公開中
3.重いため息と急な提案
雪乃が早速暴走を始めます。
今回はなんと!
雪乃「…とりあえず、皆自分の部屋に戻らない?やっぱり、理解ができないから…一晩寝て、明日から頑張らない?」
音「…雪乃、ちゃん。」
皆が各々に帰っていく。
私も、雪乃ちゃんの後ろについていくように帰る。
自分の部屋は、案外広かった。
…ふと、電子生徒手帳のマップに目を向ける。
地下室に学級裁判場と書かれた部屋がある。おそらく、ルールに書いてあったものだろう。
一階には個室…今いる皆の部屋と、食堂にバイキングと書き記されたマークがある。
洗面所とシャワールームは男女別らしく、図書スペースも置いてある。
談話室には恐怖映像が永遠に流れると説明があり…入るのはやめておこうかな。
監視室のアイコンに南京錠が書いてある。入れないのだろうか。
2階には娯楽室、処置室。
アロマルームやリラクゼーション室があり、学園に相応しくはないな…と謎の視点で呟く。
購買もあり、おそらくそこで色々買えるのだろう。
ふと、観察記録室に目を向ける。…観察記録室?まぁ、いいだろう。
そこと、あと階段にも南京錠のマークがある
…何故こんなところにいるのだろう。
深く考え込みながら、明日起きたら普段通り…とか、重くため息を吐く。
現実を見たくなかった。
そして、いつのまにか体は深く布団に沈み…眠っていた。
---
きーんこーんかーんこーん
モノクマ「どうも、モノクマでーす!お知らせです。ただいま朝8時でーす!」
音「…夢じゃなかった。」
心から呟く。
こんこん、と心地よい音が扉で鳴っていることに気づく。
雪乃「…おーい…愛楽…さん…?」
曇った声で聞こえる。
急いで出ることにした。
音「あ…雪乃さん、ごめんね…」
雪乃「大丈夫だよ!朝食のために、食堂に行かない?それから、ねら様…から何かあるらしいよ。」
音「うん!ありがとう、誘ってくれて…って、なんだか隈ができてない?」
雪乃「!…あぁ、ちょっと…眠れなくてね。ごめんね、不健康かな?」
音「ううん、大丈夫だよ。気をつけてね。」
司「…8時20分。昨日は眠れたか?」
音「あ、大丈夫です!」
光「…んぐ、オトおいでアル。これうまいアル。」
音「ふへぇっ!?ご飯…あぁ、バイキング…多いなぁ…」
聖「なんであれほど入るんでしょうね…」
楓「ほんと、食べ過ぎだよねぇ…」
雪乃「あぁ、ねら様?なんで僕らを呼び出したのかな?」
ねら「うぅーん…実は、…ねらは人を信じられないんだ。」
雪乃「人を?」
ねら「うん…トラウマがあってね。で、今日パーティーでもしない?ねらは気づいたの!」
光「パーティー!?!?ご馳走!?」
楓「すぐ反応するね、」
雪乃「でも、いい案だよね。監視し合える空間…どこかいい場所はないのかな?」
モノクマ「うぷぷぷ、話は聞かせてもらったよ!」
めい「あ、モノクマ」
足立「…何をする気なの?」
モノクマ「ふふふ…みなさん知ってますか?先輩方…コホン、このダンガンロンパの作成した会社のスーパーダンガンロンパ2…あそこの旧館を今からここに持ってこようと思いまーす!」
臨斗「あは!俺っち達にメタいこと言うネ!」
豊情「ほんとほんとだよNE!」
モノクマ「では…ちちんぷいぷいぷぷいぷーい!」
雪乃「…あは、彼の言った通りだね…」
音「…何あれ、でっか!!」
秋楽「ね、ねぇ…流石にこれって…夢…だよ、ね?」
存朱「さっきまで、外に出る扉すら、隣に建物なんてなかったのに!」
モノクマ「ふふーん、ではくじ引きをしてね!ここの掃除当番をもう1人決めるから!」
雪乃「!まって、それ僕にやらせてくれない?体が鈍ってしょうがなくて。」
モノクマ「おや…雪乃さん、やはり…いや、なんでもないや。皆!各自楽しく過ごしてね!」
音「…え?」
雪乃「皆、ここの掃除は僕に任せて!皆は自由行動ね。」
【自由行動開始】