公開中
天使は鬼をも包み込む。
peku
初のらっだぁ運営の小説です!
情緒不安定ならっだぁとそれを包み込むきょーさんの話。
キャラ崩壊注意!
苦手だと思った方はすぐにブラウザバックを!
「彼の国の王が俺なんかでごめん。」
唐突に伝えられた言葉。何言うてんねんこいつ。エイプリルフールはまだ先やぞ。と突っ込みたくなるが表情を見るに本心らしい。あー、いつものあれか。
この状態のことを指す、自己肯定感低めのらっだぁは最近は現れなかったし見なかった。とはいえ、俺とこいつは小さい頃からの幼馴染。そんなんいつなっても受け止めれるほどには慣れていたはず。
でも、やっぱりいきなりだとびっくりしてまう。
「今回はどうしたん?らっだぁ。」とらっだぁ聞いてみる。らっだぁは少し腫れぼったく赤く充血した目をこちらに申し訳無さそうにむけてちっちゃな声でいう。
「俺、今日町を視察してたんだよね。あ!大丈夫!ちゃんと変装はしたよっ!…それにバレなかったし…でも、周りがなんか言ってるのに気がついたんだ。聞いてみるとなんか、俺を否定してくる言葉ばかりで…それで…なんか、申し訳ないなって…。」というと彼はまた顔を下げる。
なるほど。そういうことか。
もともとここの奴らは慕っているものが多いが、一部は若くして王という地位になったらっだぁを気に食わないもの、人外が治めてる国を差別するような反抗心の塊のようなやつもいた。
「あんなぁ、らっだぁ。俺前に言うたやん。そんな奴らこの世界には腐るほどおるって。いちいち気にしてたら気が滅入ってまうよ。」と俺は言う。
だが、彼はそれからしばらくしてもまだ、泣いていた。泣いて、自分を責めていた。
大丈夫、なんてあったかい言葉をかけようとしたけど、俺はその時ちょっとどうにかしていたのかもしれない。
「じゃあ、お前。今日から俺のもんやから。お前を悪く言うやつは俺がぶん殴ったるし、お前を褒めてくれる人がいたら俺も喜んだる。全部共有しようや。幸せも、苦しさも。」
それを言ったあとにおれはひどく後悔して謝った。嫌われただろうななんて、思った。
でも返ってきた反応は、おれを困惑させた。
「……かぁっこいい!きょーさん!…俺、きょーさんのものになるっ!そしたらもう俺は一人じゃないし、辛くもない!」と泣きっ面はどこへ、屈託のない笑顔でそう言われた。
「元々一人ちゃうかったやろうが…」と勢いに負けて謝ることを諦めて俺はクスリと笑ってしまう。
でもこれで彼が笑顔になるのなら俺は天使にも修羅にもなったるよ。そして、その日から俺らは切っても切り離せない仲になった。やがて俺はあいつの右腕になった。仲間も増えた。でも、このことは2人だけの秘密なのである。
俺は放すつもりないからな?らっだぁ。天使は、俺は強欲やからな。
最後雑でごめんなさい!
この作品は私の気分にもよりますがしばらくしたら消します!
最後まで読んでくださりありがとうございました。