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第二話 どうでもいいけどマカロン食べたい
前回のあらすじ
なんか穴に落とされた。以上!((
ということで、(何が?)
路地裏です。
暗い。
すーごい暗い。
みて!暗i((
「此処…何処でしょうか…」
「ほんとにね」
「言葉足らず」
「説明不足」
「舌足らずだね」
いや全部おんなじ意味…逆になんでそんなに同義語知ってるの。凄いね?
「…で、何するんですか。今から」
「お金はもらったけど」
「幾ら?」
「十万」
「えーと、、多い…の?」
純粋だね。桜月ちゃん。めちゃ少ないと思うけど?
「少な」
「それって必要経費だよね?依頼料じゃなくて。」
「さすがに依頼料じゃないでしょ。危険性と割に合わない」
「ですよね。」
じゃないかな。多分。
「必要経費って何に使うんですか?」
「…交渉とか?」
「少ないでしょ」
「あのさ、思ったこと言っていいかな。」
「何?」
「とりあえず、路地裏から出ない?」
紫露ちゃんの言葉に全員押し黙る。
路地裏の暗さも相まって余計に空気が重くなった気がする。
「そう…しますか」
「そうしよう」
…眩し。目がぁ…
「あ、此処クレープ屋さんのとこ…!」
「あ、あの川が近いところね」
「第一声其れ?普はともかく」
「覚え方独特だね…あ、此処前来たかわいいぬいぐるみ売ってたところの近くだ」
「ルイスさんも大概では?」
「クレープ食べたいなぁ…」
「食べる?お金はあるし」
「え、良いんですかっ✨」
「お金使う処そこ?」
いいんじゃない?いっぱいあるし。
散財しましょう。人の金は散財したもの勝ちです。
「何に使えとか言われてないわ」
「無駄遣いするなとも言われてないからね」
「何にします?」
そう紫露ちゃんが聞くと口々にみんなが注文した。
「私苺で!」
「僕はチョコにしようかな」
「私メロン」
「私バニラと抹茶のダブルカップ食べたい」
え、アイスあるんだ。
「じゃあ私バニラとチョコで」
「苺とチョコとメロンのクレープ一つずつとバニラと抹茶のダブルカップとバニラとチョコのダブルカップと檸檬とオレンジのダブルカップ下さい」
「…凄い長文だ」
「迷惑な奴ね」
「私に言わせておいて何なんですか。」
「クレープおいしぃ…(*´ч`*)ŧ‹"ŧ‹"」
「|檸檬氷菓《レモンアイス》おいしい…」
「クレープおいしい…」
「人の金で食べるアイスおいしい…」
あ、ひみのさんと被った。
…クズだなぁこの人(自分のことを棚に上げる人間)
「いや最低だね」
「だって、ねぇ…」
共感を求めないでください。
まぁ…
「自分で買うよりは人の金で食べたほうがおいしくないですか?」
「と、取り敢えずアイスがおいしいってことで…」
「人の金って散財したもん勝ちだよね」
「ルイスさんっ!!?」
…人の金で食うもんは何でもうまいんだよ。桜月ちゃん。
「ところでこれからどうするの?探偵社にでも行って『別世界からこの世界を救いに来ました』とでもいう積り?」
「確実に軍警か精神病院行きになるヤツね」
「精神病院は行きたくないね」
いや、軍警も困るでしょ。どちらかというとそっちの方が困ると思うんだけど。
「取り敢えず」
「取り敢えず?」
「取り敢えずヨコハマ散策しよう、ノープランで」
「…状況の把握?」
「という名目の観光」
「ですよね。」
「ということで、したいことある人挙手!」
ルイスさんがやりたいことを募った。
大丈夫かな。嫌な予感しかしない。
「はい!」
「どうぞ」
「自殺したい!」
「ひみねぇっ!?」
「自殺以外でよろしく」
「じゃあはい」
手を挙げると桜月ちゃんが「どうぞ!」と指してくれる。
「寝ていい?私落とされる前多分寝てたんだよ。眠い。」
そう!
私は落とされる前寝てた!久しぶりに体動かす任務でね…いやー銃使ったの久しぶりだよー。寝落ちちゃったもん。
「それ」
「協調性は何処へ」
かわいそうに紫露ちゃん。
多分これからしばらくこうだよ。
「個性が強すぎるからよ」
「自分がやらなくても他の誰かが何とかしてくれると思ってるからだよ」
「自覚はあるんだ」
「それあんたが言うポジションじゃないけど」
「じゃあはい」
「どうぞ」
「遊びたいです!」
…純粋だぁ
「その内容を今考えてるんだよ。桜月」
「Σ(゚□゚;)え、じゃあひみねぇにとって自殺は遊び…?」
「違う」
「もうあれじゃない?探偵社まで歩きながら面白そうな所見つけたら入って適当な依頼して様子を探る」
「さすがマフィアね…」
さすが準幹部だね、と取り敢えずひみのさんに便乗しておく。
「さすがです…」
「凄いね」
「すごーい」
おい最後。棒読み。
「貴方達確実に私より立場上だよね。同じ世界だったら」
全員顔を見合わせる。
「まぁ…ね…?」
「傷つく…」
「そんながっかりするなって」
トラちゃん、かわいい名前じゃんか。
「とらちゃん」
「まだまだ人生、先は長いのよw」
煽りの達人ひみのさん。
「褒められてるようで貶されている」
「準幹部ってすごいですよ??!」
「いや幹部のほうがすごいでしょ」
その通り。桜月ちゃん撃沈。
「えっと、その…うん、生き急ぐのは良くないよ?」
「いうことなくなったの?」
語彙力無くなって敦君になったルイスさん。
「んー…幹部一人殺る?」
「物騒…」
やる気なさげな物騒人、アヤカさん。
「あ、ウサギのぬいぐるみ…可愛ぃ……」
「ねぇもう慰める気ないよね。いいけど」
「あのぬいぐるみ欲しい°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°」
…うさちゃん、か。
「うさちゃwww」
ひみのさんにウケました。今回の成果。以上。
「クレーンゲームか。あ、あれとれると思う」
「いやこっちでしょ」
「こっちの小さいやつでバッとやるのは?」
「……(´・-・。)」
紫露ちゃんがシュンとしてますね。
んー…そうだ。
「なんか…」
「ん?」
「不思議、…ですね初めてあった人もいるのに、こんなに楽しいのって」
「…そうだね」
「ルイスさん桜月ちゃん。ん、あげる」
「、え?」
「かわいい°˖☆」
「かわいい°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°」
「ん"桜月かわいい……にしてもうまく6個きっかりとれたものね」
「ちょうどいいからみんなで分ければ、って二人が」
頑張って計算したんですよ!
丁度六個とれる場所。
…あ、あっちの『き〇この山』のやつ遣りたいなぁ。
「『きのこ〇山』…」
おや。もしや紫露ちゃん敵…?
「あら、きのこ派?いえーい普同士―」
わー!ひみのさぁーん!すっごい嬉しくないでーす!
「僕もきのこ」
「私はたけのこです…」
あら桜月ちゃん敵。
「私切り株かな」
「うわ出た太宰タイプ」
「太宰さん切り株派なんですか?」
「ほんとは違うけど場をかき乱そうとするタイプってこと」
「え、私ほんとに切り株派だよ?」
「えΣ(゚д゚lll)」
「嘘だけど」
「えΣ(゚д゚lll)」
アヤカさんに翻弄される桜月ちゃん。面白い。
「とりま戦争?」
桜月ちゃんと紫露ちゃんと。
「あ、トッポある」
え、まじすかルイスさん。
「え、ポッキーがいい」
おや、悉く趣味が合わないね…紫露ちゃん…
その時突然足場がなくなる。
「きゃ、っ奇獣、ペガサス!」
「えっ…異能力浮雲 金斗雲」
「ちょっとアリス──って、無理なんだった…」
「あ、まぁいっか、分身だし…」
「じゅーりょくそーさ」
便利ですね。一応異能出してない他の人にもかけてあげましょう。私優しいので。
「え、ずる」
しばらくして地面にぶつかる。目の前には|黒衣の男《クロ》。いらいらした様子がフードをかぶっていても伝わってくる。
何かわかんないけどごめんね?
しかしメンバーは気にも留めず。まぁそういう人なので。
簡単に言えば|天然煽り人《天然アオリスト》
「本日二度目の落とし穴。いや、三度目かな?」
「もうーさいあくぅー髪型崩れたぁー」
「そういうの気にするタイプだったんですね」
「え、私を何だと思ってるの」
「第二のお姉ちゃんっ!あ、ちなみに第一は勿論鏡花!第三は紅葉姉さん…」
「桜月ぃぃぃぃ…桜月だけが癒やしだよ…(小声)みんな私の扱い酷いしさぁ?」
「あははwいちゃつかないでもらえます―?(圧)」
「え、これっていちゃいちゃだったんですか?」
「え?おばあちゃんだから桜月の言葉しか聞こえなーい」
そろそろぶん殴りますよー筆頭。
「僕、おじいちゃんになっちゃうじゃん」
「いや其の通りじゃん。飲み行きましょ」
「いやお前等何してるんだ」
「見ての通り?」
「観光?」
「てかいまきのこvsたけのこ戦争してたんですけど」
今おもいだした。
「いや」
「してたのに」
「暴力の行使のない平和な戦争」
「良いよね、平和」
「重いですよ…説得方法が……」
「お前等な…もういいか」
「そこ諦めるんだ」普「諦めたら試合終了ですよ」
「|試合《人生》終了よ」
「重くないですか?」
「ふふ、自分がやりたいことをぜーんぶ我慢してたら面白くないじゃない」
…性格の悪さが…
「何か言ったかしら?」
「なんのことです?」
「ていうか穴に落とすのやめてくれる?まぁまぁ怖い」
「……、無効化しますよ」
「さーんせー!」
ほんとひみのさん性格悪ーい。私冗談のつもりなのに本気でやろうとするなんて―(棒)
「それは本気でやめろ」
「あ、嫌なんだ」
「計画が崩れるからとか…理由なんて、そこら辺だろう?」
「…まぁ、それでいい」
急に静かになり緊張感が強くなる。その時ルイスさんが口を開いた。
「で、なんで態々異能で?ただ単に僕たちが遊んでたから、って訳じゃないでしょ」
はい、俺が元を描きました。
ね、これわかりやすいよね。
俺がやるとネタ系になります。
100パーセントネタに振ります。