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迷い込んだ先は ❷
❶の続きです!
どうぞお楽しみください〜!
??「『選ばれしもの』よ。」
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のあ「、、、あれ、、?」
元来た道を霧を掻き分けて進んでいると、銀色に光る何かが見えた。
のあ(やった、ようやく街に出た!)
安心感と安堵が広がって、いつのまにか走り出していた。
のあ(ごめん母さん、今帰るから!!)
そのまま銀色の光に飛びこ、、、ん、、?
のあ(飛び込む、、?)
銀色の光の前で急停止した。
のあ(おかしい、、光に飛び込む、、?街の光じゃ、ないってことか、、?)
銀の光をじっと見つめる。
そのままずっと銀の光と睨めっこしていると、、
のあ「け、結界、、?」
銀の光がバリアのように張り巡らされていることに気がついた。
のあ「誰がこんなことを、、」
銀の結界は、ゆらゆらとのあの前に漂っている。
のあは先を見ようとして目を凝らしたが、銀の結界は半透明で先が見えない。
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??「、、勘がいいな。普通の常人ならあのまま飛び込む者だが」
◎◎「さすが『選ばれしもの』です。相当な働きが期待できます、、。」
??「ああ、我が国を必ず救ってくれるだろう。あれほど勘が良く、俊敏な子は見たことがない」
○○「??様、失礼しますが、もうそろそろ引き寄せないと、、、まもなく昏れ時ですゆえ」
??「、、、もう昏れ時か。わかった。」
??[銀の手]
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のあ「、、、銀の結界、、、危ないな、さっきの道に戻ろう、、、」
結界から目を離し、背を向けて歩き出す。
その時だった。
シュンッ
鈴を鳴らすような音が背後の結界からしたかと思うと、、
のあを肩を銀色の何かが触れた。
のあ(!?)
そのまま銀色の何かは、ゆっくりとのあの肩ごとズルズルと後ろへ引っ張る。
のあ「や、やめ、、」
必死に抵抗するが、何かはのあの肩に密着したように剥がれない。
のあ(け、結界に引き摺り込まれる、、)
だんだん感覚がなくなってきた。
銀の何かが体を痺れさせてるみたいだ。
のあ(何か、、、掴むものを、、!)
暗い視界の中、必死に伸ばした手が何かを掴んだ。
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だが、伸ばしたものは枝でも蔓でもなかったらしく。
のあはそのまま結界へ引き摺り込まれていった。
のあ「うああああああ!?」
視界が白く光る、、!
のあを飲み込んだ結界は、満足そうに霞むと消え去った。
のあが消えたところには、靴が一足残っていた。
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のあ「う、うーーん。。。」
頭を何かで殴られた気がして、のあは目を開けた。
とたん、何が起こっているのか理解できなくなった。
のあは、飛んでいる、、!?
どこかの街並みが遥か下に見えていた。
のあ(ここは、どこ、、?)
ふと背中に視線を向けると、のあの背中に大きな白い鷹が乗っかっており、のあをどこかへ運んでいるらしかった。
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??「こちらへきたか?例の者は」
○○「ええ、順調です。今私めの白鷹に運ばせております。」
◎◎「迎えの準備をいたしましょうか。??様。」
??「そうだな。」
王国には、月が上りかけていた。
❸へ続く、、
❸も出せたらいいですね〜
のあは一体どこに連れて行かれたんでしょうか、、?
❸をお楽しみに!!