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7話 怪しい人
ピーンポーン
「はーい」
みほはいつも通り宅急便か水道代と電気代の請求などかと思って、玄関を開けた。
ガチャ
「っ誰ですか?」
そしたら目の前には黒い服で身を隠している背の高い怪しい人が立っていた。そして急に言った。
「この世界は今狂っている。」
「は?」
そんなの知ってるずっと前からおかしいかったから。
「今お前は前よりもずっといい思いをしているだろう。」
みほはとても怪しいと思った。それと、そんなことを言わないで欲しいと思った。
だが世界が狂っている。それには少し興味が、、、
だから話を聞くことにしたのだ。
「そうね。でもずっと仲良かった友達に裏切られた気がしてしょうがないわ」
「じゃあもどせ」
みほは正直なことを言った。そしたら会話を一瞬で返された。
(やり方なんて知らないもん)
「教えてやる。」
「は?今…」
「俺は魔術師だ。大体のことはできる。」
「じゃああなたがこの世界を戻せばいいじゃない」
みほはなるべくポーカーフェイスを崩さないように言った。
「今この世界はお前中心で回っている。」
「だから?」
「中心からじゃないと直せない。」
「あっそ。」
だったらなんだということのようにみほはいった。
「…」
パサっ
「あっちょっとまちな…」
手に何か変な感触があり確認すると紙を握っていた。
とゆうことがあった。
まだ未だに美穂はためらっていたのだ。
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B「チッあいつ、元の世界の戻りたいって言ってたから戻り方教えてやったのに、なぜためさねぇんだ。」
A「そうね、でもあなたがこんなだから、世界に見捨てられたんじゃないの?」
B「クソが、そうかもな!でも今は一刻も争うんだぞ?ほらみろ、お前も俺ももう消えかけてるじゃねぇか!このままだとあと三日足らずで消えちまうぞ?」
A「そもそも私たちは、幽霊なんだからいいじゃない、成仏するだけよ。」
B「じょ、成仏ったって、記憶を、、記憶をなくしてもう一度地上に降り立つってことだぞ?お前はそれでもいいのかよ!!」
A「いやよ、それでも今の私たちにできることはもうやったの、私たちの出番は終わり、あなたはどんな状況でも、何年経っても変わらないのね?」
B「いや、、、だけど、、、」
A「まだ口答えするつもり?元々普通の人たちはみんな記憶を無くして地上に帰るのよ?」
B「そんなのわかってる。わかってるけど、最初の契約と違いじゃないか。。俺たちの締めを果たせねぇだろ!」