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奴隷天使#1
はじめまして!
小説書くの始めてだけど頑張ります( ̄ー ̄)bグッ!
ここはなんだろう。
目覚めたとき、とても不思議な場所にいた。何もかもが真っ白で、狭くも広くもなく、窓はあるけど外も白い―
そんな不思議な場所にいた。
「お目覚めですか?」
声をかけられ振り向くと、そこには白衣を着た男が立っていた。
「…」
答えようとすると、頭が急にずきっと痛んだ。
「…答えられませんか。まあしょうがないでしょう。ここは貴方方人間の住む世界とは違う場所なのだから―」
人間の住む世界とは別の場所?この人は何を言っているんだろう。記憶が曖昧で、何も思い出せなかった。
「…あの、つまりここは―?」
やっと口が開いた。白衣を着た男は表情を一つも変えず、すらすらと答えた。
「まぁ、別世界、ということでしょう。本当はここは人間が来る場所ではないため、先程からあなたの体調があまり良くないのも、きっと―」
きっと?少し間があった。
「…いえ、これは言わないでおきます。」
何故隠しているのかはわからないけれど、ここはとにかく元いた場所ではないとわかった。
でも、なぜ自分がここにいるのかわからない―
「そして、本題です。少々長くなりますが―」
「貴方には、『天使の奴隷』を選んでいただきます。」
もう一人、これまた同じく白衣を着た男が出てきてそう言った。
天使の奴隷?というか、奴隷を選ぶ…?
何を言っているんだろうか。
「あの、それってどういう―」
「…貴方はまだ知らなくていいことだ。奴隷天使を選ぶ、それは簡単でありつつも責任重大。そのことをしっかりと頭に入れておいてください。」
そう、圧をかけられたことで押し黙るしかなかった。
(多分、この人にはあまり反論はしないほうがいいんだろう。)
何を言っても状況は覆らないと思った為、素直に従うことにした。
「…わかりました。何をすればよいですか…?」
「わかったようで何よりです。先程説明した通り、貴方には『奴隷天使』を選んでいただきます。」
「気に病む事はありません。気に入った天使を、一匹選べばよいだけですから。」
と、返された。本当によくわからないが、この人達が言っている『奴隷天使』とやらを一匹選べばよいということだろう。匹であっているのだろうか…?
「そうですか。とにかく選べばいいんですね」
「そういうことです。では、こちらの|厳重鍵《ロックキー》を使い、1から6番までの扉を順々に開けていってください。」
そう言って手渡された鍵は、とても重かった。
《1番》と書かれた扉に鍵を差し込み回すと、かちり、と音がした。
扉を開ける。その扉は、猛獣でも閉じ込めているのかと思うほど重くて頑丈だった。
読んでいただきありがとうございました…!
引き続きがんばりますので、よろしくお願いいたします!