公開中
隣の学校の元ヤンに恋する4
英加扠
「やってみ?」「う、うん」ガラス玉を落として、キャップを時計回りに外す。コロコロと落ちてきたのは、真っ赤なカエデの葉が何枚も張り付いている。まるで、秋に、清澄寺などで撮った紅葉たちの写真。「綺麗」「ねーなんかこれガラス玉すごい凝っててさ、集めたくなる。」「わかる」ガラス玉を陽の光にかざしてみる。日の当たる場所によってどの葉がどのような色味をするのかが違ってくる。「なんかさぁ」「うん」「こんなんを“せーしゅん”って言うのかな。」「へー、衣鶴もそんなこと言うんだ。」さも珍しげな目で見られる。「だって、本人がせーしゅんって言ったら、せーしゅんでいいじゃん。」「うん、今私もこれ青春ぽくない?って思った。」そして、あの日は湖夏と二人でガラス玉を見ていた。暑かった。でも、本当に綺麗だった。
すみません…期末テストが近くて、出せませんでした!終わったら頑張って出しますのでよろしくお願いします!
数学嫌だなぁー理科もなぁーー