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俺とお前はコートなら
すいかとめろん
あの日俺はあいつの背中を見ていた。
同い年のはずなのに、決勝の舞台に立っていた。
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なぜか、腐れ縁の卓球部の先輩に連絡をしていた。
「次の大会行ったんでしょ?」
卓球なんて簡単そうだし。当たり前に勝てるんだろ。
すぐに返事が返ってきた。
『うん。そっちは?』
予測できていた返信だ。
…そのはずだ。
「負けた。まあこれはペアが悪いわ笑」
そうだ。#いけめん#だって二つ上の先輩と組んでたし。
「まあ大丈夫!来年からは#いけめん#とペアだし」
俺たちの学年はやる気のないやつばっかりで、練習に全部参加してるのは俺と#いけめん#だけだった。
やけに、返事が来ない間が長かった気がした。
『人のせいにしてると痛い目みるよ笑?』
『たしかに#いけめん#くんはお前と組んでも勝てる気がするわ』
…。「まあがんばれよ」
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つまんねーなー。
保健室の窓からうざったらしいくらい眩しい太陽が顔をのぞかせている。
保健の先生も、俺には逆らってこない。体調が悪い奴が来ても、それは変わらない。そんなことを噂されてるのか知らないけど、別になんでもよかった。
「ねぇ、#くず?#くんはなにか好きなものある?」
一応、生徒としての対応はしてくれるみたいだ。
「テニス。」
休日も、平日も。人間関係もなにもかも、テニスにしか、俺にはなかった。
すると、体育の先生を呼んできて、「テニスをしてきなさい」ということだった。
保健室から追い出したかったのだろう。それならいっそ、1人でやらせてくれとも思ったが、大人にも大人の事情があるだろう。と許してやった。
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部活の時間が来た。#いけめん#たちがコートに集まってくる。
「おい!はやくやろーぜ!」
#いけめん#に向けた言葉だった。だが、じゅんきの声は返ってこなかった。
「運動前はストレッチが大事なんだよ!」
そう言ったのは#いけめん#ではなかった。大会で組んでいた奴だ。
くそ。俺よりも弱いくせに。
#いけめん#の表情は変わらなかった。
ようやく練習に移れるようで、さりげなく#いけめん#の横に並んだ。
#いけめん#の番がきた。また、あいつの背中を見ていた。
構えの大胆さ。誰よりも回る肩。なにより、全身から溢れ出す、力強い何かを感じていた。
こいつは、いつから、どれだけ練習してきたんだろうか。
こいつが真面目に勉強をしている間に好き勝手練習していた自分が…、なんて思わねぇけど。
だって、追いつかなきゃいけないし。
私得でしかない。これからを待ってもらえると幸いです🫶初めてなので、おかしなところがあったらぜひ教えて欲しいです。