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シンセカイ案内所/wrwrd
人力聞いてたら思いついたやつです(
リクエストいっぱいきたんでちょっと嬉しくて禿げそうです。
今考えてる小説書いて投稿したら書き始めます!相棒組ですけど、今回はut先生メインかと()あとknさんの名前については、勝手に考えたものです。きにしゅるな☆
一応grさんとかtn氏も出てくる予定です。
___何か知らない足音が聞こえる。
素足て歩いてるような、柔らかい足音。ここは草むらのようなところだろうか。
「目ぇ、覚めた?」
足音の正体は金色の髪をしてて、水色のマントを羽織ってる人。
「…ここは?」
「俺の城の庭、だけど他の奴らは知らない。
俺だけの孤独な城」
「城?お前は貴族かなんかなん?」
城と言われ、僕はそう目の前の奴に聞いてみる。
「せやで。お飾りとして育てられた出来損ないの貴族や」
やはり貴族だったか。ここはどうやら僕の知らないセカイらしい。
「…"出来損ない"か。」
「なんや、お前も俺を馬鹿にするんか」
「助けてもらって、名前も知らん奴なんて馬鹿にする気もでてこんわ。」
「せやな、名前教えとらんかったわ。
俺は…本名は嫌いやからコネシマって呼んでくれや」
コネシマ、ね。異世界人感半端無いわぁ
「僕は鬱、前は鬱先生とか、大先生とか呼ばれとったで。よろしゅうな」
「よろしくな」
こうしてコネシマと生活することになった。
僕はこのセカイから出ることはできないのか?
それならばしっかり言っておこう。
おはよう、シンセカイ。
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それから、シッマに部屋をいろいろ教えてもらった。その中でも一番気になったのは、シッマの部屋に、王冠やらすごい高そうなネックレスやブレスレット、時計、ピアスや指輪がそこらじゅうに蹴飛ばされたように散らばっていた。
「…嫌いなん?」
「?なにがや?」
「王冠とか、ネックレスとか、」
「あれはなんか、親たちが他の国とうまく行ったときに俺にくれたんだ。でも最初はご褒美だと思ってたからよかった、けどただ俺をもっとここにいさせよう、元気にいさせないとって言う考えだっただけで。」
ご褒美か。僕だったらまんまと釣られてずっと居るかも。ご褒美大好きやもん
「やから俺死にたい」
「は?いやいやまてまて、まだ会って何ヶ月しか経ってない俺が言うのもなんだけど、
まだ俺は生きててほしいなぁ、って…」
「そうか。大先生は優しいなぁ」
そう言ってシッマは小さく、少し頬を赤らめながら微笑む。シッマの心はまだ満たされないのだろうか?
「そういや」とシッマが何か思いついたように話し始める。
「大先生って街に行ったことあるやろ?
俺を連れてって案内してくれへん?」
「国の王子が街に降りてええん?」
「ええやろ!」
「どうなったって知らんからな?」
「大先生と一緒ならなんだっていいよ。」
お、嬉しいこと言ってくれるやん。
「そか。じゃあ行こ〜!」
「お〜」
---
__その時、僕は知らなかった。シッマが行方不明扱いされてることを。__
『第一王子!!どこへ行かれていたのですか!!ずっと探していたのですよ!!』
シッマが、行方不明だった、?
「五月蝿い。俺の好きに生きさせろよ…」
『そうはなりません!!マリン家として、あなた様が必要なのです!コーネリアス様!』
「その名前で呼ぶな!!」
「…シッマ?」
小声でそっとシッマの名を読んでみる。
あいつは焦ったような顔をしていたが、一旦落ち着いてから話し始めた。
「先に一つ言っておくな。」
「うん」
「会えなくなるかもしれん」
そう言われた瞬間に、時間が、世界が止まったような気がした。
「それ、冗談よな…?」
「冗談やないで。」
やだ、やだ、いやだ!!!シッマがいなくなったら僕はどう生きていけばいいんだろうか?
「でも、約束してほしい。
もしも、大先生がこのまま、死ぬのならば、
2週目は絶対幸せになってこい。そして、
俺のところまで上り詰めろ。」
そんなこと言われたらさ、泣きたくなっちゃうんだよ?人間ってさ。
「来世」か。あるといいなぁ、もしもあって、行けたとしたら、シッマと普通に2人で暮らして、2人で人生を終わりたいなぁ。
「じゃあね、シッマ。また2週目で」
「おう!約束やで」
口だけじゃない、固い約束を。
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『王様、第一王子様を連れて参りました。』
『入れ。』
『失礼致します。』
俺は、大先生と別れた瞬間から、死のうとは決意していた。アイツと2周目に行くことを約束したからだ。何も考えず、感じず演りとおせばいいと思った。
『さて、コーネリアスよ。あの男は誰だ?』
「何もお答えできません」
『ならば変えよう。お前はあの者に何をされた?』
「何もお答えできません」
『コーネリアス!殺されたくなければ答えろ!
お前は、あの者とどんな約束を交わしたのだ!!』
「お答えできません。父上。」
俺がそう軽く嘲笑うような感じで言えば、そいつは顔を真っ赤にして俺を殺せと兵に命令した。
『言い残すことだけは聞いてやろう』
なんて余裕ぶっているんだろうか?
俺がいなくなったら、お飾りがいなくなるんだよ?馬鹿馬鹿しいわ。
「そうですね。では一つ。」
『なんとでも申すが良い。どうせ死ぬのだ。』
「お前らは底辺以下の屑だ。人を物として扱うことしかできない屑だ!!俺は死んで、あいつと出会ったら、お前らを殺しに来る。
宣戦布告だ。そのもう年老いて空っぽになった頭に、よく叩きつけておきな!!」
『〜〜っっ!!早くそいつを殺せっ!!!』
そう言って、マリン・コーネリアスの人生は幕を閉じた。
これからは俺、コネシマの人生だ。
--- おはよう、シンセカイ。---
一旦切ります!ファンレターあれば続き書きます!なければ自分書いてそのまんまにします!
ぐっぱいまる!