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#9
ピーンポーン
凛「ん?まだ7時だよ?」
外に見に行くと──
凛「琉河くん!?」
琉河「おはよ」
凛「なんで来たの?」
琉河「一緒に学校行ったら葵だっけ?あいつに絡まれないかなって」
凛「確かにそうかも、一緒に行く?」
なんで私こんなこと言っちゃったの!
これじゃ心臓持たないよ!
琉河「じゃあ早く支度してこいよ」
凛「うん」
ガチャ
凛「お待たせ」
琉河「いこっか」
琉河「そういえば桃香たちと一緒に行かなくていいのか?」
凛「うん。桃香たちは家反対方向だから。」
琉河「ならいいけど」
~学校~
ガラガラ
バッシャーン(葵が凛に水をかける)
サッ(琉河が凛の前に出た)
葵「あっ」
凛「琉河くん!」
凛「ごめんね。私のせいで」
琉河「凛のせいじゃねーよ」
琉河「で、葵、お前凛に何したいんだよ。」
葵「...」
キーンコーンカーンコーン
〜放課後〜
琉河「お前今日いじめられるだろ?」
凛「う、うん」
琉河「その時さ俺ついてって動画撮る。そしたら先生に言えるだろ?」
凛「そうだね。でもさ、」
凛「なんで私にだけそんなに優しくしてくれるの?」
琉河「俺さ、昔いじめられてて、いじめを見ると昔の自分を思い出して」
そういうことだったんだ。
~次の日~
葵さんは退学になった。
凛「琉河くん。ありがと」
琉河「よかったな。いじめられなくなって」
凛「うん」
凛「琉河くんって好きな人いるの?」
琉河「い、いなぃ」
あれ?なんか焦ってる
琉河「なんで?」
凛「琉河くんってモテるじゃん?だから好きな人っているのかなぁって」
琉河「お前気づいてないの?」
凛「何が?」
琉河「お前めっちゃモテてるよ?」
凛「えっ!?!?!?」
琉河「え、気づいてなかったの?」
凛「うん」
琉河「なんか男子に呼び出されてたりしない?」
凛「んっと、今日の放課後」
琉河「誰に呼び出されたの?」
凛「高貴くん」
琉河「もう行かないとじゃない?」
凛「うん。行ってくる」
高貴「僕と付き合ってください!」
凛「ごめんなさい私、れんあいしnごめんね」
なんであの言葉が言えなかったんだろう。やっぱり私
私、
琉河くんに、ずっと
恋しているんだ──