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第一回 始まりは突然に
時計を見ると、もう短針は12を指していた。窓からは暗闇が見え、窓ガラスにひどく疲れた俺の顔が反射している。手元を見ると、終わっていない課題がある。こんな時間までやったのに、俺の脳がおかしいのかはわからないがなかなか進まない。
ため息をつき、椅子から立ち上がる。親はもう寝ていて、家で起きているのは俺一人だった。
階段を降り、なんとなく気分転換のために外へ出かけようとする。
ドアを開けると、そこには窓から見えた通り、暗闇が広がっていた。ライトを持ってきたので足元は見える。そのまま何分か歩き、近くのコンビニへ。流石にこの時間帯だからか、人は俺以外にいなかった。アイスを手に取り、そのままレジに行く。
買い終わってコンビニの外へ。アイス、家につくまで溶けないといいななんて思いながら歩く。いくら夜だといっても8月だから熱帯夜のような暑さがする。
コンビニをでてから一分もしないうちに異変は訪れた。そう、後ろからヒタヒタと足音がするのだ。男子高校生でも刃物を持っている不審者と遭遇したらまずい。そんなことを考え、急ぎ足で角をまがると。
ガッ。
(、、、!?)
いきなり腕をつかまれ、そのまま怪しげなスプレーを顔にぶっかけられる。うう、シンプルにくさい。誘拐するにしても酷くないか。、、、段々頭が回らなくなっていく。そして視界も薄くなっていき、俺は気絶した。
(、、、うん?)
目が覚めるとそこは見たことのない、あたり一面銀色の部屋だった。床に寝そべっていたがひんやりと冷たい。さっきまで、、、いやどれくらいの時間がたったのかはわからないがいつの間に。
周りを見渡すと、かなり部屋は広く、10人ぐらいの人がいた。老若男女バラバラで中には小学生や人気の俳優、年寄りっていう感じの人もいた。ついさっきの俺みたいに寝ている人もいるし、起きている人もいる。なかには暴れてる人もいる。
(一体俺が何をしたっていうんだよ、、、。にしてもこれから何をされるんだ?)
すると部屋の中央にあるモニターに明りがふっとつく。
そしてその画面に映っているのはいかにも怪しそうな、仮面をつけた男とも女ともつかない、よくわからない不気味な人間だった。
そいつは喋る。
「今日、この場所に集まってもらった、、、いや集まらせてもらったキミ達。早々何をされるか心配しているが案ずるでない。ただ、『GAME』に参加してもらうだけだ。」
(いや名前からしてやばそうなんよ)
それを聞いた人達は口々に喋り始める。
「私っ、買い物をしていただけなのにっ。何してくれるのっ。」
「おいどうしてくれるんだよ!撮影があったのに、、、。これを逃したらどうなるか分かってるんだろうな!?」
「出して、出して、、、。お願い、金ならありますから、、、。」
「もう死にたい、、、。」
そんなカオスな状況で、怪しい人、、、主催者と呼ぼう。主催者は、裏がありそうな笑顔で話す。
「では、これにて記念すべき第一回、『GAME』を始める。」
その瞬間、部屋の照明がなくなり、部屋が暗くなった。
誤字あっても許してください