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捜査3
奏「シェルター化…?計画…?」
奏「なにこれ…」
奏「と、とりあえず読んでみよう…」
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ボクは、この計画について、発案者である人に直接話を聞く事にした。
ボクの姉でもある希望ヶ峰学園長にね…
すると姉は、
『天才達を保護して、未来への希望とする事がこの計画の目的なんだよ
天災に勝てるのは天才だけ。
そして、絶望に勝てるのは希望だけ。
この計画は、私達の国にとっても、最後の希望って言っても過言じゃない…
優秀な若者達を汚れた世界から隔離し、未来への礎としないといけないの。
それこそが唯一の希望…
その為に、瑞希にも協力して欲しい』
それが…姉の言葉だった
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奏「…え?」
奏「これ…瑞希のものだよね…」
奏「な、なんでここに…?」
奏「瑞希はここに来て…学園長に会ってることになってる…?」
奏「最後のページは……」
絶望が紛れ込んでる…だからボク達が生き残った……2人の絶望がいる…!
奏「…???」
奏「よくわからない…」
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奏「あ、このロッカーも開きそう…」
奏「……なんだろうこれ…」
奏「…何かの台本みたいだけど…」
奏「あとは…教科書とかノートとか…」
奏「…あれ…?このノート…」
奏「名前のところに…『天馬司』って書いてある…!?」
奏「え、え…?なんで…?」
奏「しかも…中に何回分かの授業の内容がまとめられてる…」
奏「つまりここで授業を受けていた…?」
奏「い、いやそんなわけ…天馬さんもこの学園に来たのは初めてなんだし…」
奏「それにこのコロシアイに巻き込まれて授業どころじゃ…」
奏「じゃあ…このノートは…?」
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奏「調べれば調べるほどわからない…」
奏「ここは前の先輩たちが使ってたんじゃないの…?」
奏「それなのにどうして…瑞希と天馬さんの私物が…」
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【学園長室】
類「おや、宵崎さんも来たんだね」
奏「あ…神代さん…」
類「いいところに来たね。これを見てほしいんだ」
奏「…?」
奏「第78期生…在学生名簿…?」
類「僕たち20人と、初音ミクのプロフィールがあるよ」
類「どうやら第78期生って言うのは僕達の事みたいだね」
奏「じゃああのプロフィールも…」
類「第78期生と書いてあったね」
類「おそらく、瑞希がこのファイルから破りとったんだろう…」
類「それで…ここのファイルに初音ミクの情報が載っていたということは、初音ミクも僕達と同じく、ここの新入生だったんだよ」
類「それにしてもよっぽど急いで破いて来たんだね」
奏「それは多分…隠れて来たからじゃないかな…」
類「…見てごらん、ミクくんのプロフィールが2枚あるよ」
奏「え、?」
類「つまり、このファイルにはまだ知られてないミクくんの情報が載っているんだ」
奏「ちょ、ちょっと読んでみてもいい…!?」
類「もちろんだよ」
ミクの突然の現出…その背景には、ある存在が大きく関わってるみたい
超高校級の絶望と呼ばれる存在…
現地点では、それが個人を指しているか、組織を指しているのか不明。
だけど、ミクがその存在と繋がっているのは間違いない
何か嫌な予感がする…超高校級の絶望に関する調査を早急に進める必要がありそう…
それと、ミクの動向にも注意が必要。私の勘だけど、彼女は危険…
ミクは入学時の検診の時、その体には傷らしいものが1つもなかった。
生徒の1人である彼女を信じたいのもやまやまなんだけど…
万が一、彼女が他の生徒達にとって危険な存在となるなら…
それ対応の処置が必要になるかも
やっぱりミクは…超高校級の絶望なんだ…
じゃあさっきの手帳の絶望が2人って言うのは…
類「いろいろ考えているみたいだけど…ついでにもう1つ教えるね」
類「このファイルで注目すべき、もう1つの重要な情報を…」
類「この中に写真があっただろう?」
類「僕達78期生の中に混じっている、見覚えの無い写真…」
類「そう考えれば、この写真の人が一体何者なのか分かるはずだよ」
類「それと、その写真についての情報もこのファイルに載っていたんだ」
類「身長158センチ、42キロ…スリーサイズも載っていたよ。上から55、46、82…」
類「さて、宵崎さんはどう思う?」
奏「ど、どう思うって…?」
類「後で確かめといた方がいいよって事だよ」
類「例の死体…触ってみれば分かるかもね?」
類「任せたよ、宵崎さん」
奏「…私っていいように使われてる気が…」
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【情報処理室】
みのり「あっ!奏ちゃん!」
奏「花里さん達もここに来てたんだね」
愛莉「ええ、やっぱり気になるのよね…あそこの扉…」
雫「それで思ったの。学園内のロックが外れたならここにも入れるでしょう?」
みのり「そうそうっ!だから今、入ろうと思ってたんだ!」
穂波「というわけで宵崎さん…お願いしますっ!」
奏「え…わ、私!?」
みのり「ば、爆発するかもしれないし…ちょっと怖いな〜って…」
奏「私は爆発に巻き込まれていいの…???」
愛莉「いやそういうわけじゃないけど…頼んだわ!宵崎さん!」
奏「う…じゃあ…開けるよ…?」
カチャ…
穂波「わぁ…な、なんだか雰囲気が違いますね…」
愛莉「えぇ…SF映画に出て来そうな…」
雫「機械がたくさんあるわね…」
みのり「し、雫ちゃん!絶対何も押したらダメだよ!爆発するかもしれないしっ!」
愛莉「あんたはどんだけ爆発を恐れてるのよ…」
奏「それにしてもこの機械…なんなんだろう…」
奏「何かの操作パネル…?」
穂波「コクピットみたいですね…」
奏「…コクピット…」
奏「あ…これもしかして…」
雫「うーん…とりあえず何か押してみない?このボタンとかどうかしら?」
愛莉「え、ちょっ!雫!?」
みのり「と、とりあえずで押したら…っ!」
奏「………ん…?今何か音が…」
穂波「隣の部屋でしょうか…?」
愛莉「雫…あんたなんのボタン押したのよ…?」
雫「えっと…情報処理室っていうボタンを押したんだと思うわ!」
奏「情報処理室…?」
みのり「わ…す、すごい!部屋の名前が書かれたボタンがたくさんある…!」
穂波「日野森先輩はそれを押したんですね…」
奏「わ、私隣の部屋見てくるね…!」
愛莉「え、えぇ!気をつけて…!」
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モノクマ「………」
奏「…モ、モノクマ…?」
モノクマ「…………」
奏「何しに来たの…?」
モノクマ「ガオーー!!!ガオーーー!」
モノクマ「ガオー!食べてしまうぞー!」
奏「……………」
奏「も、もしかして花里さん…?」
モノクマ「えぇ!?ば、ばれちゃった…」
モノクマ「というかこれなんなの…?カメラ付きのラジコンかしら…」
奏「わからないで操ってるの…?」
モノクマ「こっちからだと何を操作しているのか見えないんです…」
モノクマ「あら?ここに自爆ってボタンがあるわ!」
奏「し、雫さん…!?それ絶対押したらだめだよ…!」
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みのり「か、奏ちゃん!さっきのはなんだったの…?」
奏「えっと…モノクマ、だったよ」
穂波「…?何がですか…?」
奏「今花里さんたちが操ってたのは…モノクマだったんだ」
愛莉「ええぇ!?そ、そうだったの!?」
奏「うん、そこの操作パネルはモノクマを操る為の物だと思う…」
奏「つまり、黒幕はここでモノクマを操作してたんじゃないかな…」
でも…監視する部屋は別…
瑞希の言ってたことはあってたんだ…
みのり「……………」
雫「…みのりちゃん?どうかしたの…?」
みのり「あ、え、えっとね…」
みのり「ここって黒幕が使ってた部屋なんでしょ…?」
みのり「だ、だから…どんな罠があるか分からないし…」
愛莉「た、確かにそれはそうね…」
みのり「だから…一回出ない…?」
穂波「そうだね…」
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奏「それじゃあ私はこれで__」
ガチャ…
穂波「今の音は…?」
みのり「あ、あれ…!?鍵がかかってる…!」
奏「え…?」
雫「本当ね…これだと情報処理室に入れないわ…どうしましょう…」
愛莉「で、でもなんで急に鍵が…」
モノクマ「だって情報処理室は封鎖したんだもん」
みのり「ず、ずるいよ!勝手に鍵をしめるなんて…」
モノクマ「これはね、オマエラの為でもあるんだよ…」
モノクマ「だってあの部屋を解放したままだと、ボクを動かせないでしょ?」
雫「じゃあ…今も誰かが操作しているの?」
モノクマ「そうなりますね」
愛莉「おかしいわよ…!さっき入った時は、中に人なんていなかったのに…」
モノクマ「人はいなかった…?」
モノクマ「うぷぷ…ちゃんと調べたのかしら…?」
モノクマ「怪しい扉とか調べたのかしら…?」
奏「怪しい扉…もしかして…」
奏「床の扉…!?」
モノクマ「うぷぷ、残念でしたね!ビッグチャンスを逃してしまいましたね!」
モノクマ「まぁどっちにしろ、鍵が掛かってるんで開かないんですけど!」
モノクマ「とにかく、この部屋は封鎖したので開きません」
モノクマ「なのでオマエラが責任を持って、みんなに教えてあげてくださいね!」
モノクマ「うぷぷぷ…さいならー!」
穂波「行ってしまいましたね…」
雫「それにしても…本当だったのかしら…黒幕がいただなんて…」
奏「…多分、本当だと思う」
みのり「じゃあ…私が部屋を出ようって言ったせいで…」
奏「でも扉はどっちみち開かないみたいだし…」
雫「みのりちゃんは悪くないわ…!」
みのり「うん…ごめんね、ありがとう…」
愛莉「ちょっとみのり!落ち込んでる場合じゃないわよ!残ってる時間は短いんだから!」
みのり「そ、そっか…そうだよね…!」
みのり「今私にできること…」
みのり「他のみんなにこの事を伝えてくる!」
愛莉「よし!一緒に行きましょ!」
穂波「では宵崎さん、また後で合流しましょう」
奏「うん、頑張ってね」
奏「私も捜査に戻らないと…」