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第一話
俺は太陽田 羽星だ。
たいようだ うせい
こんな変な名前で嫌だ
俺は好きな人、雪月 餅がいる。ゆきづき もち だ。
が、こんな名前でモテるわけもなく
好かれることもなく…
このまま俺の人生は終わるのだろうか?
せっかくなら、一度でも良いから。
1日でも良いから
好かれたい
あわよくば毎日、一生
羽星「はぁ…。ん?アイツは…。」
餅 「…///っ、嫌いでも好きでもない。そう覚えておいてくださいっ…!♡」
瀬央「…フラれた、?」
餅 「そういうことじゃなくって、!…察して!」
瀬央「…もしかしてそう言うこと?」
餅 「はいっ!そーです、」
瀬央「敬語じゃなくても良いのに」
餅 「こう言う時はそのほうがいいかな…って、」
瀬央「じゃ、俺行くから ばいー」
餅 「あっ…!」
瀬央「また休み時間〜」
羽星「(は、?|瀬央《せお》のことが好き?両想い…なのか?ふざけんなよ…|餅《アイツ》を手に入れるのは…付き合うのは…好きなのは…好かれてるのは…俺だけなのに。)」
餅 「ん?…羽星くん見てたの、?」
羽星「(言ったらめんどそう。嘘つこ)…は?なにを?」
餅 「えっ?…なら いいや!じゃあね…」
羽星「(俺、なんかしていたか…?どうせ、嫌いなだけなんだろ。)」
羽星「教室行くか。」
瀬央「メモっと。」
羽星「(…!瀬央、だ。)」
瀬央「ん?羽星じゃんw」
羽星「なぁ!」
瀬央「んー?」
羽星「ふざけんなよ、。!アイツを好きなのは俺だけで 好かれてるのも俺だけ…」
瀬央「www」
羽星「は、?!」
瀬央「あのなぁ、分かるか?ああ、わっかんねーかぁ!!wwwそうそ、おめぇダサすぎて好かれてないってことに気付いた方がいいよww親の顔見てミテェわ。そもそも羽星が馬鹿すぎてダサいし、それだけで満足だがな」
羽星「は、?ふざけんなよ!!!きえろ!!」
瀬央「そんな暴言吐く人を好きになんてなれないよ。」
羽星「…!!!」
瀬央「ああ きもいな」
羽星「(そもそも、俺は《《家族がいない》》んだ。姉、父、母。お爺ちゃん、お婆ちゃん。みんないないんだ。まだ このことは誰にも話していない…。父は、病気で死んだ。母は、父が死んだことで病んで死んでしまった。姉は突然家出した。お爺ちゃんお婆ちゃんは寿命。俺は教室にある鏡の方へと歩く。なんだか、鏡に写っている自分が憎いよう)」
瀬央「だっさwww」
餅 「つかれたーっ!」
餅 「あっ…羽星くん…あはは。用事あるんだったっていうか、…あ、じゃあね。」
羽星「は…。」
瀬央「ん?休み時間おわりか。」