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苦悩創造症候群
ってか、ベノムに影響されすぎで草
ベノムのキャラクター可愛いすぎワロタ
「はあ、」
月光が射す、きれいな夜。
アタシ、月夜 愛良は家の中で月を眺めているーのではなく、
お店が並ぶ夜の街を歩いている。
いわゆる(?)帰宅拒否少女。
アタシは、人の波に逆らいながら進んでいく。
この時間帯は会社か、なんかが終わって外食してから帰る人が駅に入る時間帯だからなあ。
そんなことを考えながらボーっと24時間営業ショッピングモール【スノードロップ】に入る。
ここは、可愛い女子中学生か、女子高生がみんな来る、めっちゃくちゃ可愛いお店★
もう最強っしょ!💕
特にアタシみたいな帰宅拒否少女の子が夜、よく集まったりする。
ここ、女子学生は絶対にSNSで一回は目にするようなショッピングモールで!
SNS女子学生が毎日来るような最強な場所!
可愛すぎホテル(激安)とか、激可愛コスメとか、ガーリー、カジュアルとかの、いろんな服とか!
バズってるスイーツ店とか、なんかすごい可愛いの集まり❤(語彙力を失った者)
「それにしても今日、何買おー❤」
と思っていると。
「あのっ!」
「え?あ、はい!」
私は見たこともない少女に話しかけられた。
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私、朝余 愛菜には首もとにハートがある。
黒で大きさはネイルシールよりちょっと小さいぐらい。
そのハートは、剝がれるとか、そういうのじゃなくて、普通に真面目に取れないやつ。
そして今日。
私は普通に家に帰りたくなかったから、今日、夜、外ですごそーかなって思って、
【スノードロップ】でぶらぶらしてたら、首元にハートがある少女を発見した。
「あのっ!」
私は気づいたら話しかけてしまった。
「え?あ、はい!」
ああああああああごめんねええええ、そうなるよね(泣き
「あ、えーっと、その。そのハート、私と同じだったから。繋がりたいなと思って。」
「!」
今の状況を把握した少女はスマホを取り出した。
「あ、よろしく!」
そう言われ、私も言う
「よろしくお願いします。」
「タメで良かった?」
「ダイジョブです。あ、こっちもいいですか?」
「全然おk。ってか、一緒にお店まわらない?」
「いいね!」
と、歩きながら自己紹介を済ませながらスノードロップを歩き回る。
「年齢はーってか、あそこのアサイーボウル美味しそ!いく?」
「いこ!」
「あーえーっと、ヨーグルトアサイーを2つ」
「かしこまりました。席でお待ちください」
「「はーい!」」
私たちは席に座ってアサイーを待ちながら、お喋りする。
「あ、あのさ。その、ラフェのことなんだけど。」
「ラフェ?」
「あー、この首元のハートのこと。」
「あーね?」
「そう、それでラフェのことどれくらい知ってる?」
「…ラフェが出来てから、記憶飛んだり、体温が信じられないほどに上がって来たりすることがある。ってことくらい。」
「おk。ありがとう。こっちとしては記憶が飛ぶ。体温がめちゃくちゃ低くなる。って症状かな。
それと、ラフェの色がかわった時にその症状が出るってことは知ってる。
あと、悩みが悪化すると症状もあっかあすること。そして、ちょうど誕生日の日ぐらいから
その症状が出始めた。12歳の誕生日から。」
「あ!私も12の誕生日ぐらいからだ。」
「おお!進展。そうそう、これ、うちのネッ友内でこの症状の話が広まってて、
ネッ友も1人なってる子がいるの、」
「みんななってるんだ。あ、ごめん話続けて。」
「分かった。それでね。この症状のことをー
苦悩創造症候群って呼んでるの。」
「うーん。」
「?」
「ネーミングセンスがなんか、まあまあ普通だなって。」
「まあまあ普通ならよくない?」
「まあ、たしかし。」
そうやってしゃべっていると、
「ヨーグルトアサイーボウルのお客様。」
「「はい」」
アサイーボウルがきた。
「…おいしいっ!」
「ほんと?映え神だし味も神とかもうありえんっしょ!」
愛良はパシャパシャと写真をとっているみたいだ。
「あーもう明後日から中2年が始まるの苦痛!」
「分かる!新しい学校でうまく行けるかあ」
「いけるって!」
と、励ましてもらった。
あー学校嫌だなあ。