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文スト 太宰さん
夢小説です
嫌い、どうして?私が悪いのはわかってる、でも、でもね、頑張ったの、どうして?なんで?泣きたい、叫びたい、でも、でも、誰にも、誰にも気づいてもらえない、苦しくても、寂しくても、他の人のこと気づいているのに、私のことは、私のことは気づいてもらえない、なんで?泣いていいの?なんで?泣きたい、けど、けど、泣くのは自分じゃないの、どうして?やだ、やだ、やだ、あぁ、まただ。
誰も気づいてくれない。
もう、楽になりたいな。
消えたい。
疲れちゃった。
「ばいばい、人生」
*バシャッ*
**「待ってくれ!」**
---
ピッ、ピッ
規則正しい音が聞こえる。
いつもと違って少し硬いベッド。
聞こえる誰かの声
…………泣いてる?
目を開けてみる。
いつもと違う清潔感に溢れた真っ白な天井が目に入った。
横に誰かがいる気配がする。
顔を動かして見てみる。
「ぇ……あ、#下の名前#っ、何故、何故橋から飛び降りたのかい!?」
吃驚した。
太宰さんが泣いていた。
だっていつも私をそこに無い物として無視し、話しかける時には仕事を私に渡す時、悪口と云うか、嫌味というか、兎に角私のことが嫌いな筈だ。
なのに何故、太宰さんは泣いているのだろう?いつもなら「目障りなものがいなくなって精々したよ。」なんて言う筈なのに。
「聞いているかい?#下の名前#?」
「え?」
驚きすぎて何も聞いていなかった。
「#下の名前#は橋から飛び降りたんだよ?」
え?飛び降り…?
「あ……そっか」
自然と口から出ていた。
最初の方は認めてもらおうと本気で努力していた。なのに私への当たりはどんどん強くなる一方で……
在る日、泣いた。
多分ストレス?心労?が溜まっていたんだと思う。
泣くことは良かった。昔から良くあったから。
でも、太宰さんの前で泣いてしまった。
そこからが地獄だった。
それまでは、無視、仕事を増やす、この程度で、まだ自分を誤魔化して我慢できていた。
でも、あの日からいつものに加えて嫌味を云ってくる様になった。
例えば
「本当に#下の名前#は何も出来ないよね。そこらの犬にも劣るのじゃないかい?」
「こんなこともできないのかい?吃驚したよ。本当に何の為に生まれてきたのかい?」
「まただ、また私の邪魔をする。本当に早く辞めてくれないかい?」
いろいろな言葉があった。
でも1番傷ついたのは
「#下の名前#は何の為に生まれてきたのかい?#下の名前#を必要とする人なんて居ないだろう?」
こんな言葉だった。
息ができなくなった。
だって私を必要としてくれた人なんて居なかったから。
否、居た。
孤児院の院長だ。
院長はいつも汚れていた私を見て蹴って、殴って、ストレスを発散していた。
院長は私に云った。
「お前は殴られる事でしか価値がないんだ。お前が役立てるのは精々この程度だな。」
笑いながら蹴られた。
あーあ、私はこれでしか役立てないんだ。と知った。
でも私は思って居た。
これが私の価値、だから痛みは特別なモノなんだって思っていた。
でもある日抱きしめてくれた人がいた。
「幸せになるために君は生まれてきたんだよ。」
胸の辺りが温かくなった。
ああ、これが生きる価値、幸せなのか……
初めて知った。
嬉しかった。
だからそれから頑張った。
「いつも努力できてて#下の名前#はすごいよ。」
頑張ったら褒めてくれる。
頑張れなくても
「大丈夫、落ち着いて、時にはそういう時もあるから#下の名前#は十分頑張れてるよ。」
って励ましてくれた。
真っ暗だった私の世界にあの人は光をくれた。
暖かかった。
胸の痛みも癒やされた気がした。
あたたかくて心地よかった。
でも、いつの日か消えてしまった。
大切なものほどどんどん消えていく。
大切なものを乗せた手の隙間からどんどん溢れていく。
落ちたものを追いかけて手を伸ばすとまた、何かが落ちる。
結果、我慢すれば一つで済んだ筈なのに幾つも失ってしまった。
大切なもの一つ失った。
一つを失うと、全部が離れていく。
あの人の顔も……
あの人の声も……
あの人の手の形も……
温もりも……
全部、全部離れていく
忘れていく
唯一残ったのは、あの人が拾った「私」だけ
嗚呼、なんて残酷なことなんだろう
私が生きている
誰か、助けて
「……………ん!!、#下の名前#……!?#下の名前#ちゃん!?」
あれ、声がする?
ちゅーとはんぱだけど、書いて欲しいって人いたら教えて!書くから!