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6th
(Iさん視点)
--- おや、話すようですね。 ---
I 「事の始まりは俺の親父だったんや。」
I 「ああ。親父は昔っから変なところにばっかり行って、変なもんばっか持ち込んできた。簡単に言えば、薬にハマってたってわけ。」
I 「ま、それで、親父は「研究所」で働いてたんや。」
H 「研究所?何の?」
I 「そう思うよな。俺もずっと知らんかってん。けど、それを知る日が来たんや。」
I「俺が...12、いや、13だったか。まぁそれくらいや。そん時にな、親父、捕まってん。」
H 「え?」
I 「ほら、さっき薬にハマってた言うたやろ?で、研究所の人が家に来て、まぁ、いろいろあったんよ。」
H 「いろいろ、って?」
I 「まぁ、あんま関係ないからとばすわ。そこでソイツ、ホンマいろんなこと喋ってくれてよぉ。親父が不倫してたとか、薬物の研究しとったとかな?で、その薬を俺はもらったわけ。」
H 「違法じゃない?大丈夫?」
I 「大丈夫ちゃうやろ。ま、今はもう、持っとらへんから平気や。」
I 「この話が何に関係あるんかって話やけど、気にせんでいいからな。きっと、いつかわかる。」
I 「そんで、ここからが本番や。俺は大人になって、興味本位で歌い手を初めた。したらないこに会って、いれいすに入った。」
それから俺はほとけにこんなことを話した。
結成してから1年と半年くらい経った頃、メンバー内でトラブルがあった。
ほとけは知らんやろ?まぁ、詳しく話すよ。
すんごいトラブルやったんや。
初めは方向性の違いから、喧嘩が増えたくらいだったんやけど、しばらくすると家飛び出して連絡がつかなくなる奴も居た。
これは駄目だ。って思ったんやけど、もうそん時はないことさえも口を聞かなくなってた。
そう、そん時俺達は**《《6人》》**やったんや。