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後書き
『短編集: ルネ』の完成に際して、後書きを綴らせて頂きます。
「盲目」はオチがスルッとしたファンタジーを作ってみたかったので執筆しました。コンセプトと文の拙さが相まって読みにくい文になってます。モデルは日本です(銃が違法なので)。最初は川松通りという名前をつけていました。祭の内容も入れたかった。文中に屋台の残骸的な表現がありますが、屋台の骨組みが分解された状態で転がっていることを書こうとしてます。
「和解」はオチを多少分かりやすくできた気がします。前半パートをもっとシリアスにできる語彙力が欲しいです。タイトルは和解と若いを掛けた自己満になってます。一応モデルはヨーロッパのラテン系の地域、城壁に囲まれた街を想像してました。設定の話で本文内容とは関係ありませんが、信者は巨人と会ったその日に死んでます。
「無敵!素敵!!袖ビーム!!!」は勢いで書いてしまった作品です。本当はくだらない話シリーズ的なのに入れようと思ってましたがよく考えるとどの作品もくだらなかったので、この枠組みに入れました。舞台は島国です。建物の配置がよく、ビームはその島国内を回っています。作中の「リメンバー・ミー」はピクサーの映画です。観たことない人は観て下さい。
「ドブ色のブロンズ」はメッセージ性強めにしようとしてできた、オチが雑な小説です。後書きで補足するのは無粋ですが、道端の花を摘んで飾るのと、人から花を盗んで飾るのは結果をみれば全く同じなわけで、でも盗むと罪に問われる。それに矛盾を感じた人の話です。実は主人公は逮捕されていません。何か自由な人を書いている方が楽な感じがするからです。だからシリアスな文章が書けないんですけれども。