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有 難 迷 惑
____ なんで 急に " 活動辞める " なんて 言い出した のか 、 教えて もらえ ますか ?
「 ッ … 、 ぇ っ と … 、 」
俺 は また 言葉 に 詰まり 、 目 を 逸らす 。
しばし の 間 、 沈黙 の 時間 が 流れる 。
そんな 気まずい 雰囲気 を 壊した のは 、
vau 「 … at 、 こ っ ち 来い 」
__ それまで ず っ と 様子 を 眺めていた vau だ っ た 。
「 … え 、 ? 」
vau 「 いいから 」
vau に 手 を 引かれ 、
なすがまま に 会議室 の 外 へと 出ていく 。
vau 「 ほら 、 ここなら 俺等 しか いない し 、
言 っ てみ ? 」
「 ... ! 」
vau 「 あんな 大人数 の 前 で なんて 、
緊張 すん のも 当たり前 でしょ 。 」
こいつ 、 ほんと 察し が いいんだよな … 。
「 あり 、 がと 」
vau 「 あは 、 ( 笑
いえいえ ~ … それで ? 」
「 ぁ … 、 え っ 、 と だな … 」
( っ て 、 あぶね 、 )
話す ところ だ っ た 。
いくら 2人きり に な っ た とは いえ 、
vau に 言える こと なんて 何 一つ 無い のだ 。
「 … ごめん 、 」
vau 「 ぁ 、 おい っ 」
そう 気づいた 俺 は 、
その場 から 、 走 っ て 逃げ出して しま っ た 。
~ vau side ~
2人きり に なれば 話してくれる かも という 期待 を 胸に 、
at を 会議室 から 連れ出した わけ だが 、
____ どうやら 逆効果 だ っ た らしい 。
一瞬 、 口 を 開いた ものの 、
何か に 気づいた 様子 の 彼 は
すぐ に この場 から 逃げ出して しま っ た 。
突然 、 全力疾走 するもの だから 、
俺 は 彼 に 追いつけ なくて 、
あ っ という 間 に 姿 が 見え なくな っ て しまう 。
「 … 戦犯かも 、 」
完全 に やらかした 。
そんなことを 思い ながら 、
俺 は 重い足取り で 会議室 へと 戻 っ た 。
___ がちゃ
ドア を 開ける と 、
みんな が 驚いた 様子 で 俺 の 方 に バタバタ と 駆け寄 っ て くる 。
紫 「 vau くん … ? 」
桃 「 … おい 、 at は ? 」
状況 を 察して 、
でも それを 認めたくない のか 、
この世 の 終わり みたい な 表情 が 浮かんで いる 。
「 っ ごめん 、
桃ちゃん 、 みんな … 。 」
赫 「 もしかして 、
あ っ ちゃん 、 何処か に 行 っ ちゃ っ た の 、 ? 」
俺 が 頷く と 、
みんな の 顔 が さ ー っ と 青く な っ たような 気 が した 。
橙 「 ど 、 どうすんねん ? 」
橙くん が 困惑した よう に 言うと 、
騎士メンバー が
sum 「 そんなん 、 探すしかないだろ っ ? 」
mht 「 よ ~ し ッ !
探す ぞ ~ ぉ ッ !! 」
っ て いつも の ノリ で 口々 に 言い 始めた 。
俺 も そんな 感じ で 笑い あいたか っ た けど
今回 は 俺 が やらかした から そう は いかない 。
なんて 、 俺らしくないことを考えていると 、
trt 「 vauくん 、 気 に しすぎ だめだよ ? 」
「 … え 、 」
syn 「 大丈夫 、
ばぅちゃん の せい じゃね ー よ 」
「 っ 、 ! 」
__ ありがとう 、
その時 俺 は 、 ようやく いつも通り に 笑えた 気 が したんだ 。