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顔合わせ・序
時は現代。
東西南北を拠点に4つのマフィアが裏世界を支配していた。
これは、そんな4つのマフィアたちの美しく残酷で温かで悲劇な話だ。
「みしぇる?」
「Aito?」
「真紅?」
「レオン?」
四人のボスがそれぞれの拠点で書類を読む。
そこには、一週間後に東西南北を収めている4つのマフィアが中央の国で顔合わせをするという内容がそれぞれの国の言葉で書かれていた。
「あ、Michelleですね。読み方」
「へぇー。西の方のマフィアだよね?」
「そうですね。長って話せるんですか?」
「ん?無理無理。だから、ラコ連れて行くわ」
東の国ではこんな会話が。
「Aitoじゃなくて、愛斗な。ボス」
「東の人間ってわかんないね。なんか、名前変」
「あっちからすれば俺たちもだけどな」
「もー、堅苦しいのはいいの。今回も付き添いはEliveraちゃんよろしくね⭐︎」
「いや、『よろしくね⭐︎』じゃないだが?」
西の国ではこんな会話が。
「東と北のハーフなんだ。珍しいな」
「え、ドンそんなことまでわかるんすか?」
「まぁな。北を拠点にしてるのに名前が東よりだろう?」
「あ、確かに…」
「これに気づけないなんて、まだまだだな」
「ほら、言われてますよ」
「うっせえよ。ハイターは黙ってろ。まぁ、でも改善できるよう努力します」
南の国ではこんな会話が。
「そうですね…なんとなく、怪しい感じはしますが、仕方ないですね」
「(いや、アンタが一番怪しいが)そうね。気をつけた方がいいわ」
「付き添いはお二人にしましょうか」
「主人の付き添い…あざっす」
「光栄ね」
北の国ではこんな会話が。
さて、君は知っているか?
この国は表面しか見えない。その表面すら嘘である。
顔合わせまであと13日