっ、」
照「本当はもっと見ててあげたいけど、この後すぐ仕事あるから…。ごめん。じゃあな」
俺の頭をぽんとしてから、風の如く去って行った岩本くん。
「…///」
その手の感触、そして背中は頭に深く刻まれ、忘れることはなかった。
。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。.。:+* ゚ ゜゚ *+
岩本くんに助けてもらったあの日から一ヶ月。
無事捻挫は完治しました、と伝えられた(記念すべき?)日。
あの日以来会えていない岩本くん。
なんでこんなに引っかかるんだろ…。
た…、ただの先輩なのに、、
そうやって思い込みをしようとしている自分が情けなくなってくる。
本当はもうわかってる。
自分があの一瞬で岩本くんにどんな感情を抱いた……抱いてしまったのか。
どちらも職業アイドル。
先輩と後輩。
しかも同性同士。
俺は一番この世で禁忌と言える感情を抱いてしまったのかもしれない。
そう思うと泣きそうになる。
叶えちゃだめなの…?
人生で初の恋くらい、楽しませてよ神様。
でもやっぱ…、
俺、岩本くんのこと_____。
違う違う、ダメだってば絶対……。
何度も蘇ってくるあの大きい手の感覚。
陽だまりのように優しく、あたたかい声。
どこまでも澄んでいて、曇りのない瞳。
頭の中は結局それでいっぱいだった。
自分が禁忌を犯してると知りながらも、この感情は消せなかった。
。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。.。:+* ゚ ゜゚ *+
そこからしばらく経ったある日。
今も岩本くんに関する感情は変わっていないんだけど…。
謎に社長からの呼び出しを喰らいました。
俺なんかしたっけ。
…まさか社長にこの感情がバレて…恋なんかしてんならさっさと辞めろとか⁉︎
いやいやいや、そんな、まさか…………。
ないでしょ…(たぶん…)
少しドキドキしながら重たいドアを開く。
未だに、この謎の緊張感は慣れない。
「こ、こんにちは」
社長「最近どうだ?」
「楽しいです」
社長「よかった。…一つ提案があるんだが」
「はい、?」
社長「目黒くん、SnowManに加入してくれないか」
と告げられた。
SnowMan。
俺の憧れ……?の岩本くんがリーダーを務めるグループ。
入りたくない|理由《わけ》がない。
…これって運命、?
俺、もしかして…
いやいや、ダメ。
この感情はちゃんと胸に留めとかなくちゃ。
社長「いかがかな」
だけど…
身体は素直で、
「はい、お願いします!」
と勢いに任せて言ってしまった。
。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。.。:+* ゚ ゜゚ *+
自己紹介とかするためにSnowManの全員が集まることになった。
俺はまだぐるぐる後悔している。
一番、ダメなのに。
こんな感情、抱いちゃダメなのに。
こんな中途半端な覚悟で来てはいけないだろうに。
でも一度加入すると言ったらもう後戻りはできない。
偽ってかなくちゃ、本当の気持ちを。
「「「「「「ようこそ〜、SnowManでーす!」」」」」」
「「「よろしくお願いします…!」」」
俺の他にも、向井康二くんとラウールが新メンバーだった。
あ、岩本くんいた、!
…ぅ、違うって…
岩本くん見ちゃダメ、
照「…⁉︎」
でも目で追ってしまう。
岩本くんは一瞬驚いた顔をしてから、花が咲いたかのような笑顔を俺に向けてくれた。
「…///」
なにあの笑顔。
惚れちゃうってば…。
どきどきと高鳴る胸を押さえながら、自己紹介をした。
。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。.。:+* ゚ ゜゚ *+
加入して一週間。
岩本くんと会うたび、胸が苦しいほどときめいて、高熱でも出たんじゃないかというほど顔が熱くなる。
一番抱いちゃダメな感情を俺は抱いてしまった。
これは憧れとか、そう言う|生半可《なまはんか》な気持ちじゃないのはもうとっくに知っている。
愛してる。愛してしまってる。
ここまで執着してしまったらもう戻れない…
…違う、戻るんだよ蓮。
。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。.。:+* ゚ ゜゚ *+
一ヶ月後。
いまだに俺は苦しいまま。
抱いちゃダメって知ってるの。
知ってるのに、心は言うこと聞かなくて、やっぱりドキドキしてしまう。
しかも岩本くんとは上手い具合に距離を詰められていない。
こ、こ…恋しちゃダメなのに、、
なんでこんなこと思っちゃうんだろ…?
あー…岩本くん、、、
俺は何かに取り憑かれたかのように、岩本くんのことしか考えられなくなった。
苦しい。
助けて。
恋を辞めようにも辞めれない。
恋をしてはいけないのに…。
わかってるのに…。
。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。.。:+* ゚ ゜゚ *+
岩本くんへの恋に葛藤する日々を送っている俺。
新曲のダンスの振り入れで、ペアを組んでやることが決まった。
少ない人数でやることで互いに頼りやすく、教えあえることが目的らしい。
辰哉「ペア…まあ1組トリオだけどさ、どうする?」
照「…別にふざけなければ俺は誰でもいい」
ラウール「僕トリオがいい‼︎」
辰哉「OK、じゃあラウは確定ね」
大介「その他は〜?」
康二「俺もラウと一緒がええんやけど」
亮平「いいよいいよ‼︎じゃあ俺そこのトリオ入ろうかな」
辰哉「じゃあトリオは決定って感じ?」
大介「そーだね‼︎…蓮は希望ある?」
「え…っと、、、」
辰哉「照とかは?」
「…⁉︎//」
嘘っ…‼︎
熱く火照りだす顔。
その顔を見られないように慌てて下に向ける。
照「俺は全然いいよ?目黒大人しいからやりやすいし」
大介「大人しいからやりやすいって…www」
照「事実じゃん」
辰哉「じゃあめめ、照とでいい?」
「全然…喜んで、?」
辰哉「じゃあ俺なべ貰うわ」
翔太「げっ」
辰哉「『げっ』てなんだよ」
翔太「面倒くさいなって」
辰哉「うっわ最低」
大介「じゃあ俺舘さんとだ〜‼︎」
涼太「よろしくお願いいたします」
岩本くんと同じペアになることができた。
やばいやばいやばい、俺嬉しすぎる。
まさか一緒になれるとは思ってなかったもん。
なれてもトリオかなって思ったし。
深澤くんナイスすぎる。
…って違う、ダメなんだよ蓮、
嬉しいけど素直には喜べない、みたいな変な感情を抱いた心のまま、岩本くんと隣の部屋へ移った。
…2人きり。
どくどく、と心臓が鳴っている。
やばいやばい、顔がめちゃくちゃ熱い〜…
照「やろっか、蓮」
「…⁉︎///」
突然の下の名前呼び。
驚きすぎて声を失う。
身体中の血が超高速で巡ってる…気がする。
照「…目黒?」
たまたまだったのか…。
ちょっと残念、、
「ぁ、はい、やりますっ」
照「おっけー」
…てなわけで始めたんだけど………。
なかなか手の動きが難しくて。ウェーブみたいでウェーブじゃないような。
途方に暮れていたら、
照「目黒、大丈夫そ?」
と声をかけてくれた。
優しい…優しすぎる岩本くん…。
「あ、えっとはい、、?」
照「何がわからない?」
「手の動き…です、」
照「あー、ここ?」
なめらかで目を奪われてしまうほど綺麗な動きだった。
「…あ、はいそこです」
照「ちょ、いい?」
「…はい、っ、‼︎///」
岩本くんの指先が俺の手に触れた。
岩本くんと触れた瞬間、顔がどんどん熱くなるのがわかった。
俺の腕をゆっくり動かす岩本くん。
目の前にある、、岩本くんの顔が…。
やばいやばいやばい。
綺麗な横顔が…。
美しい長いまつ毛に、美術品かと思ってしまうくらい綺麗な顔のライン。
呼吸音が聞こえてくる。
…俺、今こんな近くにいるの………?
照「こうして、こっちにこう行ってからのこう。…こうばっかりだけどわかった?」
「…っはい///」
照「よかった。休憩入れようか」
「はい」
そばにあったベンチで隣同士で座る。
肩が触れ合う寸前の距離。
あー、緊張しすぎて飲み物こぼしそう。
…そういえば。
タイミングあれば好きな人聞いたほうがいいんだっけ。
いや、恋しちゃダメなんだから……。
…でも聞きたい。
やっぱり聞きたい。
今だよね、聞くしかない。
「岩本くんって、、好きな人いるんすか…」
照「好きな人?…うーん、いないかな」
…いないの?
俺は片想いってこと…?
…違う。これでいいんだよ。
いないから、残念はいおしまい、で…
前にもこんな感じのことあったけど、やはり心は素直で、
「…じゃ、じゃあ、気になる人は…?」
つい聞いてしまった。
落胆するのは自分ってわかってる。
わかってるのに。
照「気になる人…もいないかな」
「えっ」
ひっくり返った変な声が漏れた。
…こんな声岩本くんに聞かれたくないんだけど………。
照「そんな驚く?w」
俺の声が面白かったのか、くすりと微笑む岩本くん。
…ていうか好きな人も気になる人もいないって俺ピンチじゃん。やばいやばい。
「…と、いや、意外だなって」
照「そう?目黒はいるの?」
「俺は……いな……い、です」
照「そっか」
「…はい」
照「じゃあそろそろ練習に戻ろうか」
「……分かりました」
最悪…
泣きたい気持ちを必死に堪えて、なんとか振り全部覚えて今日は解散。
照「あ、もう帰る?」
「はい、」
照「目黒さ、来週の水曜日空いてる?」
「水曜日…?1日OFFですけど……」
照「よかったら一緒にタピオカ屋でもいかない?」
「…いいんですか、……行きます」
照「わかった。時間とかはまた今度連絡するね」
「はい」
スタジオを飛び出して一目散に家に向かった。
俺、どうすればいいのっ…
__片想い?失恋?
もう俺はだめ?
破談?縁切れた?絶縁?__
家に帰って、ベッドに思いっきりダイビング。
そこから、何十分も|嗚咽《おえつ》を漏らしながら泣き続けた。
してはいけない恋をして。
日々上手く詰められない距離に苦戦して。
自分の不器用さに絶望しながらも自分の精一杯を出して。
叶えてはいけない、禁忌の恋だと知りながらもときめく心は抑えが効かなくて。
それなのに結局俺の苦労と努力は報われなくて。
相手には好きな人も、気になる人もいない。
勝手に恋をして、勝手に失恋しただけ。
この事実が俺を更に苦しめる。
今までの俺の感情、行動、努力、苦労は全て水の泡。無駄だった。
そんな絶望的な状況に立たされた俺は、ただひたすら泣くしか選択肢が無かった。
。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。.。:+* ゚ ゜゚ *+
ただひたすら泣いたあの日から、俺は感情が無くなったみたいに全て空っぽになった。
誰に会っても、特にこれといった感情は湧かなくなって。
喜怒哀楽、全てが消えてしまったような感じ。
うまく喜べない。うまく怒れない。
うまく泣けない。うまく楽しめない。
つまらない。
この世が。
今までは楽しかったと思えるような仕事も、何も感じなくなってしまった。
好きだった空の観察も、何気ない会話も、メンバーといる時間も。
全て中身が詰まってないようにしか感じなくなってしまった。
そんな中、全く色の無いつまらない人生に彩りをくれるものに気づいてしまった。
やはりそれは岩本くんだった。
彼と会う時だけ、恋していたときのような感情にまでは至らないものの、心からじわりと|溢《あふ》れ出す何かがあるのがわかった。
感情がないロボットのような状態になってしまった俺でも、岩本くんに会うと何かしらの感情が湧き出る。
それが何かはよくわかんなかったけど。
俺に与えられた最後のチャンスは水曜日。
しっかりと蹴りをつけて、元のように戻れるようにならなくちゃ。
あとちょっと。あとちょっとで終われる。
頑張れ、蓮。
辰哉「めめ」
と突然声をかけられた。
「はい」
辰哉「どうしたの、ずっと無表情だけど」
「普通ですけど」
大介「普通じゃないでしょ⁉︎」
「普通です」
翔太「普通じゃねえだろ、嘘つくんじゃねえよ」
「あの。俺今他のことやってるんで邪魔しないで頂けますか」
涼太「みんな目黒のこと心配して言ってるんだよ」
「別に。そういう要らない感情求めていないので」
違う、違うんだよ…
心配してくれてるのはわかってる。
なんだけど、俺自身がそれに対してどう受け止めて反応すればいいのかわからないの。
どういう感情を注げばいい…?
わかんないよ、
亮平「めめ、」
「邪魔しないでください」
康二「めぃめぃ、」
「うるさい」
ラウ「めめ…」
「うるさいです。みんな俺のこといじめたいんですか」
その言葉にみんなが黙った。
言ってはいけないこと言っちゃったかな…。
あと感情が狂ってるからどう対応すればいいかわかんない。
困ったな………。
照「目黒」
そこで、岩本くんが俺の名前を呼んだ。
思わず動揺してしまう。
「…っ、?」
照「ちょっとこっち来い」
「…」
隣の楽屋に連れたかれた。
何話すのかな。
怒られるかな。
照「目黒。どうしたの」
怒られる、と思ってたら、俺を心配する言葉だった。
「…っ、なんでもないので邪魔しないでくださいっ、」
照「…苦しそうだよ?何があったの」
「か、関係っ、ないからっ、、」
照「………そっか。辛かったらいつでも頼れよ」
関係ない、と言った瞬間、悲しそうな表情をした岩本くん。
好きな人を悲しませてしまう自分がものすごく嫌になった。
…やっぱり。
岩本くんといる時だけ感情が湧く。
今だって、『嫌』という感情が湧いた。
「…」
変な感情が|溢《あふ》れ出しそうなのを抑えるためにぎゅっと唇を噛んだ。
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水曜日。
タピオカ屋行って、カウンター席で2人でタピオカを飲んでいた。
やはりときめくような感情は現れないものの、他の人に会った時には生まれない別の感情が岩本くんに会うと出来る。
あのゴツい岩本くんがタピオカをとても美味しそうに飲んでいるのを見ると、お腹の底から何か|疼《うず》くような、変な感情が現れる。
とはいえ、あまり感情が湧かなくなってしまった俺は、話したいことも見つからず手持ち無沙汰になりタピオカを無言で飲み続けた。
ちゃんと、今までの物語を終わらせなくちゃならないのは知っている。
だけど、俺にはそんな勇気もなかった。
と、突然。
照「目黒?」
「はい、?」
照「まだ時間あるしそこの公園でも行かない?空とか見ようぜ」
「いいね」
俺が空見るの好きって覚えてくれてたのかな。メンバーとして。
さすがリーダーだな、と思いながら少しぬるくなったタピオカを一気に飲み干した。
。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。.。:+* ゚ ゜゚ *+
誰もいない公園のベンチに座って、岩本くんとただひたすらぼーっとしてた。
感情が無くなった俺にはこの時間が少し気持ちよくて、久しぶりに人が隣にいても肩の力を安心して抜くことができた。
時々サッカーやってんね、とか、あの遊び懐かしいな、なんて。
俺らには目もくれず楽しそうにはしゃいで通り過ぎていく子供を見ながら溢していた。
なんだか岩本くんといるこの時間は短くて、あっという間だった。
実際、2時間くらいこうしていたはずなのに。
何故だろう。
照「そろそろ帰ろうか」
何度もときめいた陽だまりのような声。
その声で思い出した。
蹴りをつけなければ。
俺に背を向けて歩き始めた岩本くんの手を慌てて握った。
「ま、って、」
岩本くんの陽だまりのような声とは対照的に、感情がなくなった冷淡な俺の声。
なんだか|虚《むな》しくなった。
…虚しく?これって感情…?
俺、感情無くなったはずなのに、。
照「…?」
ふわっと綺麗に振り向いた岩本くん。
こてっと首を傾げ、疑問そうな顔をしている岩本くんを見ると、何故だか冷静になってきて。
勢いに任せて手を握ってしまったと言う失態に気づいた。
しかし、決着はつけなければならない。
左右に助けを求めるように視線を泳がす。
…違う。
ちゃんと自分で。
自分の感情をぶつけなければならない。
覚悟を決め、岩本くんを見上げた。
言わなければならない。
「岩本くんっ、、っ好き、、です、//」
俺が紡いだのは、思っていたのとは違う言葉だった。
好きです、?
違う違う違う。
俺は蹴りをつけなければならないのにっ………
岩本くん黙っちゃう…
予想通り、岩本くんは無言で俺を見下ろしていた。
…だけど。
この言葉を言った瞬間、俺の中で何かがぷつりと切れたような感覚に襲われた。
その何かが切れると同時に、俺の目に涙が勢いよく|迫《せ》り上げてきた。
『感情』がぐちゃぐちゃに乱されて、涙が|溢《あふ》れる寸前までになった。
無言で俺を見下ろしている岩本くん。
そうだ。
俺、『好きです』って言っちゃったんだ。
|馬鹿馬鹿馬鹿《ばかばかばか》。
きゅっと心を握り潰されるような気持ちになり、
「…ごめん、、なさいっ、」
謝罪を述べた。
岩本くんはしばらく俺と繋がれた手を見てから。
照「…__ごめん__」
小さく呟いて、繋がれた手をぱっと振り払った。
その瞬間、頭が真っ白になった。
一瞬、時が止まった。
「…っ、」
今度こそ振られた。
一度|溢《あふ》れた涙は止まらない。
視界がどんどん潤んでいって、俺の拳は雫で濡れ始めた。
照「ごめん」
そう一言だけ漏らす岩本くん。
俺、本当に失恋しちゃった。
あーあ、全て終わり。
「…」
終わり、終わりなのに。
待ちに待った終わりなのに。
やっぱり涙が止まらない。
こんな感情、本当に久しぶり…
なんで、
岩本くんが俺に背を向けた。
その背中は|逞《たくま》しくて、何度も何度も追い続けた。
『恋』という感情を抱き始めた時からこの背中は好きだった。
何やらカバンの中をゴソゴソと漁っている。
俺にハンカチやらティッシュやら渡すのだろうか。
その優しさは今要らないの、、。
振られた、と言う事実が俺を苦しめて。
いよいよ耐えられなくなってその場から逃げ出した。
照「え、目黒、待て、目黒‼︎」
慌てて俺を呼ぶその声が涙を助長させる。
俺は全速力で走り始めた。
。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。.。:+* ゚ ゜゚ *+
どこまで走ったのだろう。
疲れた頃には全く知らないところにいた。
地図を見ようとポケットを探るも、どこかで落としたのか無くなっていた。
「__やべー…__」
仕方なくふらふらと周辺を歩いていると…
ゴツンッ‼︎
「…⁉︎」
誰かと肩がぶつかった。
「す、すみませんっ」
顔を見ればチャラそうな大学生?くらいの男3人組だった。(※男と略させて頂きます)
危機を感じて、ぺこっと頭を下げて立ち去ろうとすれば、勢いよく胸ぐらを掴まれた。
男1「ちゃんと周り見ろよ…ってめっちゃいい顔してるじゃん、おにーさん」
「…、?」
舐め回すように俺を見つめる男たち。
男2「ちょっと俺たちに着いてきて?」
「え、嫌です、ぇ、」
俺の腕と男の腕が組まれて、動けなくなる。
男3「だいじょぶだいじょぶ」
そう諭されて無理やりどこかに連れてかれた。
な、何されんの俺…
男1「とーちゃく」
不自然に静まり返り、誰もいない路地裏についた。
陽が落ちて来て、薄暗いベールに包まれている空が俺の不安を煽る。
「な、なに、っ」
男2「ちょっと失礼〜」
男3「おにーさんの|躰《カラダ》貰っちゃうね?」
へ、ちょっ、
首元に顔を近づけてくる男。
すると、首あたりに生温かい感覚が走った。
「ッんぅ‼︎」
声を抑えようと慌てて唇を噛むも、間に合わず甘い声が口から漏れる。
しかも勢いよく唇を噛んだせいで、唇が切れて鮮血が溢れ出した。
男1「うわ、めっちゃ可愛い声出すじゃん‼︎」
ぺろぺろと絶えず俺を舐め続ける男。
抵抗しようにも走り疲れて体力が残ってない。
男3「人は見かけによらないね〜‼︎」
男2「もっと舐めるね」
首だけでなく、鎖骨の辺りまでぺろりと舐められる。
やばい、鎖骨無理っ、、
「ひぅっ、ん…」
俺が鎖骨を舐められて力が抜けているうちに、いつのまにか上半身裸にされていた。
男1「おにーさんいいカラダしてる〜‼︎」
男3「こことかは?」
耳にふぅっと息をかけられる。
そのあと、耳を舌で舐められた。
「〜ッ、‼︎んはっ、、う、あ゛っ‼︎やめ、め゛っ、」
男3「いい反応♡」
男1「ちょっと刺激するね」
男は自分の膝で俺の股を連続で突いてきた。
脚腰の感覚が奪われていって、地面にへたっと座り込む。
「ひっ゛、、んん、、あっ、、‼︎」
男1「ほんと可愛い声♡」
なんで、なんで、、
こんな知らない男たちに犯されてなんで感じてるの、俺。
気持ち悪くてたまらない。
いやだよ、、。
男2「おにーさん好きな人いる?」
「へっ、、んぁ゛、ま、まって、まってッ、」
男2「じゃあさ、俺らのことその人だと思ってみて?気持ちいよ」
その一言で俺はおかしくなった。
さっきよりもっと感じやすくなって、全身が一気に快楽にのまれた。
なんで、俺の身体おかしいっ、、
違う、絶対岩本くんこんなことしないのにっ、…
なんで俺岩本くんのこと考えてるの、?
俺、どうかしてる、、
男1「こことかも好きなんじゃない〜?」
腹筋の割れ目をすすーっとなぞられた。
その瞬間、寒気のようなものが俺を襲い、身体がぶるっと震えた。
「んゃっ、、ひんっ、ぁ、」
男3「うわ、反応すごい。もういい?ヤっちゃうよ?」
ぞくり、と背筋が震えた。
もう何されるかなんて馬鹿な俺でも予想がつく。
全身から血の気がさあっと引いていくのが分かった。
恐怖と焦りで体が震え始めた。
「っ、やめ、」
ただ溢れるのは弱々しい、なんの力もない抵抗。
男3「だあいじょうぶ、死にはしないから」
男1「ただ俺たちのものにするだけ」
それが嫌なんだよっ‼︎
本格的にヤバいと感じ始めて、残ってる僅かな体力で目の前の男を蹴り飛ばし逃げ出そうとするも、他の2人にがっと腕を捕まれ、結局逆戻り。
やべー…、もうよくわかんない。
刺激されすぎてるのと体力が無いというダブルパンチで視界が霞んできて、そろそろやばい。
男2「刺激してみるよ?」
ぬるっと俺に手を伸ばしてきて、俺の服を脱がそうとするので、身を捩りなんとかその手を避ける。
あぁ、もう無理だ。
これで最後かな、。
「も、やっ……涙」
さきほど岩本くんに振られて精神的にも辛く、今色々されていて体力的にも辛く、ついに限界を突破して涙が溢れ出した。
男1〜3「「「⁉︎」」」
俺の涙(?)に驚いたのか動揺した様子を見せる3人の男。
男たちの動きが一瞬止まった。
その隙を狙って逃げようと試みる。
「__にげっ__………」
立ち上がった瞬間、がたりとバランスが崩れ、俺は思いっきり転んだ。
男1「逃げられなかったね♡」
ぎゅっと男が抱きついてきて拘束された。
「ん、はなっ、、せ、っ‼︎」
男2「離さないに決まってる」
俺の顔に唇を近づけようとしてくる男。
ちょ、キス、⁉︎
慌てて男の頬にビンタする。
男2「んぐっ…」
男3「人にビンタするとかありえない。そんな君にはお仕置きが必要だね?♡」
いや、人を路上で襲う奴の方がありえないだろ、‼︎
そんな意味不明の理論で俺の服をまたも脱がせようとするので、足をジタバタさせて必死に抵抗する。
男1「大人しくして?」
しかし、力がほぼなくなっている俺は膝で突かれるだけで、一気に力が抜けて地面に倒れ込む。
そこを狙ってがっと抱きついて拘束され、全くもって身動きが取れなくなった。
あーあ、終わった。
俺、心も体もぐちゃぐちゃに乱されて終わるのかな。
……嫌だよそんなの。
気持ち悪い、いやだっ、触るな、、‼︎
___振られた俺に名前を呼ぶ権利なんてないかもしれないけど。
一度だけ。
呼ばせて。
助けて、ねぇ、
「ひか、るくっ……涙」
男1〜3「「「は、?」」」
男たちがさらに動揺を見せる。
辺りに冷たい風が吹きつけた。
淡い、ほのかな期待を抱く。
お願い、来て、岩本くん、、
そんな願いは叶うことなく。
何も変化は起こらなかった。
岩本くんは来なかった。
まぁそうだよね。
好きでもない人を助けになんか来ないよね。
そう思い込みたいのに。
そう思うと鼻の奥がつんとして、涙がさらに零れていく。
頬がどんどん濡れていく。
男1「好きな人だか誰だか知らないけど、来なかったんだな」
男2「俺たちが好きな人のことを忘れさせてあげる」
男3「かわいそーにw」
「ぐすっ、ぅぅ、__やだっ__………」
あーあ…。
俺、本当に終わった。
?「誰が可哀想だって?」
此処は昼の路地裏。
静寂の中、一つの声が響き渡った。
聞き覚えのある声。
優しくて、暖かくて、陽だまりのような……………
「…………⁇…うそ、‼︎」
男1〜3「「「は?」」」
その声の主は、俺の大好きな、
「ひかるくっ、、、‼︎涙」
照「お前ら。…俺の蓮に何してんの?」
「…⁉︎/////」
男1〜3「「「は?(再び)」」」
瞬きする間に、俺を拘束していた男が倒れた。
拘束が解けて、自由になる。
そして、自由になったらやっぱり岩本くんを目で追う。
その次に隣の男の腹に蹴りを入れた。
辛そうに腹を抱えて、地面に丸まった。
最後に残った男をキッと睨み、流石の瞬発力で首根っこをぐっと掴んだあと、勢いよく顔面を潰すように殴りつけた。
…気づいたら男3人全員地面に倒れてた。
パンっと手を払い、颯爽と立ち上がった岩本くん。
「…‼︎」
そのかっこよさに思わずきらきらと岩本くんを見上げる。
そばに落ちてた俺の服を岩本くんが着せてくれて、さらに岩本くんが自分の上着を俺にかけてくれた。
照「はぁ、…目黒何された?怪我してない?大丈夫?」
俺を見つめる、どこまでも澄んだ瞳。
「だい、じょうぶっ、、くちびる、だけ、」
照「うわ、唇めっちゃ血出てるじゃん。何されたの?」
人差し指で俺の唇をすーっとなぞる岩本くん。
その仕草に鼓動がどんどん速くなる。
やばい、え、
岩本くんの指が、俺の唇に付いた血を全部|攫《さら》って行った。
「おれがっ、、かんじゃった、の、だいじょうぶっ、」
照「そっかそっか。他には?」
くしゃりと俺の髪を乱しながら撫でる岩本くん。
その手の感覚に、心の底から何かが湧き出た。
「ひか、、く、……………おれっ、、こ、わかっ、、た、、」
照「うん、」
「も、……だめ゛、っで、、グスッ、おも゛、…っ、で、……ひくっ、ぐすっ、」
照「蓮。…よく頑張ったな。もう大丈夫、俺が守る」
ぎゅっと抱きしめられた。
その瞬間、震えていた俺の体はほわっと温かくなって、安心感がどっと襲ってきた。
岩本くんに抱きしめられて、また涙が溢れ出した。
岩本くんに抱きしめられたまま、ただただ泣き続けた。
「…なんで、」
涙も嗚咽も収まって、一言目がこれだった。
照「ん、」
岩本くんがついでに、という感じで俺のスマホを返した。
拾ってくれたんだ………。
「……なんで、俺、たすけてくれたのっ、?」
照「そりゃぁ………大切な人助けらんなかったら筋トレしている意味なくなるだろ」
「…たいせつ、、メンバー、?」
照「…((拗」
突然拗ねたように唇を尖らせる岩本くん。
…え、俺なんかまずいこと言った?
「__えっと、__」
照「…もう、蓮は本当に馬鹿なんだから」
俺のこと馬鹿っていいながらも岩本くんは俺に優しい視線を投げかける。
雫で濡れた俺の拳を優しく岩本くんが包み込んだ。
ふわりとした春風のような暖かさが丁度いい。
…と思ったら。
拳は岩本くんによってゆっくり、丁寧に開かれ、何かが俺の手に握らされた。
見れば、俺の手には美しい真っ赤な薔薇が握られていた。
「……⁉︎」
どう言うこと、?
ただただバラをぽかんと見つめた。
そのあと、岩本くんは綺麗な箱から何かを取り出し、俺の耳の方に手を伸ばす。
ぱちっと音が鳴り、耳の方に小さい衝撃が走る。
これ、イヤーカフ、?
ってなんで?
イヤーカフといい、薔薇といい…
「…ぇ、?」
え、と小さく溢した。
耳の方がちょっと気になる。
なんで、?
頭がどんどん混乱する。
照「蓮」
「⁉︎////」
下の名前でまた呼ばれた。
意図せず肩がびくりと揺れ、顔が一気に火照る。
照「蓮、愛してる。俺と付き合って」
「…え、?」
どういう…
照「愛してるよ」
「…ぁぃ、してる、?」
岩本くんが、俺を…?
嘘でしょ?
俺の幻聴だよね。
俺の耳狂っちゃったんだ。
照「うん。何回でも言うよ?蓮、愛してる」
「…おれ、、のこと、?」
照「うん。俺が愛してるのはこの世でたった1人、今俺の目の前にいる蓮だよ」
「ほんとに、?ぐすっ」
嘘…。
信じられない。
まさか岩本くんが俺を好きだなんて、。
照「愛してる人に嘘はつかないよ」
「でも、好きな人も気になる人もいないって……」
照「蓮は愛してる人だもん」
「…‼︎////」
そういうこと……
嬉しさで心が満たされて、脆くなった涙腺にまた涙が迫ってくる。
照「ね?」
「これゆめ、?」
照「夢じゃない。蓮、愛してる」
「うれしい……」
こんなにも嬉しいのに。
世界で今一番に近いくらい幸せで、最高な気分だというのに。
嬉しいと言う言葉でしか表せない自分が悔しくなってきた。
…でもいい。伝わればいい。
照「俺と付き合ってくれない?蓮が彼女になって」
「俺、、彼女、?」
照「可愛いもん。彼女ね」
初めて可愛いって言われた。
…嬉しい。
「…喜んで、‼︎」
そう言ってから、またぽろぽろと涙が頬をつたる。
そんな今日は泣き虫な俺をもう一度ぎゅっと抱きしめた岩本くん。
ふわっと大好きな香りに包まれて、心が一気にあったかくなった。
照「ごめんな、今まで辛い思いさせちゃって」
どこまで俺のこと知ってるのだろう、岩本くん。
「いい、…今うれしいから全部いいの、」
照「そっか」
「岩本くん…」
なんだか無性に名前を呼びたくなって、そう呟いた。
照「俺の彼女になるなら照って呼んで」
「ひかる、、くん////、」
ちょっと恥ずかしくてまだちゃんと言えなかった。
照「まぁ…許す」
少し不服そうに口を尖らせたものの、またぎゅっと強く抱きしめられた。
「おれも、…ひかるくんのこと、す………違う、、…あいしてるっ、////愛してる愛してる愛してる…‼︎」
今までの想いをぶつけた。
伝われ…。
照「俺も。愛してる」
「…///」
照「んはっ、蓮耳まで真っ赤」
俺の顔をじっと眺めてから、笑って言う照くん。
「嬉しい、けど…恥ずかしいんだもん、やっぱ…」
照「あとね、もう一つサプライズあるんだけど」
「なに、?」
照「俺と…だけじゃないけど」
薔薇を持っていないもう片方の手に冷たい何かが握らされる。
「…か、ぎ?」
照「そう。俺とだけではないけど、SnowManでシェアハウスするよ」
「ほんと、⁉︎」
つまり毎朝起きたら同じ家に照くんがいるってこと、!
SnowManのみんなと人生を歩める⁈
照「うん」
「やった、‼︎」
嬉しい。
思わず声を上げてから、気づいた。
照くん、嫉妬してる、?
俺を笑顔で見つめながらもどこか引っ掛かるような表情をしている。
…え、可愛い、
もっと嫉妬させたいって気持ちをなんとか抑えて、
「嬉しい…けど」
照「けど?」
「…いちばん嬉しいの、ひかるくんと付き合えたことだからね、?」
照「…ニコッ」
くしゃっとあの笑い方をする照くん。
俺の思い通りだ。
ちょっと嬉しいかも。
「ふふ、」
小さく笑みが溢れた。
照「じゃ、帰ろうか」
「うん、‼︎」
照くんの方に手を伸ばす。
その意図を察したかのように照くんも手を伸ばし、俺ら二人の手が触れ合う。
一瞬恥ずかしくて手を離しかけたけど、ぎゅっと照くんの手を掴んだ。
照くんは一瞬手を見つめ、不服そうに唇を尖らせてから繋いで手を離した。
照「こうでしょ」
指と指の間に、照くんの指が絡んでくる。
「…⁉︎///」
人生初の恋人繋ぎ。
どきどきと胸が高鳴る。
照「ふふ、今日さ蓮ずーっと真っ赤だよ?w」
「…やめて…////」
照「可愛いからいいよ」
「…/////////」
照「今日どうだった、蓮」
「…さ、最高の1日だったっ///」
照「そっか。俺も」
「今の会話なに、?/////」
照「え、夫婦ってこーゆー会話するもんじゃないの?」
「…⁉︎…ふうふ、?」
照「将来なるんじゃないの?w」
「えぇ…/////」
照「ま、この話はまたいつかね」
「ん、//」
そんな会話をしつつ、俺ら二人は手を繋ぎ家へと向かった。
fin.
以上です‼︎
長いのに読んでくださりありがとうございます‼︎