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輪廻/wrwrd 【リクエスト】
あはい、誤字あっても見逃してください()
リクエスト一個めです!!
オレンジの服を着て桃色の瞳を持ったモノが呟いた。
「白線より下がっとった方がええで
電車が通るから」
「あ、あぁ…」
ぼーっとしていた意識を取り戻す。
彼は優しいなぁなんて俺は思いながら電車を待つ
「電車こーへんなぁ」
「あの、貴方は何処に向かうんすか?」
ふと隣に猫みたいな紫の瞳を持った彼が話しかける
「直ぐに死んじゃってさァ。』
こいつはさっきの奴と違って気味が悪い。
あいつらは俺のことを《《知っている》》のか?
俺は気持ち悪くなった気持ちを抑えようとするために錆びたような色に変色した何かを飲む。
何も気にせずに飲み込む。
「ア、電車来ましたよ。それじゃあ次の駅で」
「お前とはもうちょっと会いたないわ。」
「そうですか。」
なんで微笑むんやろか?俺には到底理解できない。
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俺はこのどこに行くかもわからない電車に乗り、何時間経っただろうか。
いままで降りた駅には顔を知っているようで知らない奴らがいた。
また次の駅にも居るのだろうか。
『目ぇさっさと覚まさんかい…』声が聞こえた気がした。俺はもうこんな幻聴が聞こえるようにまでおかしくなってしまったのだろうか?
「次は、____駅」
降りなければ。そうなぜか思った。別に降りなくてもいいのに体が乗り続けることを拒む。
降りれば目の前には枯れた花のように疲れ切った顔で、前までは輝いていたであろう髪も霞んだ黄色になっている。
…こいつも知っている気がする
「俺な、感情がないねん。感情が。
やから心は___。お前が早く帰りの電車に出逢えることを祈っとるで。」
そいつは目を閉じた。
「お、おーい?寝たの?おきてぇや。電車来るまで暇やねん」
そいつの頬に手を触れてみる
「冷たい…?死んだってコト??」
「なぁ、お前、嘘やろ?さっきまで元気やったやん!!」
ミンミンミンミン…
「なぁ!!!」
蝉の泣き声にかき消されないように、大きく声を上げる
「…?なんで腹に傷ができとるんや…?」
その途端、こいつの記憶だろうか。
こいつは元々何かに打ちつけられて切ったような傷をつけて、ここに来たらしい。なぜここに??
逆光でできた自分の影がドロドロと嘲笑うように言う
「死んだカラ、キタンだョお?」
「は…?」
こいつが死んだからここに居るということは、俺も死んでる…ってことになるよな
「お、やっぱりあんさんここにおったわ。」
と最初の駅にいたオレンジの服を着た天の人が来た。
「そういや自己紹介まだやったな。俺はロボロっちゅうねん。よろしゅうな」
ロボロ…どこかで聞いたことのある呼びなれた名前。
「お前は《《ゾムやろ?》》知っとるで。」
「俺のこと知っとるん…?」
「勿論!名前も声も知っとる。けど、
今はお前のことは見えないんよね…」
と泣きそうな声でロボロは言う。
「今お前が見えたらどれだけええんやろか…」
「お、おお俺はロボロのこと見えとるよ!?」
「そうかぁ、俺、今どんな服装しとる?」
「え、オレンジの和服に、天の雑面…」
やっぱりとでも言いたそうな顔をしたロボロに俺は思わず顔を顰める。
「じゃあ、そこに居る金髪のやつ、は?」
「え、サッカーのユニフォーム…」
「なあ、なんなん!?これどういうことなん!?俺は死んだんか!?教えてくれやロボロ!!」
「ここを進んでも、終点はないで。
お前はもう《《大人になってもうてん》》」
大人になってしまった…?
「お前はあのとき、事故で、意識不明になってもうてん。それから俺らはそれぞれ自殺。
ゾムだけ今生と死の狭間におるんよ」
『クスッもう、あの頃には戻れないヨ』
『お前は1人だけ大人になっちゃったんだから』
「いやや、そんなん嘘や!!!」
そうだ。全部全部そうだ。猿山を封印して、刑事とか、他のあいつらと帰ってるときに、俺は車に撥ねられて、
…|輪廻《うんめい》を誰か止めてくれない
か?
「ごめんなぁゾム、ごめんなぁ…本当に、本当に…」
そうだ、あの日俺は二十歳になった。
こいつらは死んだから永遠の小学生とでも言っておこう。
『1人だけ大人になるってどんな気持ち?
仲間はずれになるってどんな気持ち?
辛い?
悲しい?
怖い?
そっかぁ、お前は一生一人憐れに歩むんだよ
|少年《おとな》』
そんなの、笑い話にしかならんやんけ。
一人で孤独を歩み続けるなんて
「傑作だね!!!!!!」
解釈違いだったらガチでごめんなさぁぁぁい!!語彙力無さすぎて…
↓本家様はこちらです!!https://m.youtube.com/watch?v=EahYs-8tTjQ
それではさよならぐっぱいまる!!
next…hand in hand