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リンクス・アマリリス
ここは死のレストラン
死んだ人たちが作者のコピー、|夢間《ゆめあいま》|鎌《かま》と交流しに来る場である。
そこには両腕のないの女性が座っていた。
皿に出された料理をじっと見つめる。
??「あのさぁ」
鎌「どうしたん?」
??「私これ食べれないんだけどどうすればいい?」
出されたのはイカスミパスタ。
普通に食べるのも難しい代物だ。
鎌「ああごめん、それじゃあ両腕を出してくれ。」
後にあった金属の箱を蹴って鎌に渡す少女。
その中には冷凍された腕が入っていた。
鎌「うん、保存状況もバッチリ。そんじゃくっつけるよ。」
ぐいっと切断面に腕を押し付けると腕はくっついた。
鎌「さあ、イカスミパスタを食べたまへ。」
??「いただきまーす」
そういうと女性は綺麗にパスタを食べ始める。
鎌「んで、リンクスさん、貴方がここに来たということは、何かしら聞きたいことがあるようですね?」
リ「そうね。用もないのにこんな天の端っこにある店まで来ないわ。」
店に静かな曲が流れる。
女性…リンクス・アマリリスは静かに問う。
リ「あの子…三楽トスダは元気?」
少し時間が止まったように店の中が静かになる。
ラジオからレッド・ツェッペリンの「天国への階段」が流れ、辺りに重苦しい感覚が広がる。
鎌「元気だよ。あの子は君の手を離れても仲間を見つけ、頑張ってる。」
リ「…そう。それは良かった。」
そして楽しい時間は終わった。
リ「またくるわ。」
鎌「じゃあね」
カランカラン
鎌「さて、次は誰をお呼びしましょうか?」