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推しは世界中を巻き込んだ____。 0.プロローグ
別シリーズ終わって無いのに新シリーズ始めちゃってすみません。
みんなは、「推しがこの世界から跡形もなく消え去ってしまったら」、と考えたことはある?
集めていたはずのグッズも無くなって、あれだけ出てきた関連動画も出て来ない。
毎日のようにどこかしらで見かけた名前も見当たらない。
予測変換さえも推しのことを忘れている。
人までも。友達も、親も、誰も彼もが知っていたはずの推しを知らない。
それも、何年も経ってしまって忘れ去られてしまったのではなくて、たった1日で。
まぁ、そんなことある訳無いよね。
私も無いと思う。無いと信じてる。
でも、考えては泣いている。
私はいつから騙されていたのだろう。
--- これは本当のような嘘で創られた物語。 ---
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この世のほぼ全員は、全て嘘だと知っていた。
もちろん自分も知っていた。
ただただ自分も嘘を吐いていればよかったのに、この気持ちは本当になってしまった。
気持ちを捨てる方法なんて知らない。
いっそのこと、何も知らなければよかった。
本当なんて知らないまま居たかった。
けど、君はもう居ない。そんな「本当」だけが残り続けている。
どこにいるか分からない君を、ただ追いかけている。
好きにならなきゃよかった。この1つの想いすら本当なのか分からない。
彩りの無くなった自分の部屋に溜息が響く。
--- これは嘘を本当で塗り潰された物語。 ---