蛍色　11:夢と現実の見分けなんて、わかってる

ﾊﾟﾗ 「ばいばい」　って独り言｡ 誰にでも言えない言葉　簡単なはずなのに言えない｡何故だろう たまに言える　言える時はある｡ 何故だろう｡ その時は笑えない　じゃねっても笑えない｡ 「静＿！」 「＿句！」 「し＿く！」 声は聞こえる、けどはっきり聞こえない、この前もそうだった｡ それに私は「し」から始まって「く」で終わる名前じゃない、ちゃんと私には「りつき」って言う名前がついている｡ 「し」から始まって「く」で終わる名前なんて誰が付けたか...でも、一つだけ当てはまる字がある ''静句'' 私が歌い手を始める時に付けた名前、でも好きだよ｡ 馴れ馴れしく呼ばれなければ、ね｡ だけど、私の「ヒーロー」　　「ヒーロー」はね、よく一緒に歌ってた、よく一緒にいた、よく絵を描いてた｡ 情緒不安定な時に一緒にいてくれた｡ 辛くても優しく接してくれた｡ ''それ''が私の「ヒーロー」すごいでしょ なんでもできるわけじゃないけど、救ってくれるわけじゃないけど、一緒にいたら安心できる居場所かな？ 日が上がってきた、朝だ　　夜の方が好き｡ 光景だったら。　夜型だし｡ あれ、律だ　今は家...違う、外だ。　いつ移動したかな？　けど、いいや　今は''これ''を伝えなきゃ 　　　　　　　　　　　　　　　「「大好き」」 また違う光景、ここはどこだろう暗い｡ 私、暗いところは苦手｡ 怖いもん、明るくても怖い｡ 怖がりだから。　　1人が嫌だ　　みんな一緒がいい　　ずっと｡ 「静＿！」 また聞こえる｡ しず、だから静かな　　だったら私を呼んでるのかな? リアルくらいだったらりつきってちゃんとした名前で呼んでほしいのに｡ そろそろ明るいところに行こうかな ﾊﾟﾁｯ ん、白い、明るい、ところに行けた、行けた、けど瞼を開けただけ、だけ。 どこだろう｡ ｷﾞｼｯ 「「「「「「静句！」」」」」」 6人が一斉に声を上げて口を広げた　私の返信は 「誰...？」 だった｡ 顔も知らない、声も聞いたことがない｡ 話しかけたことも話しかけられたことも 何もわからない｡ 私が知ってる友達も友達は百合と叶と律と話すと長い｡けど家族と友達は知ってる けどけど、六色の名前が思い出せない、の　　　6人、6色はざわついていた。　　　「医者！」 とか、状況が全く思い出せない、何でここにいるか｡ こんな暗い状況より もっと明るい場所、明るい状況がある、はずなのに｡ こんな、こんな、暗い、、暗い、部屋と状況はなんだ 暗い部屋で誰ってわかるはずがない｡ 見えるのは''色''、だけ｡ それでわかるのか、わからない 声だけ｡ 顔も見れない　今は声も聞こえない。　　　今の感覚は...落ちてる、泣いてる。　暗い場所にいたのはこれが原因だったのか、何故わかる　過去には戻れない。　もう駄目だ　　　居る、人が　誰、少女？ 　　　　　　　　　　　景色はアレみたいだってた　　　　確か''ヨゾラ'' 他にも律とみたい景色がある。　 一緒に見たい景色はこれじゃない少女じゃない、あなたは、、誰？ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「僕は夢｡」 え？　　　　　ﾄﾞｼｬ 　　　　　　　　　　　　　　　人生の最後は聞きたくない音で終わった ﾊﾟﾁ 次は明るい、いや暗い｡ 六色もない、どこだ、自分のベットだ。 　　夢の途中だったのかわからないけど、最後は音もわからなかった　　文字だったいや、感覚｡ もう何かもがわからない｡ 光｡ 朝なのか、今は「5時」、光があるのは早い｡ まぁいい、寝たいけど寝れない気持ちがいっぱい。　　1人は怖い、孤独感が満載、孤独はいや。　怖いのは嫌｡ 知らないのは嫌｡ イヤイヤ期、か...覚えてないな年少期のことなんて、それよりも続きが気になる　見るには早く寝た方がいいんだよね、おやすみなさい｡ 　ﾋｭｫｫ 風だ、感覚は落ちてる今度は見えるまたヨゾラ　星空　綺麗　 　　　　　　　「ねぇ」 誰？ 　　　　　　　「さっき言ったじゃんw、夢だよ」 夢？　さっき聞いたけど知らない 　　　　　　　「なんで知らないの？　鈴月は見えるでしょ？」 見える、けどごちゃごちゃしててよくわからない 　　　　　　　「そりゃそうだよ、鈴月の願望が詰まっているんだから」 と言うことは私？ 　　　　　　　「正解｡」 だったら私はそんな人じゃない！ 　　　　　　　「どんな人？　こんな感じ？」 あって..る.. ｡なんでわかるの 　　　　　　　「だって僕は君だよ？」 は？ 　　　　　　　「名前は違っても僕は君　誰よりも鈴月のこと知ってるもん」 何を言ってるの　私は君じゃない 　　　　　　　「桜｡ 君の名前だったでしょ？」 確かにそうだけど、ってより私をしゃべらせてよ！ 　　　　　　　「鈴月が勇気あれば喋れるよ」 勇気って..私を勇気ないってこと？ 　　　　　　　「そりゃそうじゃん｡ 手紙でもなんでも告れる勇気なんてないんだから」 それは別の話でしょ！ 　　　　　　　「時間切れ｡ 」 は？　　なんで、お前っ、　　 なんだその醜い姿は　　人間から、狐に変わった？ 　　　　　　　「狐じゃないよ、人間だよ」　　　ｸﾞﾜｯ 気持ち悪い....いや、こっ「来ないで！」 　　　　　　　「やればできるじゃん」 　　　　　　　　　ｺﾞｷｯ 🎨「はっ！ 　　（また変な夢見た｡ 今日は最悪だ。それに5分寝坊した、最悪｡ 　　　どうしたらいいんだろ｡