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織りなす魔法。5話
こん〜! どもHaruです☆ ファンレターありがとぉぉぉぉ 頑張って書きます!
あと謝らなきゃいけないことがあって、4話の最後ほぼ関係ないかもです..... なんか気分で書きたかったの!😭 ごめん☆ 🥺ゲーム怖い。
それで熱出ました☆ 38。 ヤバ☆ それで書き方変わりました! ごめんなさい。 心の声とかがリニューアルしたよ
ファンレター1個につき1話投稿中! あとぜひ欠けた輪っていう 小説も見てほしいな!(自信作)
あと『』は心の声です
夕陽が空を赤く染める。激しい戦いの終わり、地面には焦げ跡と倒れた木々が散らばり、風が乾いた葉を揺らしていた。リアンは手のひらに残る熱を感じながら、膝をついて火の玉を握り締め、
『……やっぱり使いすぎたか。体が痛い、熱すぎてつぶれそうだ。爆発の炎は強い。でも、次はもう使えないかもしれない…』
その背後から静かに歩み寄る足音。ドライ・グレイだった。彼の瞳は冷たく、しかしどこか優しさも滲んでいる。
「リアン、無理をしてはダメだ。君が倒れれば、このチームの火は消えてしまう。」
リアンは振り返り、少し苛立った様子で答えた。
「無理じゃない。俺はこれでみんなを守ってるんだ。お前の氷みたいに冷静にしてられたら楽だろな。」
ドライは口元を引き締め、言葉を選びながら言う。
「冷静であることは、力を正しく使うための条件だ。君の爆発的な炎は、使うたびに身体を蝕んでいる。それは仲間への負担でもある。」
リアンの目が一瞬険しく光った。
「負担だって? 俺は誰よりも前に出て戦ってるんだ。お前だって無理してるじゃないか。村を守れなかった過去を背負って。」
ドライは目を伏せて、小さく息を吐いた。
「……そうだ、過去は変えられない。だが、同じ過ちを繰り返してはいけないだろう?」
そのとき、テオが元気よく割って入った。
「まあまあ、二人とも!言い合いはやめよう。今は仲間が必要な時だろ?」
だが、リアンとドライの間にはまだ冷たい空気が漂っている。そんな二人の様子を、影の中からゼインが冷静に観察していた。彼の真っ黒な瞳は何も語らず、ただ静かに闇を操る指を動かしていた。
リアムは少し離れて、地面に落ちた小さな花を拾い上げる。
「みんな、疲れてるんだよ。心も体も。こんな時こそ、自然の力を借りて落ち着こう。」
カイは無言で拳を握りしめ、焦った表情で二人の様子を見つめていた。彼もまた、かつて仲間を失った過去が胸を締めつけていた。
リアンはふっと息を吐き、火を消す。
「……悪い。言い過ぎた。俺も、限界が近いのは分かってる。でも、みんなを守るためには、俺が前に出るしかないんだ。」
ドライはゆっくりと頷いた。
「分かっている。だが、ひとりで背負いすぎるな。僕たちはチームなんだから。」
テオは二人の間に入り、笑顔を浮かべた。
「そうさ。俺たちは仲間だ。時にはぶつかることもあるけど、信じ合わなきゃ意味がない。」
ゼインは無言のまま、冷たい視線をリアンに向けた。
その目はなにかを伝えようをしている目でもあり、心配も混じったゼインらしくない視線だった。
リアムは花を見つめながら、小さな声で言った。
「みんな、少し休もう。自然の力で、傷も心も癒せるはずだ。」
カイもようやく口を開いた。
「…俺たちは、また立ち上がらなきゃならない。失敗しても、やり直すしかないんだ。」
夕陽が沈み、闇が戦場を包み始める中、チームの絆はまだ揺らいでいる。しかし、それでも確かな「何か」が彼らを繋げているのだった。
おつはる〜!