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王家の魔法使い ③
こんにちは。私は元日本人だったんだけど家が火事で燃えちゃってドルフィ王国の三女に生まれ変わった8歳のアリス(元環菜)。よろしく。実は私、魔法使いになっちゃったの。だから今日からミラカお姉様から魔法の使い方を学ぶの。
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「アリス、魔法の使い方を教えるわ。裏庭においで」
やっとこの日がやってきた!とうとう魔法を教えてもらってこの「ドルフィ王国」を守ることができるのよ!!
「お姉様、今すぐ行きますのでお待ちくださ~い!」
裏庭についたらお姉様に本と6種類のバンドセットを渡された。
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水の魔法・・・青色のバンド 氷の魔法・・・水色のバンド
炎の魔法・・・赤色のバンド 風の魔法・・・緑色のバンド
石の魔法・・・黒色のバンド 光の魔法・・・黄色のバンド
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「アリス、今日は水の魔法を特訓しましょう」
「はい、お姉様」
「水の魔法の場合は、バンドセットの中の「青色のバンド」を手首につけて。そうしたら水の魔法が使えるわ。これはかばん、これをいつも持ち歩きなさい。このかばんの中に本と6種類のバンドセットを入れておくのよ」
私は茶色の肩にかけかばんの中に本とバンドセットを入れた。
「お姉様、この本の中にある名前みたいなものと、地図のページは何なのかしら?」
「それはね、敵と戦ったらわかるわ。ちなみにあなたはもう、魔法使いとして認定されているからね」
そのような話をしながら的に当てる練習などを練習していた。そして夕方になり城に帰ろうとしたときのことだった。
「ウーーーーーッ、ウーーーーーッ。MTGO(魔法使い出動)」
「アリス、早速お仕事が入ったわよ。さあ、飛んで!」
飛ぶ?飛ぶは習ってないよ、、、。
「お姉様~!どうやって飛ぶんですか~?」
「はいっ、これを常に腕に巻いていなさい」
そういってミサンガのようなものを渡された。そして羽ばたくようにすると、、、。飛べた!人生初めて空を飛べたわ。さあ、飛んで魔法使いがそちらに向かうわよ~!
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着いた。あっあそこに巨大猫がいる!あれが今回の獲物がターゲットね。お姉様が説明した。
「アリス、今回はあなたが倒すように上から言われているわ。あの猫は水が苦手なの。アリス、特訓したことを生かしなさい!!」
「はいお姉様!アリス、変身!おりゃーーー!」
「ニャーーーーーー、、、」
猫は指ぐらいの小ささになって倒れて動かなくなってしまった。初めて敵を倒した。嬉しいのに少し罪悪感が残っている。
「アリス、この瓶にその猫を入れてとっとと撤収するわよ。その瓶は私が上に渡しておくから貸して?じゃあ、帰りましょう」
お姉ちゃん曰く「その瓶に入った猫はこの後いろいろ調査されて、それを倒した人の仲間になる」のだそう。これにて一件落着だった。
家に帰ったらお母様に初仕事なのによく頑張ったとほめられた。実はあの瓶に倒した敵を入れるのは結構難しいんだって。
・MTGOは敵になんて言っているのかがわからないようにするために
「M=魔法、T=使い、GO=出動」という意味があります。
どんどん、シリーズ化していきま~す。応援よろしくお願いします。