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歳際
12/31。今日は年越しですね。
みんなは笑い合って、一年を振り返り、明日からのことを思う。素敵な日です。
そんな日に、貴方は私の前からいなくなった。「さようなら」を言う暇もなく、いつの間にか。
周りを見れば、笑顔が溢れていれる。私とは大違い。
悲しいことに、明日があるのかも、分からない。
この世で生きていくには、私は些か未熟だっ
た。荒波に飲まれ、揉まれ、いずれ朽ちて消えてゆく。
未来を見据えることなく、過去に縛られ続けた馬鹿なニンゲン。
それが私なのかもしれない。
僕の人生は、僕自身でめちゃくちゃになった。
俺の過去の過ちのせいで。
何回繰り返しただろう、何回泣いただろう。
でも、時は遡ることも止まることもなかった。
長ったらしい話はここまでにして、私も貴方に会いに行きます。良いお年を。
いつまでも、貴方を憶っていました。
素敵な日に大切な人をなくした悲しい誰かのお話。遺書なのかもしれないし、日記かもしれないし。残念ながらこれは短編。この人にとっては大きな分かれ道でも、私たちにとっては短すぎた。報われないですね。