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公開中

君に勝利を捧げよう

Yuu
試合終了のブザーが鳴る。 「かっ、た?」 息苦しいのに、心の奥はどこか清々しく、満足感が体中を満たしていた。
あれから時は経ち、私は社会人になった。 「セーンパイっ。」 「由梨。」 待ち合わせ場所の公園で、私は先輩の名を呼ぶ。 「待った?」 「いま来たところ。」 二人並んで公園を出ていく。 二人の手は固く繋がれている。 「先輩、好きで〜す!」 「何回言うの、それ。」 照れているのか、顔が赤い。 「私も、好きだよ。」 今度は私が赤くなる番だった。