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ふぁんたじーがくえん恋愛妄想ゲーム
みなち
「なんだ、これ…!?」
俺の頭の中に知らない過去?が流れてきた。
「妾の能力だ。どうだ?妾の過去は。」
妾…!?一人称と口調が変わって未菜から鬼のツノが生えてきた。そして今見せられている過去は壮絶なものだった…
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「…っ!やめて!いたいよぉ…!」
この記憶は推定3歳ごろか…?誰かに虐待されている未菜の過去が俺の頭に流れ込んできた。
「だまれ!お前はいちいちうるせぇんだよ!迷惑だし。」
この人は…服装的にメイドか?メイドがこんなことしていいのか?立派な虐待じゃないか。
また記憶が変わった。この記憶はコロコロ変わる。これは推定4,5歳ごろだろう。
「お父さん、お母さんいってらっしゃい!」
未菜は仕事に出ていく両親にそう言って送り出した。そう言えば前に聞いたことあるのだが、未菜の両親はふぁんたじーがくえんの教師だったそうだ。次の瞬間だった。
ーバタンッ!
なにかが倒れたような鈍い音だ。未菜は思わず玄関を開けた。
「…!?お父さん…?お母さん…?」
玄関を開けた奥には両親が刺殺光景が広がっていたのだ。
また記憶が変わった。次は中学生か…?1番気になっていたところだ。
「…痛い!!やめてよ!」
その記憶の中の未菜は想像を絶するほどの光景だった。
スカートは破られ、髪から墨汁をかけられ、足や腕や顔を殴って、終いには…片目をシャーペンで何度も何度も刺している。
「なんだよ…この記憶!?」
俺は思わず声が出た。それほど想像を絶するほどの記憶だったのだ。
「こ、この記憶からログアウト!」
ログアウトヲシマスカ?
▶︎はい
▷いいえ
ーおれはその光景を見たくなく、すぐにログアウトをした。
**「妾達のこと。敵にまわさないほうがいいよ」**
未菜がしゃべった。そこで俺はまた、教室に飛ばされた。
「どうしたの?」
未菜が喋った。この言葉を聞くのはもう三回目だ。なぜだ?俺は死んでないはず…
ドノ…シツモンヲシ…マスカ?
▷好きな人いるの?
▶︎兄弟いるの?
▷中学時代なにしてた?
▷…
最後の選択肢は何だったんだろうか…?
「兄弟いるの?」
俺は未菜にそう聞いた。するとみなは答えた
「兄弟?兄弟は…い、いないよ?」
なぜ兄弟がいることをはぐらかすんだろうか。そう言えばこの学校にはなぜか大人気なやつが1人いる。たしか…**天音みゆ**だったはずだ。そういえば、未菜とみゆは苗字が同じだったよな?そのみゆが兄弟ならはぐらかす意味がわからない。
「何でこんな喋り方するの?って思ってるよね…じゃ、あたし用事あるから、先帰るね」
そう言って未菜は先に帰って行った。俺もそろそろ帰ろうと思うが、誰と帰ろうか。
誰と帰りますか?
▷みな
▷みゆ
▶︎るい
▷あゆ
俺はるいを選んだ。その他の奴はそんなに仲がいいってわけじゃない。
「るい。一緒に帰らない?」
俺はるいに聞いた。続けてるいが喋った。
「い、いいよ!帰ろっか」
俺たちは色々なことを喋りながら帰った。
40日目終。
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41日目
「あ、おやご…!おはよっ」
るいが俺に挨拶をしてきた。俺も「おはよう」とかえした。次はるいを攻略するか。そう考えたのだが、俺はみゆを攻略することした。なぜかって?ちょろそうからだ。俺は2組に行って、みゆと話すことにした。
「失礼します。みゆっていますか?」
俺は2組に足を運んだ。そうするとみゆが話しかけてきた。
「あんた、おやご?だっけ。あたしになんか用?」
俺は答えた。
「うん。少し仲良くしたいなと思って。」
そう答えたあと、みゆと俺はたくさん喋った。これはチャンスなのでは?と思い告白することにした。
なぜかみゆと喋っている間はどこかから視線を感じた。
コクハクシマス…カ?
▶︎はい
▷いいえ
「おれと、付き合ってください!」
俺はみゆに告白をした。その瞬間、みゆは答えた。
「…あたし、いつか必ず会えるって信じてる人がいるの。」
いつか会える?どういうことだ。その人と別れたりしてしまったのか?まぁいい。告白は失敗に終わったということだ。
#なんだ?この急激な《《睡魔》》は…#
ーバタッ
俺はすぐ眠ってしまったのだろう。眠る直前、誰かの話し声が聞こえた。
「…みゆ、お前も妾と同じようなことをしたのか?」
この声は未菜…?どういうことだ?頭の理解が追いつかない。
「あぁ、その言い方だと、未菜もしただろ。さすが我が妹だ。」
妹?やっぱりこの2人は姉妹だったのか…その会話を聞いた途端、目の前が真っ暗だった。
「ここは…さっきと同じところか…?」
俺は呟いた。その途端、
「…俺のみゆだからね。」
そう誰かが呟いた途端、教室に戻された。
何が起こっていたんだ?今の奴は、さっきの青い髪のやつとはまた違うのか?そいつの見た目はほんの一瞬しか見えなかったが、確かに姿はみえた。
灰色の髪に…片目に包帯をしている男だった。そいつの気配的にあいつは人間だろう。青い髪のやつは気配がなかった。生霊か?そんなことはまぁいい。俺が眠る前に聞こえた未菜とみゆの会話はどういうことだったのだろうか。
「…っ」
目の前には告白する前のみゆが立っていた。俺はこのゲームの趣旨がわからない。そう言えば、このゲームが始まる前に誰かが話しかけてきたようなきがした。
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#「やぁやぁ、こんにちわんこそば。君は転校先っすね?」
俺はその時、こいつは誰だ?と少し戸惑った。
「ははっ。そう驚かなくていいだなも。じゃ、君は1-1にいれるだなもね。くれぐれも、選択を間違えないようにしてくれるとうれしいだなも。」
そういって、その人は消えて行った。そいつは校長?と名乗るやつらしい。校長くせに語尾がおかしいな。そう俺は思った。#
そういえば、未菜とみゆが告白されたあと、少し見えたときに何故かおでこの方からツノが生えていて、服装が着物?みたいなやつに変わった気がした。俺の気のせいかもしれないが確かにツノは生えていたはずだ。
《《エラーが発生しました》》10秒後に強制ログアウトをし、最初からやり直しします。
エラー?どういうことだ?
そう俺は考えていたら急に目の前がくらくらしてきてその場に倒れてしまった。
ーバタッ
--- 1日目。 ---
「じゃあ、君のことは《《1-3》》にいれるんごね。」
1-3…!?さっきのクラスが変わっている。たしか、エラーが発生して強制ログアウトされた…よう…な…
「《《その記憶》》は忘れてもらうんごね。」
校長と名乗る奴がそう言った。
その記憶とは何だ?何か俺は記憶でもあったのか?
「わすれれたんごね。じゃあ。スタートだなも。」
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「ホームルームをおわりまーす。次は英語なんで遅れないように準備をすること。」
担任の先生がそう言った。その人は美術教師?らしい。次は英語らしい。英語はこのクラスの副担任が担当だそうだ。
--- キーンコーンカーンコーン---
「今から英語を始めま〜す」
英語教師が喋った。その人は灰色の髪色に前髪の方にベージュのメッシュ?みたいなのが入っている先生だ。
「あれ、消しゴムどこいったんだろ…」
隣の席の子が喋った。どうやら消しゴムがないらしい。隣の子はあお…?という子らしい。
消しゴムを貸してあげますか?
▶︎はい
▷いいえ
「はい、消しゴム。」
おれはあおに消しゴムを貸した。続けてあおが喋った。
「え!?いいの…?ありがとう!」
その子は笑顔でこんな俺に感謝してくれた。続けてあおがしゃべった。
「消しゴム…ありがとう!!君、やさしいね。名前なんて言うの?」
優しいなんて言われたことがない。あおは心が綺麗な子なのか。
名前を入力してください。
《《おやご》》
「おやごっていうんだね!私は猫夢あおっていうんだ!仲良くしてね。」
俺とあおは仲が良くなってきた。そろそろあおを攻略対象にしたいところだが…俺は1人、気になっているこがいる。その人はたしか、きあ?って言う奴だった。まだあまり喋ったことはないが。
と言うことで微妙なとこで終わりましたが2話でございまーす!まだまだつづくよー