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ある星空の夜の日
陽真詩月
今夜はよく晴れた。少年は思わず顔をほころばせる。
星空の日、少年は両親に会えるのだ。
突然訪れた別れは、少年にとって耐えがたいものだった。いつもお父さんとお母さんにべったりで、まだまだ幼かった少年。両親は少年に、たくさんの愛を注いでくれていて——少年も、同じくらいに愛を返していた。
ぼくらはすごく幸せだったんだ。
あの世とこの世で別れた少年たちは、星の綺麗な夜だけ、また会うことができる。だって死んだら星になるから。
再会を果たすと、両親はいつも、涙を流し、それから何度も謝った。
——ごめんな。一緒にいられなくて
——一人で寂しくない? ごめんね、ごめんね……。
少年は明るい声で言う。
「平気だよ、心配しないで。ママとパパは悪くない。僕は毎日楽しいよ。それに、こうして会えるんだ。僕は幸せだよ」
知らない人がたくさんいる場所でも、少年は強く生きていたのだ。家族のために。これからの、光輝く未来のために。
梅雨が続いていたので、両親に会えるのは久しぶりだ。少年は、最近仲良くなったベガとアルタイルの話をしようとワクワクしていた。
少年は、今日も光り輝く。